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season-03

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅に寄せて

moonMattarhorn-0001.JPGPlan

3回目となるスイスのハイキング。

今回はサンモリッツとサースフェーにも寄ってきます。(2013/07/01)

Do

蒸し暑い日本に帰ってきました。

素敵な景観の中をゆったりハイキングするつもりでしたが、結構意欲的なハイキングとなった日もありました。(2013/07/26)


今回のPlan&Do

日付 場所 ハイキング 宿泊
2013.07.02 成田→チューリッヒ→サンモリッツ スイス・パス(一日目) ラ・マーニャ
2013.07.03 サンモリッツ サンモリッツ湖周遊
2013.07.04 ディアボレッツア,オスピツオ・ベルニナ->アルプ・グリュム
2013.07.05 ムオタス・ムライユ→アルプ・ランガード,ピッツ・ネイル
2013.07.06 ムルテール->アルプ・スールレイ
2013.07.07 グリンデルワルト スイス・パス(二日目) キャバナ
2013.07.08 グロッセ・シャイデック->フィルスト
2013.07.09 フィルスト->バッハ・アルプ・ゼー->ボルト
2013.07.10 メンリッヒェン→クライネシャイデック
2013.07.11 ミューレン->シルトホルン,アルメント・フーベル->グレッチ・アルプ
2013.07.12 アイガーグレッチャー->クライネシャイデック
2013.07.13 フィングシュテック
2013.07.14 サースフェー スイス・パス(三日目)/リーダー・アルプ->リーダー・フルカ アルプ・フーベル
2013.07.15 シュピルボーデン
2012.07.16 ホーサース->サース・グルント
2013.07.17 ミッテルアラリン,プラッテン
2013.07.18 ツェルマット スイス・パス(四日目)/ツェルマット クリスチャニア
2012.07.19 スネガ->ブラウヘルド->トゥフテルン
2012.07.20 シュワルツゼー->シュタッフェル->フーリー
2012.07.21 リッフェルベルグ ロートホルン->ステリーゼー リッフェルベルグ
2012.07.22 リッフェル・アルプ->グリンジゼー
2012.07.23 ツェルマット ローテンボーデン->リッフェルゼー ゴルナーグラート・ドルフ
2012.07.24-25 ツェルマット→チューリッヒ→成田 スイス・パス(五日目) 機内泊

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/2

7/2(火)くもり
「3回目のスイス旅行はサンモリッツ スタート」

朝5時に起きておにぎり作り。お茶とりんごとキウィもむく。6時にタクシーを頼んでいるので、朝食はYCATからにリムジンバスの中で。準備完了。

20130702-0002.JPGYCAT6時40分発で成田空港へ。リムジンバスはそこそこ混雑。それにしてもバスの中でお化粧しているお姉さん、多いなぁ。

午前10時台発の航空機が多いのか、空港はごったがえし。宅配のトランクを受け取り、カウンターでチェックイン。第一ターミナル南ウィング内3か所銀行があるが、なぜかレートが微妙に違う。いちばんよさそうなところで少しスイスフランに交換。手数料込みで110円だもんなぁ。

チューリッヒ行きは40分ほど遅れて離陸。到着時間予定通りとのこと。とばすのね。とはいえ12時間の長旅。食べて、映画を見て、寝て、また食べて。日本時間真昼間とはいえ、今朝早かったせいか、少しは眠れた。
チューリッヒ定刻着。空港内地下鉄で他の乗客大勢と一緒になる。去年と同じくJTBとTRAPICSのバッチをつけている人が多い。それにしてもみんな高齢。平均で70歳くらいか。スイスは何でも高いか。

まずは入国審査。滞在日数、旅行目的などを聞かれたあと、お兄さん感激。「去年もちょうど今日、きてるね。1年前の同じ日づけだ」そうなんです。今年もお花をいっぱい見たいので同じ日にきました。
トランクを受取り、税関を通り、鉄道の受付でスイスパスのバリデーション(今日から使うための手続き)。昨年、やっているので落ち着いてでき、時間はまだまだたっぷり。空港駅ターミナルのお店を少し見てから電車のホームへ。

20130702-0008.JPG急行で1つ目のチューリッヒ中央駅で乗り換え、14分待ち合わせでクール駅へ。6分の乗り継ぎでサンモリッツ駅20時58分到着予定。
スイスの電車のwebの検索結果や、バリデーションのときにおじさんがくれた時刻表も17時13分の急行で中央駅へ、と表示。16時50分にはホームに着。どこか行きの電車がきた。停車駅表示に中央駅。早く行くぶんには問題ないのでこれで行こうよ、と夫に言って片足をのせたところで「でもこれは各駅だから、急行の方がいいよ」。そうか、とホームのベンチにもどる。もう1台、各駅がきた。とっても短いローカル線。この次だ、と立ち上がって待つもこない。あれ、もう17時15分だよ。放送で電車遅れを言ってくれているが、ドイツ語はお手上げ、英語は「遅れ」しかわからない。中央駅方面の電車はまったくこない。予定ではこの間に何本もあるはずのに。
さんざん遅れて各駅停車で中央駅へ。乗るはずだったクール行きは10分前に行ってしまった。次ので行くとサンモリッツ着は1時間後。くぅ。初日から。。。早い電車に片足のせただけに悔やまれる。教訓。早く行けるときはさっさと行こう。でも今夜グリンデルワルド泊だったら大変だったかも。ベルン方面はまったく来てなかったもの。

20130702-0007.JPGサンモリッツのホテルに電話をし、到着が遅れること、夕食は暖かいコースから部屋に用意してもらうコールドミールに変更をお願いした。「OK、待ってます」とのお返事。通じた。ほっ。

クール行きに乗った頃は日本時間で真夜中の1時過ぎ。ひたすら眠い。この時期、日の入りは9時過ぎ。車窓から格好がよさそうな高い山々が見えるも、眠くって。。。
サンモリッツに到着21時58分。とっぷり日が暮れて真っ暗。雨もしとしと。駅前のホテルだけどちょっとだけ坂を昇る。

電話をしておいたおかげか、チェックインはスムーズ。お部屋は角部屋で眺めもいい。
うちを出てからここまで24時間。長かったぁ。

お風呂に入り、お食事。持参の味噌汁をお湯で溶かす。うまぁ。コールドミールはパンと生ハム、チーズにピクルス。ハイジに出てくる干し肉はこの生ハムのことなんですって。夫はビールの小瓶、2本を飲みダウン。

長い旅の始まりは長い移動から。交通の便がよくなったとはいえ、日本からスイスは遠い。

朝食:おにぎり、ゆでたまご、りんごとキウィ
機内食1:ゼリー寄せ、スイス料理、メープルムース、フルーツ
機内食2:サラダ、コールドビーフ、パン、お茶
夕食:生ハム3種類、チーズ、ピクルス、パン

歩数:7,577歩

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/3

7月3日(水)くもり ときどき 小雨
「サンモリッツ湖周遊ハイキング」

昨夜は寝たのが遅かったが、時差のせいか5時半にはバチッと目が覚めた。よく寝た。深い眠りだった気がする。
まずお茶をわかし、カーテンを開ける。曇りだけど、向かいはピッツロザッシュ山がどーん。右を見ても左を見ても雪を頂いた山々。目の前は駅、その向こうはサンモリッツ湖。

朝食にレストランへ行くと日本人が大勢。こんなにいたのね。昨夜、ホテルに着いたのが20130703-0004.JPG遅かったし、静かだったし。ゆったりたっぷりお食事。
さて、今日はどうする?天気予報では午後から雨。明日はまあまあ、あさってからは良いお天気になる模様。ハイキング担当の夫はうーん。とりあえず身体ならしに湖1周1時間のコースと、お天気が持つようならケーブルカーで途中まで行き、歩いて降りてこよう。はぁい。

駅を超えて湖のまわりをハイキング。というよりお散歩。途中、林の方に上がってみる。ハイキングコースの標識がいくつかあり、全部中級コース。この先は厳しいのね。スポーツ選手らしい人たちに出会う。カメラを向けたらポーズをとってくれた。年配のハイカーも多い。私たちもそうか。。。

画家セガンティーニの美術館に寄ってみる。湖から上がること20分、って書いてあるけど実質10分程。スイスパスで無料の美術館かと思ったら、料金がかかるとのこと。一人10フラン。小さい美術館に人が多く、混雑。絵は。。。夫が中川一政にタッチが似ている、と言っていた。確かに。

20130703-0002.JPG町の中心部のCOOPでお買いもの。電源コネクターを忘れてきたので探すがなかった。残念。昼食用とワインを購入。向かいの本屋さんで地図をGET。スイスの国土地理院の地図はお高い。ハイキングマップが30フラン(3,300円)。

ホテルに戻って昼食。雨もふってきたし「今日はこんなもんでしょ」とハイキング担当大臣が言うので、それなら、と横になる。30分昼寝のつもりが目覚ましがなっても起きるのがつらい。あーあ、サンモリッツで昼寝をしているなんてもったいない、とHBさんに言われちゃうなぁ。
目が覚めたところでお散歩。ホテルでもらった乗り物フリーのカードの利用可能範囲や明日の列車の時間、バスの確認など。
まだ明るいし、と町の中心部まで歩く。サンモリッツはスキーリゾートで有名なところ。ブランド店がたくさんあるが、ハイキングシューズにゴアテックスの上下ではちょっとそぐわない。夫が好きなチョコ屋さんで明日からの携行食用に少し購入。

ホテルにもどったら夫がなんか風邪っぽいとのたまう。お散歩時、軽装過ぎたみたい。気温12度。旅はまだ始まったばかり。夕食後は早々に就寝。大事にしてね。


朝食:ホテルのビュフェ(サラダ、ベーコンとスクランブル・エッグ、フルーツとヨーグルト、パン、紅茶)
昼食:サンドイッチ、サラダ、お茶
夕食:白身魚の前菜、かえるの足のスープ、たっぷりサラダ、かますと温野菜、チョコとマンゴーのデザート(シャンパン風味)

歩数:19,312歩

本日のハイキングコース:
St.Moritz --> St.Moritz see

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/4

7月4日(木)晴れ
「やったぁ、今日は晴天だぁ」

今日の天気予報は晴れ。5時過ぎに目が覚め、外を見ると山々がくっきり。まだ雲が多めだけど、今日はお天気がよさそうだ。
まずお湯を沸かし、次に携行食のおにぎりのご飯を炊く。ここは標高1800メートル。お米を水に漬けるのと蒸らし時間を多めにするもなんか芯があるなぁ。。。

7時に朝食。昨夜、風邪っぽいと言っていた夫は、今朝はだいぶん良くなったらしく食べている。7時45分のベルニナ線に乗るので、食後すぐに出発。

20130704-0001.JPG本日はベルニナ・アルプス満喫コース。まずは列車でベルニナ・ディアボレッツァまで行く。列車は日本人のGPでいっぱい。すごい人だ。ゴンドラへの乗り換え時間は2分。こちらはさすがに個人客だけでした。
山頂はすばらしい景色。青空に真っ白な山々。山頂レストランの壁面が大型ガラスで、山々が写りこみ、すてきな空間になっていた。しっかしきれい。しばしフォトタイム。45分後の9時半のゴンドラで下に降りる。

次に2駅先のベルニナ線最高峰の駅、オスピツオ・ベルニナまで行く。ここまではホテルでもらったエンガディンパスで費用はかからなかったが、ここから先は切符の購入が必要。無人駅で自販機で買わなくっちゃ。げっ、ドイツ語。。。買い方がわからない。そばにいたお兄さんが手伝ってくれた。ふぅん。。。覚えたかも。

20130704-0003.JPG列車は大きな駅以外は降りるときはワンマンバスのようにボタンを押す。次に降りる駅では先に誰かがボタンを押してくれたな、と外に出ると大勢。日本人は私たちだけのよう。ここから一つ先のアルプ・グリュム駅まで歩く。標識は中級コースになっているが、ほとんど平坦だからね、との夫の声。うん、頑張る。

3年前にはじめてスイス来た時に、ベルニナ線の車窓からここ白湖のほとりを大勢が楽しそうにハイキングをしていたこと、アルプ・グリュム駅の眺めがすばらしく、もう一度絶対行きたい、歩きたいとリクエストした場所です。
駅からしばらくはお花や景色をながめながらゆったりと歩く。平坦でお散歩コースのよう。途中から多少アップダウンがあるも、まだまだ大丈夫。湖を過ぎたあたりの眺めもすばらしい。このあたりは列車ではほとんどトンネルなので、前回は見ていない。ラッキー。きれいだぁ。

コースタイムは2時間と言われていたが、写真撮り撮りでも1時間35分で駅についた。アルプ・グリュム駅は氷河が見える絶景のところ。駅のレストランで祝杯。いやぁ、楽しかった。お天気がいいっていいね。

自販機で帰りの切符を購入し、14時15分の列車でサンモリッツへバック。ホテル着15時半少し前。入浴後、バタン・キュー。ちょっとひと眠りがぐっすりワンクール。目が覚めたら19時半。急いでレストランへ。ゆっくりたっぷりのコース料理で、途中からもう眠くって。


朝食:ホテルのビュフェ、サラダ、ハム、たまごとフルーツ、ヨーグルトなど
昼食:パスタ(夫はソーセージとビール)
夕食;生肉のカルパッチョ、えびのスープ、フレッシュサラダ、うさぎ肉ときのことマッシュルーム、ケーキとシャーベット

歩数:14,656歩

本日のハイキングコース:
St.Moritz --> Bernina Diavolezza --> Diavolezza --> Bernina Diavolezza --> Ospizio Bernina --> Alp grum --> St.Moritz

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/5

7月5日(金)晴れ
「今日はパノラマコース・ハイキング」

朝、外を見ると既に青空。夫が夜中に目覚めたときには星が出ていたそうです。20130705-0001.JPG
わーい、今日も素敵な景色に出会えそう。

今日のコースはどこ?と夫に聞く。彼は昨夜もあれこれ調べてうーん、うーんと唸っていた。昨日の昼間、アルプ・グリュム駅でのランチ後、立ち上がった時「股関節が痛い」。最後の急な長い下りでひざと股関節が頑張った模様。まだ先が長いので無理をしたくないし。。。で、ケーブルカーなどで楽に行けるピッツネイルとムオタス・ムライユに決定。余力があったら歩くことにした。まずは駅前8時23分発のバスでムオタス・ムライユケーブルカーの駅プント・ムライユまで行く。

サンモリッツ駅には氷河特急に乗るらしい日本人GPが次々とやってきて、彼らのトランクを山積みにしたカートが続々。私たちのホテルにも毎日日本人GPが1つか2つ。スイスの観光を日本人がかなり支えているんですね。

はじめてスイスに来た3年前は初日からずーっとお天気がよかったけど、最後のサンモリッツは曇りで、ムオタス・ムライユもピッツ・ネイルも雲の中でした。
でも今日は朝から良いお天気。ムオタス・ムライユでケーブルカーを降りたら、ピッツ・ネイルの上には雲がかかっていたが、あっちもこっちもきれいな山並み。1時間コース、というのを歩こう、と駅のコースタイムを見るとアルプ・ランガードまでは2時間と3/4分。まあ二人とも元気だし、とい20130705-0003.JPGうことで予定通りポントレジーナに降りるコースに出発。

初め雲がかかっていた山々も、やがてきれいに晴れあがってきた。パノラマコースというネーミング通り、すばらしい景色。遠く氷河も見える。道は良く整備してあり、中級コースのわりにはほとんど平坦で歩きやすかった。すれ違う人、抜きつ抜かれつする人のほとんどは、私より絶対年上だよね、という感じ。日本人はゼロ。ごあいさつはドイツ語が多かった。グーテンモルゲンなぁんて言っちゃったりして。

最後の昇りは少しきつかったけど、まわりのお父さん、お母さんが頑張っているんだから。と、着いたゴンドラ乗り場横のレストランではさっき私たちを追い抜いて行ったあの人、この人が会食中。ワインも入ってみなさん、ますますお元気。声もでか。

20130705-0006.JPGランチ後、ゴンドラで下に降り、ポントレジーナの駅まで歩く。サンモリッツまでは電車で3つめ。一度ホテルにもどり、三脚等重たい荷物をおろす。
気が変わらないうちに、とおでかけ。ピッツ・ネイルまでケーブルカーを2回乗り継ぎ頂上へ。3時過ぎているのに山々くっきり。わーい。前回は雲の中だったんだ。まわりをぐるりと回ってフォト・タイム。ここの2つ目のケーブルカーの両脇はマーモットが多い。夫は行きに既に10匹以上チェック。帰りは私も目をこらして探し、5匹は見た。でっかーい、かわいい。

ホテル着17時。ロビーでオーナーが顔を見ただけでキーをくれた。今日も疲れたぁ。楽しかったぁ。


朝食:ホテルのビュフェ、サラダ、ハム、たまごとフルーツ、ヨーグルトなど
昼食:トマトスパゲティパスタ(夫は今日もソーセージとビール)
夕食;エビの前菜、ホタテのトマトスープ、グリーンサラダ、おひょう(夫はウズラ肉)、三種のシャーベット

歩数:20,562歩

本日のハイキングコース:
St.Moritz --> Punt Muragl --> Muottas Muragl --> Unterer schatberg --> Alp Languard --> Pontresina --> St.Moritz
St.Moritz --> Chantarella --> Corviglia --> Piz Nair --> Corviglia --> Chantarella --> St.Moritz

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/6

7月6日(土)晴れ
「長い急坂でひざがくがく」

今朝も晴天。サンモリッツ滞在中、行く予定にピックアップしたところはほとんど制覇。雨だったらシュクオールという町に行き、温泉に入ろう、と思っていたが、こんなにお天気が良いんじゃもったいない。今年は雪が深いから無理か、と思っていたコルバッチに行こうか。昨夜、夕食の時に宿のおかみがお勧めのコースがある、と言っていたので、それも聞いてみよう、と朝食へ。あ、今朝はおかみ、いない。

20130706-0001.JPG朝食後、夫がフロントでおかみとだんなと話をしてきた。行こうと言っていたところは雪深く無理。ロープウェイが上まで行っているので、写真を撮って真ん中の駅までロープウェイで降り、そこからサンモリッツまで3時間半歩くのがお勧め。長すぎて無理なら、下まで降りて湖のまわりのハイキングが良い、とのこと。よし、行ってみよう。

駅前8時34分のバスでスールレイのロープウェイ駅へ。途中からも大勢乗車。途中駅のムルテールは標高2,704m、頂上のコルバッチは標高3,303m。さすがに寒い。目の前のコルバッチ山の雪がきれい。展望台でしばしフォト・タイム。向かいのピッツ・モルテラッチやピッツ・ベルニナには雲がかかっていて、なかなか全部がくっきりは見えない。この前に行ったディアボレツァ展望台のちょうど裏側の景色に当たる。向こうからみたとき、雲がいっぱいあったもんなぁ。

20130706-0004.JPGしばらく見てから、ひとつ下まで降りる。空は青空。このままロープウェイで下まで降りるのはもったいないので、下まで歩くことにする。標識では中級コースで1時間45分。空は晴れ、風もなくあたたかい。景色は上々。途中まではガレ場や山道。広い路に出てからが長かった。ずっと下り。それもかなり急。足の裏がまっすぐ立てない。夫はマーモットを探しながら楽しそうだが、私は結構必死。急坂をずっと降り続けるのって大変だよね。
驚いたことに途中ですれ違う人多し。中にはマウンテンバイク。急なだらだら坂をずっと登り続けるってすごい。降りるのだって大変なのに。

1時間たった頃の標識を見ると、コースタイムが25分しか縮まっていない。うそぉ。そこからかなり下る。山の景色のすばらしいが、途中に滝があったりとあきないけど、ひざが。。。

とぼやいていたら突然目の前に目的地、ロープウェイの駅に着いた。ほっ。標高差800m。頑張ったぁぁぁ。
バス停の時間を確認し、レストランに入る。夫は相も変わらずビールとソーセージとじゃがいも料理のリシュテイ。私は今日はピザ。イタリア料理店でとってもおいしかった。お値段も今までで一番リーズナブル。

20130706-0003.JPG食べ終わった頃にバス到着。帰りながらホテルのおかみ推薦の湖のハイキング・コースを見る。あーん、こっちもよかった。でももう足が。。。「この次」のお楽しみか。でもこんなに良いお天気ってそんなにあるのかな。

ホテルに戻るとフロントでおかみに遭遇。早速今日の様子を聞かれる。とっても楽しかったけど、もう足が限界。まだ先があるので、今日この後は大事をとって休憩。いやぁ、疲れたぁ。まずは入浴。大きなバスタブで全身しっかりつかることができ、ほぉぉぉ。

今夜はここ、ホテル ラ・マーニャ最後の夕食。毎晩、フルコースのおいしいお食事。2食付きでの予約はその日のメニュー8種類から5つセレクト。食事代別払いよりお得。何よりとってもおいしかったです。

窓の外には夕焼けにそまるエンガディン地方の山々。今日も1日、すばらしいお天気でした。

朝食:ホテルのビュフェ、サラダ、ハム、たまごとフルーツ、ヨーグルトなど
昼食:ピザ・マルガリータ(夫は今日もソーセージとビール)
夕食;前菜、魚貝のスープ、グリーンサラダ、牛肉のステーキ、シャーベットとチョコレート

歩数:15,925歩

本日のハイキングコース:
St.Moritz --> Surlej-Corvatsch --> Stn Murtel --> Stn Corvatsch --> Stn Murtel --> Alp Surlej -->
Surlej-Corvatsch --> St.Moritz

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/7

7月7日(日)晴れ
「グリンデルワルドに到着」

今日はグリンデルワルドへの移動日。webの20130707-0000.JPGスイス鉄道乗換案内で行き方を検索すると、チューリッヒを経由する大周りが出てくる。日にちや時間を替えても、一番に出てくるのはこのコース。地図や路線図で確認。それにしても大まわり過ぎるよなぁ。。。ということで遅くて有名だけど、距離的に近い氷河特急にしました。スイスパスとは別に、昼食代と合わせて一人12000円也。ま、いいか。

5日間お世話になったサンモリッツのホテルをチェックアウト。駅は目の前だけど、車で行き、トランクを客席まで運んでくれた。ありがとうございます。あ、昨日コルバッチまで一緒のバスで行ったご夫婦。32人乗りの車両に阪急交通社のツアー16人。となりの席のお姉さんは私たちに興味があるらしく、途中で声をかけてきた。旅行期間が3週間と言ったら驚いていた。

20130707-0001.JPG世界で一番遅い特急、というだけあってのんびり走行。3年前にも乗っているが、すばらしい景色の連続。それにしても遅い。途中で車掌さんに「フィスプで乗り換えるけど、時間通りに着きますか」と確認。大丈夫、と胸を張っていた。
昼食はビーフストロガノフ。食堂車スタッフ総出で大忙し。列車の中でもまずお皿、次にごはん、お肉、人参と3人がかりでそれぞれのお皿によそっていく。お国柄でしょうか。裏の方でよそってくれば早いのに。

食事が終わると、後2時間で乗り換えのフィスプのはずだけど、どうも着きそうもない。だいぶん迫ってから車掌さんに確認。「ちょっと遅れている」この時点で15分ほど遅い。ちょっとじゃないよね。グリンデルワルド到着は予定の次の電車になるので1時間遅れになっちゃう。イライラ。次の乗り継ぎ便を調べてもらう。う、やっぱり1時間遅れる。この路線、ほとんどが単線のために、すれ違いの電車を待つ時間が長いし、その後遅れを取り戻すべく速く走るわけではないし。ぐぐぐ、、。

やっと着いたフィスプからスピーツまでは普通の急行。さっきの特急よりもはるかに早い。スピーツからインターラーケンオストに行き、予定より1時間遅い電車でグリンデルワルドへ。
車窓からの眺めは1年ぶり。うん、なつかしい。線路沿いの川は雪解け水がごうごうと流れている。
グリンデルワルドが近づくとアイガーが見えてきた。わぁ、雪。今年は雪解けが遅く、ハイキングコースの整備が遅れている、とは聞いていたが、昨年に比べると真っ白。去年より5日も遅く来たのに。

20130707-0002.JPG駅に着くとホテルのお嬢さんが迎えに来てくれていた。フィスプで1時間遅れると連絡をしておいたんだ。ご両親はおでかけとのことで、フロントには高校生くらいのお嬢さん。チェックイン業務を滞りなくやってくれました。どこの国の子供もおうちの商売は手伝っているんですよね。

1年ぶりのこのお部屋。キッチン付きの50m2でトイレが2つ。バルコニーが去年よりきれいになっていました。
お部屋にはホテルから長期滞在御礼のワインとグラスのセットがプレゼントで置いてあった。
「うん、おいしいワインだ」とは夫の言。
荷物のセット、入浴をすませやっとお食事、が夜10時近く。1時間の遅れは辛い。でも昨日あれだけ痛かった足腰が、今日1日のおかげか、だいぶん楽になりました。

教訓:移動に氷河特急は使わないこと。遠まわりに見えても、普通の列車を使おう。


朝食:ホテルのビュフェ、サラダ、ハム、たまごとフルーツ、ヨーグルトなど
昼食:サラダ、ビーフストロガノフ、ライス、人参、ティラミス
夕食;ハムとピクルス、カレーうどん

歩数:1,692歩

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/8

7月8日(月)晴れ
「1年ぶりのグロッセ・シャイデックは快晴」

20130708-0004.JPG昨夜は食事後、ベットでipadを見たままダウン。早寝早起きの日々なのに、久しぶりに夜更かしでした。今朝は5時ごろから夫がバルコニーを出入りしている気配。片目をあけて外を見ると朝焼けのアイガー。山頂にかかる雲も一緒にピンク色。「寝てらんない」んだそうですが、陽が昇り切ったらまた横になり軽くいびき。ぐっすりです。

私は7時には起きてお湯を沸かし、ハイキングに持って行くお湯や味噌汁の準備。夫はしばらくしてから起きてきた。今日の予定はグロッセシャイデック。駅前毎時4分発のバスで行く。ユングフラウパスの手続きもあるし、で9時4分に乗ることにし、まずは朝食。

今朝はおかみがいたので、お土産を渡す。顔をみるなり「覚えています」と握手。去年は夫が携帯をなくしたときに、いろいろご対応ありがとうございました。

20130708-0002.JPG朝のバス停には人がいっぱい。私たちは座れたけど、途中からも続々乗ってきて満員。ほとんどの人がグロッセシャイデックで降りる。今日も良いお天気。ここからのアイガー、格好良いよね。ゼッターホルンも存在感を強調しているようにそそり立っている。
まずはレストランでトイレをお借りし、出発。
アイガーのむこうのメンヒまでくっきり。雪渓が陽に映えてきれい。
今日は他のハイキングコースやユングフラウ・ヨッホに行った人たちも、みんなすばらしい景色を見ることができているはずで、よかったね。

バスにはあんなに人がいたのに、歩きだす頃には既に人影まばら。抜きつ抜かれつするのは数人のみ。昨年、ここで撮った写真を年賀状に使ったんだよね。夫は三脚をかついで写真撮り撮りなので、当然みなさん、先に行かれて私たちはビリ。

20130708-0001.JPG去年は道がとっても遠く感じたけど、今年はなんで楽なの?2回目だから?そうだ、足だ。去年はハイキング初日から足が痛く、辛かった。うちに帰ってから、右足の親指の爪が剥がれた。今年は快調。足軽々。新しい靴、快適。こんなに違うのね。

途中で夫がマーモットを発見。急いで望遠レンズを出して撮影。日本人のヤングカップルの彼が夫のカメラを見て「すごっ」。道具はね。

お花もきれい。昨年は標高差のないシュレックフェルド駅まで歩いたけれど、今年はその上のフィルストまで。最後にちょっと登りもあったけど、足取りも軽くクリア。一昨日の筋肉痛もだいぶん良くなっています。

20130708-0003.JPG展望レストランでランチ。さっき先に行ったA子さんと同席。毎年グリンデルワルドに17年も通っているんですって。そのためにドイツ語も習われたとのこと。すごぉい。彼女に教えもらいスイス飲料のリベラを飲む。炭酸がすくないラムネのような味。牛乳から作るんですって。へぇ。

今日の天気予報では14時ごろから雲が広がり、夕方は雷。うしろの方から黒い雲がひろがってきたので、昼食後はゴンドラでグリンデルワルドまで降り、道すがらのスーパーで今夜からの食材の調達。お肉はその先のお肉屋さんでベーコン、ソーセージなどを購入。今夜は久しぶりの手料理です。

ホテル着14時半。お買い物の荷物が重かったぁ。入浴、洗濯。夕方から遠雷。朝はあんなに晴れあがっていた山々はすっかり雲の中。欲張らずに帰ってきてよかった。

朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、オムレツ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:リベラにスープ、パン、味噌汁(夫はビールとソーセージ)
夕食:サラダ、ソーセージ、野菜の煮物、豚肉のバックエディ味、ゆでいんげん、味噌汁、ご飯、アイスクリーム

歩数:17,678歩

本日のハイキング:
Grindelwald Bahnhof -> Grosse Scheidegg -> First -> First,BGF -> Grindelwald 

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/9

7月9日(火)晴れ のち 雷と雨
「バッハアルプゼーでリベンジ」

今日のお天気の予報は午後から雨と雷。メンリッヘンだけが午後から晴れ。そうなのかなぁ。。。
20130709-0000.JPG今日は昨年、曇の中の山しか見えなかったバッハアルプゼーまで歩くコース。空は晴れ。今日もしっかり日焼け対策をしなくっちゃ。フィルストから乗ったゴンドラの中で夫にもクリームを渡し「塗りな」。「陽に焼けてもいいよぉ」「いいえ、シミやガンになります」。

ゴンドラから下を見ると、マーモット発見。今日は私でも見つけることができました。でっかぁい。フィルストは快晴。アイガー、シュレックホルン、ゼッターホルンがくっきり。ユングフラウもきれい。こんなに眺めが良いところだったのね。去年はほとんど雲の中。ときどき切れ間からどれかの山頂が見える程度でした。それに私は足が痛くてとっても遠く感じたけれど、今日はさくさく。足ごしらえは大切です。

20130709-0002.JPG昨年より1週間近く遅いのに、バッハアルプゼーの雪は多く、湖面に映えてきれい。私の足がまだ元気なことから、更にボルト駅まで歩くことにする。ここから1時間半の予定。写真撮り撮りだからいつも余分にかかりますが。

こちらは初めての路。谷合の景色も、雪を頂いた山々もすばらしい。でも足元に集中しないと危なくって。ところどころ雪渓だし、雪解けでぐちゃぐちゃになっていたり、小川になっていたり。派手にころんだお嬢さんもいたし。下りの時間が長くなると、筋肉痛で足がぴくぴく。でもこれだけきれいな景色だもの、頑張れちゃいます。

20130709-0003.JPG
ボルト駅までの最後の辺りはお花畑状態。写真は「クライナー・クラッパートプフ」。
木々の間から見るアイガーも素敵。13時半、グリンデルワルド駅到着。遠くで雷の音が聞こえる。
駅前のCOOPでお買いもの。私は果物や夕食のおかず、夫は昨夜調べておいたドイツのホワイトビール。彼の大好きなアラスカン・アンバーに似ているんですって。

今日のランチは持参の食事。夫はここ数日、昼にビール、湯上りにビール、夕食時にワインとアルコール漬けなので今日のランチはビールなしでした。ホテルに戻り、湯上りにバルコニーでアイガーを眺めながらのビール。昨日お肉屋さんで買ったベーコンをカリカリに焼いたのを食べながら。17時頃から雷と大粒の雨。目の前の景色がまったく見えなくなったが、夜8時前には上がってクリアな景色。ジオラマの模型のようなかわいい景色とそのバックにおおきくそびえるアイガー。時々クライネシャイデックからので電車がトコトコと走り、見あきることはありません。


朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:焼きおにぎり、ジャムパン、味噌汁、ネクタリン、あんず
夕食;ソーセージといんげん、ドライカレー目玉焼きのせ、味噌汁、あんず、アイスクリーム

歩数:24,969歩

本日のハイキング:
First,BGF -> First -> BachAlpsee -> Waldspitz -> Bort -> First,BGF -> Grindelwald

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/10

7月10日(水)晴れ 
「メンリッヘン満喫コース」

今日の天気予報は曇り。雨雲が広がり、午後からは雷。グリンデルワルドもまわりのどこもみーんな同じ。どうする?スポーツセンターで卓球しようぜ、と夫。ホテルでスポーツセンターの無料入場券ももらったし、ってそんなぁ。

20130710-0002.JPGでも朝はまだ雲が広がる前らしく、山々がくっきりなので、朝食後、とにかくメンリッヘンまで行くことにする。ホテルからゴンドラ駅のグルントまで急な下り10分ほど。空一面に白い雲が広がっているものの、アイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ三山ははっきり見える。去年、快晴の日に来ても、下から白い雲がわき出してメンヒとユングフラウの頂上は見えなかったのに。なんか皮肉。

山が見えているうちに、とクライネシャイデックまで1時間15分のハイキングコースを歩く。去年はがけ崩れで最後のところを高巻いて行くので、とっても遠かったが、今年はこんなに近かったの?という感じ。二度目と足のせいでしょうか。
それにしても景色は最高、足元のお花はきれい。ところどころ雪が残っているのも去年とちがうところです。

クライネシャイデック駅からベンゲン駅まで電車にのり、ケーブルカーでメンリッヘンに戻る。ちょうどお昼頃到着。うーん、雲が山々の頂上を隠している。メンリッヘンの頂上まで20分ほど登り、持参の昼食を食べる。去年、ここで夫が携帯を落としたんだよねぇ、と探すもないよねぇ。。。

20130710-0003.JPG遠くブリエンツ湖、向かいの山のシーニゲプラッテ、下にラウターブルンネンの滝とすばらしい景色。天気予報が良いほうに外れてくれてよかったぁ。

ゴンドラとバスでグリンデルワルドに戻り、COOPでお買いもの。暑い。日差しがぎんぎん。日本の暑さはこんなもんじゃあないんだろうね、と話しながらホテルに帰る。今日も遠雷。

入浴前に卓球をやりたい、と夫。ここのホテルのフィットネス・ルームには卓球台があり、去年もおつきあいしたのです、私。
しぶしぶ30分程おつきあい。へたっぴいとやって楽しいのかね。筋肉痛でフットワーク悪し。疲れたの二乗。

今日炊くご飯はこちらで買ったアメリカ米。一番ジャポニカに近そうに見えたけど、いざ炊いてみるとぽろっぽろ。持ってきた少々のお米はもうなくなっちゃたし、我慢がまん。毎日二人共もりもり食べて、ぐっすり寝ています。健康だ。。。


朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:焼きおにぎり、ジャムパン、味噌汁、ぶどう
夕食:鳥手羽元、野菜、ポテト、味噌汁リゾット

歩数:19,269歩

本日のハイキング:
Grindelwald Grund -> Mannlichen -> Keideschaidegg -> Wengen -> Mannlichen -> Grindelwald Bahnhof

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/11

7月11日(木)晴れ 
「ミューレンでぶらぶら」

今日の天気予報は晴れ。ユングフラウ地方はどこを検索しても週末までぜーんぶお日様マークだけ。よーし、いいぞぉ。

朝食にレストランに行ってびっくり。日本人ばかり。昨日までは私たちだけでした。日本語が飛び交う。みんな、昨日グリンデルワルドに着いたんですって。

20130711-0000.JPGグリンデルワルド駅8時19分発の電車でツバイジンメンに行き、乗り換えてラウターブルンネン。ここからロープウェイ、登山電車と乗り継いでミューレン着。ユングフラウ三山がくっきり見える、と思ってきたけど、逆光で光ってしまい白っぽい。それでも天気は上々。まずは昨年行かなかったシルトホルン展望台まで行く。ここが360度、景色が良いときはほとんどないとのことで、去年は晴天の日にミューレンに行ったけど、シルトホルンに行かなかったのは、失敗したかな、と思っていたのでリベンジ。

ロープウェイ代金はユングフラウ・パスの対象外。スイスパスを見せて半額でも二人で77CHF、日本円で8000円ちょっと。たかっ。ロープウェイは途中で乗り継ぐが、途中から雲の中。展望台は雲の上。ユングフラウ三山にはしっかり雲がかかっている。下からは良く見えていたのに。谷間から雲がわき上がり、姿をかくしてしまう。うーん、残念。時々切れ間はあるものの、三山全部がくっきり、ということはない。

展望レストランで休憩。360度回転する。007のロケ地として有名で、展望台に007の俳優の看板があり、アジア人もヨーロッパ人も写真を楽しんでいました。私たちは中国人の団体さんと一緒になり、かなりにぎやか。ドイツ語の人もうるさかった。

20130711-0004.JPGしばし見てからミューレンまで降り、COOPで昼食を買ってアーメントフーベルまでケーブルカーであがる。ここからグレッチアルプ駅までのフラワートレイルを歩く。昨年来ているので、路も様子も分かっているものの、去年よりすごく近く感じた。
お花も山もきれい。こんな楽な路だったけ、といいながら歩く。途中のお花畑でランチ。
このあと牛の大群と遭遇。水のほとんど入っていない桶に顔を突っ込んでは「モー!」と啼く。ちょっと通してほしいなぁと思ってもお構いなし。困っていると登りのドイツ人女性が委細かまわず牛の真後ろを通過。そうすればいいんだと、私たちも無事に通過できました。
今日はお天気も良く人も多い。でもこのコースで日本人にはあわなかった。

グレッチアルプ駅に着いたら、ちょうどミューレンからの降りてきた電車が到着。接続しているロープウェイがすぐ発車。ラウターブルンネンでは4分の接続で14時33分の電車に乗ることができ、ツバイジンメンでも接続が良く、グリンデルワルド駅15時15分着。はやっ。

今日も疲れたけど、楽しかったぁ。


朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:ハムサンドイッチ、ジャムパン、味噌汁、あんずとネクタリンとぶどう
夕食;サラダ、豚肉のヘイリバー味にインゲンと玉ねぎ、キノコソースライス、味噌汁

歩数:18,877歩

本日のハイキング:
Grindelwald -> Lauterbrunnen -> Murren -> Schilthorn -> Murren -> Allmendhubel -> Gretschalp -> Lauterbrunnen -> Grindelwald

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/12

7月12日(金)晴れ 
「クライネシャイデックでぶらぶら」

今日はクライネシャイデック周辺をハイキング。朝、あんまりお天気が良いので、まずはグルントまで歩き、メンリッヘンまでゴンドラで上がる。アイガー、メンヒ、ユングフラウが青空にくっきり。きれいに見えました。

20130712-0005.JPGロープウェイでヴェンゲンに降り、駅前のパン屋さんでランチ用を購入。とってもおいしそうなものばかりで選ぶのが大変。ヴェンゲンからクライネシャイデックまで登山電車で行く。クライネシャイデックは多くの人でごったがえしていた。ユングフラウヨッホ行きの電車は団体は予約車両にゆったりすわっているけど、個人が利用する定期電車は超満員。立っている人も大勢で、私たちは一つ先のアイガーグレッチャー駅で降りるのですが大変でした。

20130712-0001.JPGここからハイキングスタート。クライネシャイデックまで1時間ほどの下り路。ユングフラウ三山はきらきらまぶしい。氷河の雪が輝き、遠く滝から落ちる水音が聞こえる。足元には黄色や白、紫のお花がいっぱい。急な下り路はちょっと大変だったけど、後は楽々歩けました。
途中に人工池。逆さユングフラウ三山が映る。そのとなりに足湯。お湯ではなく雪解け水だそうで、ほてった足には良いらしいですが、ちょっとご遠慮。

クライネシャイデック駅でトイレ休憩後、更に一つ下の駅、ヴェンゲンアルプまで歩いて降りる。氷河のそばの中級コースと線路脇の初級者コースがあり、我が家はもちろん初級者コース。

20130712-0003.JPG途中のベンチでランチ。こんな景色が良いところでランチなんて贅沢だよね、とおいしいパンと果物などを食べた。
ここから駅まではすぐ。クライネシャイデックに戻り、10分ほどでグリンデルワルド行きに接続。駅前のCOOPで少し買い物をし、15時半にホテル着。

私はすぐにお洗濯。夫はひとりで卓球をしにフィトネスルームへ。まだ元気があまっているみたい。

こちらで購入した長粒米は湯炊きで炊き、カレーなど汁物は違和感なく食べられる。ここのところ夫は昼食時にビールを飲んでいないので、お部屋で湯上りにソーセージとビール。スーパーやお肉屋さんにはソーセージの種類がたくさんあり、どれもみんなおいしい。

朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:チーズとトマトのサンドイッチ、ジャムパン、味噌汁、ネクタリン
夕食;ぐるぐるソーセージと醤油バターいんげんとトマト、ベーコンと野菜のデミソース煮込みとライス、味噌汁、アイスクリーム

歩数:17,879歩

本日のハイキング:
Grindelwald Gund -> Manrrichen -> Wengen -> Kleine Schidegg -> Eigergletscher -> Kleine Schidegg -> Wengenalp ->  Kleine Schidegg -> Grindelwald


2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/13

7月13日(土)晴れ 
「フィングシュテックから下氷河ハイキング」

朝、ふくらはぎがかゆくて目が覚めた。ぷっくり赤くはれている。何に食われたんだろう?お腹にも食われた後。ダニだったら嫌だなぁ。

20130713-0001.JPGホテルの下は普通の民家。草刈りや干し草作りの様子を見ることができる。そのせいかどうかはわからないが、はえが私たちを悩ませる。常に2匹ほど部屋の中をぶんぶん。今度来るときはハエとり紙を持ってこよ。
ハイキングのお花畑はほとんどが牧草の模様。かわいいお花がカラフルに咲き、日本人も何人も写真を撮っているのをよく見る。もちろん私たちもです。スイス人は老いも若きも、女も男もみんなよく働いている。暗くなるのが夜9時半過ぎのせいか、それくらいまで草刈り機のエンジン音が響いていた。

今日はフィングスティックに行くことにする。ロープウェイの乗り場までは駅からちょっと遠い。歩きだしたが、駅前バスターミナルにちょうどバスが。携行食のパンを買えないけど、レストランに入ればいいか、とバスに乗る。

20130713-0002.JPG小さいロープウェイでフィングシュテックまであがる。ここから右側の下氷河の小屋まで1時間半の登り。だいじょうぶかなぁ。
今までほとんど下りばかり。気分は本格的山登り。途中からガレ場。ひたすら足元を見て歩く。ときどき前を見ると、その景色のすばらしさにおもわず声をあげたくなる。遠く、氷河の崩落の音がドーンドーンと響き、滝の音も聞こえる。滝の中ほどには虹まで出ている。きれいだ。
コースタイム1時間半なら、写真をとりとりの私たちは2時間以上、と思ったが、ほぼ時間通りに到着。レストランになっている小屋の旗が見えた時はうれしかった。全身汗だく。顔からも汗がぽたぽた。レストランでお茶を頼み休憩。うーん、頑張ったぁ。

この小屋から先はアルペンルート。白青白の標識がかっこいいが、わたしたちにはむりだよね。

20130713-0004.JPG今日は頑張った、と思ったのは登りより下り。こんなに急だったのね、こんなにたくさん登ったのね。ロープウェイの駅まで降りついたのが13時。急な下りで結構足にきたし、この後、更にどこかに行く気にもなれず、そのままホテルにバック。ホテル着13時40分。入浴し、遅めのランチ。夫はもちろんビール。お気に入りのドイツの白ビール。

昼食が終わったのが15時過ぎ。夫はひとやすみしてから、フィットネスルームで一人で卓球のサーブ練習。1時間近くやっていました。私はお洗濯に明日の移動に備えて準備。自炊用の食品はほとんど持ってきていないので、減るものはほとんどなし。

テレビでは女子サッカーのヨーロッパ選手権のライブ中継。昨夜はスペイン対イングランド、今日はデンマークとイタリアの生放送。結果は2-1で、イタリアの勝利でした。

朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:ソーセージとベーコンとレタス、トマト味の煮込みライス、味噌汁
夕食;ビッグソーセージと生野菜サラダ、トマト味の煮込みライス、味噌汁、ぶどう

歩数:17,905歩

本日のハイキング:
Grindelwaldbahnhof -> Pfingsteggbahnhof -> Pfingstegg -> Baregg -> Pfingstegg -> Pfingsteggbahnhof -> Grindelwald

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/14

7月14日(日)晴れ 
「アレッチ氷河経由サースフェー着」

20130714-0001.JPGグリンデルワルドの快適なホテルライフに別れを告げ、朝食後、ママに駅まで送ってもらう。お世話になりました。1週間、お天気に恵まれ、素敵な時間を過ごすことができました。

今日はサースフェーに移動。でもその前に、アレッチ氷河を見て行くことにしました。今日も快晴。グリンデルワルド駅はユングフラウヨッホに行く団体さんであふれかえっていました。いってらっしゃぁい、今日はお天気が良いからきっときれいに見えますよぉ。

私たちはインターラーケンオスト、スピーツ、フィスプで乗り換えメーレルへ。乗り換えが多いので、降り間違えないように車内放送を必死で聞く。ドイツ語、フランス語、英語の順。最初は駅名だけを耳が探している感じ。英語になったら異様にスムーズに耳に入る。
メーレルはかわいい駅。駅員さんは私から見てもおばあちゃん。あの、トランクを午後まで預かっていただけますか?彼女のランチの時間はいないけど、午後は5時半までいるから大丈夫、と事務室の中にいれさせてもらう。よろしくお願いしまぁす。

荷物も軽く駅前のゴンドラに乗り、リーダーアルプで降り、そこから15分程歩いてもうひとつゴンドラに乗りモースフルーで降りる。

20130714-0002.JPGわっ、目の前にアレッチ氷河。ユングフラウヨッホから見えるアレッチ氷河を反対側から見ていることになります。それにしてもすばらしいお天気、すばらしい景色。ユングフラウ地方の山々とマッタホルンの方の山々の両方が見え、360度アルプスの囲まれている。青空にくっきり見え、最高です。きれい。。。

ここからハイキング。さっきホテル街のパン屋さんに寄ったので、ランチもこの景色の中で。うーん、最高。どこの国の人々もあちこちでランチをしている。晴天のせいかいろんな国の人がたくさんいました。日本人は少なかったけど。

ハイキングの終点近くに瀟洒な建物。イギリスのお金持ちが夏の別荘として建てたものだそうですが、今は自然保護センターだそうです。景色に調和した重厚な建物でした。
2時間ほどのハイキングでしたが、氷河と山々と、遠くマッタホルンまで見えるすばらしい景色を満喫しました。

リーダーフルカからゴンドラに乗り、メーレルの駅に14時着。トランクを受け取り駅員のおばあちゃんにお礼。ありがとうございました。14時21分発の電車でフィスプに行き、バスでサースフェーへ、後ろにトランクなど大荷物用のカートを引いてる。山道を大型バスが走るのに、更にカート付き。車両感覚抜群なんですねぇ。

サースフェーに到着し、ホテルの地図をみながら歩き出したら電気自動車のお兄さんに声をかけられ、ホテル名を言ったら、ツーリストセンターの電話でホテルに連絡する方法を教えてくれた。すぐに迎えに来てくれるとのこと。ありがとうございます。

20130714-0003.JPG歩いて大した距離ではないけど、初めてのところでしかも昇り。助かりました。チェックインして、荷物をおろし、遅くならないうちに、とスーパーでお買いもの。夫のビールとなんちゃらを買ってホテルに戻る。観光客があちこちうろうろしていました。

今夜からまた2食付きのホテル。どんなおいしいものを食べさせてくれるのかなぁ。楽しみ。
と、時間にレストランに降りて行く。まずたっぷりサラダバー。10種類以上種類がありました。テーブルの上には小さいお鍋。今日はスイスの名物料理シノワーズ。お肉をおだしのきいたスープでゆでていろいろなソースをつけて食べる。お肉もおいしかったけど、最後に飲んだスープは絶品でした。何より楽しかったのはホテルのスタッフ(オーナー?おじいちゃん?)のケーナ。ここはアルプスでアンデスじゃあないよねぇ。でもとっても上手でした。うー、食べすぎたぁ。

20130714-0004.JPG
朝食:ホテルのビュフェ、チーズ、ハム、パン、紅茶、果物など
昼食:ツナとアスパラのオープンサンド、胡桃のパン、クロワッサン、味噌汁、
夕食;たっぷりサラダ、フォンデュ・シノワーズ、スープ、フルーツ、アイスクリーム

歩数:19,951歩

本日のハイキングほか:
Grindelwald -> Visp -> Morel -> Riederalp -> Moosfluh -> Riederfulka ->  Riederalp -> Morel ->Visp -> Saas Fee

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/15

7月15日(月)晴れ 
「フェー氷河ハイキング」

20130715-0001.JPG昨日サースフェーのホテルに着いてからネットワークがつながらない。ホテルからパスワードをもらって入力したのに、ノートもipadもつながらない。今までどこでもつながっていたのに。おかしい。ホテルスタッフに聞いても納得できる返事無し。同宿の日本人のiphonはOKとのこと。おかしいなぁ。。。
グリンデルワルドのホテルはジュニア・スイートということもあり、一部屋にトイレが2つあるほどの広さだったが、ここは普通のホテル。部屋はせまいしネットはつながらないし、と昨夜は不満なまま寝た。なぜか今朝7時45分にサクッとつながった。きっとサーバーマシンが不調で再起動をしたのではないかと思う。ったく。
ネットがつながると情報量がちがうし、知り合いと連絡もとれるし、で、ほっ。気持ちも大分違い、部屋の狭さもここで一生暮らすわけではなし、何でもコンパクト、と気にならなくなるから不思議です。

朝食に降りて行くと、ここは自分でベーコンエッグを作れます。ホテルによって朝ごはんもちょっとづつ違い、楽しくもあります。

今日はサースフェーの真上のフェー氷河ハイキング。まずは村はずれのロープウェイ乗り場まで歩く。昨夜、少々寒かったので、今朝はしっかり着こんできたが、日差しが暑く、途中で上着を脱いだ。地元の人は半袖半ズボン。
ゴンドラでシュピルボーデンまで上がる。その上のレングフルーまでのロープウェイは休業中。駅のそばのレストランでマーモットの餌を購入してから、目の前の小山を登る。う、お尻が重い。上までなんとかあがると左面の氷河が目の前に迫ってくる。でっかーい。右の氷河をもっとよく見るためにはさらに上をめざさなければならないが、私の股関節が「むりぃ」と言っているので、ここからはマーモットを探しながら降りる。

20130715-0002.JPG1匹目発見。餌づけされているとはいえ野生動物。すぐには近づいてこない。餌を少しづつ手前に落ちるように数個なげる。おそるおそる寄って来てはカジカジ。よしよし、とすぐ目の前の岩においてみる。食べた。わーい、としばしこの子に遊んでもらう。マーモットって案外大きいのね。

この頃から登山者多数。私より年上らしき人も大勢上まで昇る模様。頑張ってねぇ。そういえば昨日、今日と「ボンジュール」とあいさつする人多し。ユングフラウやサンモリッツに比べてフランス系が多いようです。

20130715-0004.JPGロープウェイの駅からサースフェーまで2時間ほどかけて下山。マーモットは後2匹に遊んでもらいました。朝買ったパンなどでランチ。今日は空がものすごく青く、氷河が映えてどの山も美しく、すばらしいハイキング日和でした。

やっとサースフェーのそばまで降りる。ハイキング路入口にあるキャンプ場でひと休み。フェー氷河の全体がきれいに見える。あんなに苦労したのに、ここからこんなにきれいに見えるなんて。。。

村はずれから反対側にあるお泊りホテルまで徒歩。途中、バスターミナルで明日乗るバスの時刻表をチェック。疲れたぁ、とホテルに戻り、まずは着替えて入浴。入浴後の夫はお決まりのバルコニーでビールをぷはぁ。ホテルは高台で村が一望できる。あ、家々のはるか上に今日行ったフェー氷河全体が。。。ここからの眺めがもっとも広い範囲を見渡せているのに、今頃気がついた。うぇーん。うれしいような、そうでないような。。。

今夜の女子サッカーライブはイングランドとロシア、フランスとスペイン。食事を早く済ませようと下に降りて行くっと表が何かにぎやか。ホテルの庭でスタッフがアルプホルンや旗投げのイベント。客にはドリンクサービス。小さい子供も参加してにぎやか。
今日はスイスデーよ、とおかみ。食堂でのおじいちゃんの演奏や歌もヨーデルなどスイスらしい。最後はみんなにかぶりものを配り、お遊戯のようなおどり。ミラーボールがまわり、ぎんぎん。筋肉痛なのに、と夫も参加。デザートが終わったのは21時半過ぎ。うー、2時間半以上かかった。今夜もおじいちゃん大活躍。

朝食:ホテルのビュフェ、ハム、パン、ベーコンエッグ、紅茶、果物など
昼食:サラミサンドイッチ、バターパン、バナナとネクタリンとあんず、味噌汁
夕食:スモークサーモンのテリーヌ、コンソメスープ、パスタ(餃子のような)、子牛のグレービーソース、ポテトとブロッコリ、アプリコットタルト

歩数:19,026歩

本日のハイキング:
Saas Fee -> Spielboden -> Saas Fee

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/16

7月16日(火)晴れ 
「ホーサースとクロイツボーデンへ」

昨夜は女子サッカーのユーロ大会、フランス対スペインを見終わった瞬間、気を失いました。どっちも強い。日本、今度のWカップ、大丈夫かなぁ。澤選手、頑張って。もっとあなたの活躍を見たいです。

ということはともかく、今日はどこに行くか、夫は私が寝た後も検討。天気予報では明日から下り坂。晴れているうちに是非行きたいところは。。。あんまり長時間の登り下りは無理だし。。。で、ロープウェーでいけるところを選択。まわりの景色を楽しんでこよう。

バスターミナル発9時2分に乗るよ、と言われ、朝食、お茶等の準備。バスターミナルは歩いてすぐ。大勢が乗車。サースフェーのホテル2泊以上の人はカード(バルガーパス)をくれ、サース谷のバスもロープウェイもフリー。サンモリッツも同様のサービスがありました。これっていいよねぇ。

20130716-0001.JPGサースフェー・グルントでほとんど全員下車し、ロープウェーでクロイツボーデンへ。乗り換えてホーサース標高3105メートルに到着。うひゃあ、良いお天気。まっ青な空、雲ひとつなく、雪をかぶった山々、氷河が見える。

展望台までガレ場を30分程登る。ぐるっと3千メートル、4千メートル級の山々。うーん、きれい。夫があちこち写真を撮っている間、山頂にいたスイスガールとしばしおしゃべり。スイスの学校の夏休みは5週間、冬休みは3週間だそうです。ドイツは2ヶ月なんだよ、とうらやましそうでした。

ガレ場をそろそろと降り、ロープウェイでクロイツボーデンまで降りる。すぐ前の人工池でしばし撮影。
20130716-0002.JPGこの下の途中駅のトリフトからは下りには乗れないが、昇りはOKと窓口で確認。それならこの下にあるフラワートレイルをトリフトまで歩こう、と決定。コースタイムは1時間15分。こんなにお天気が良いんだもの、大丈夫。

途中、お花の紹介のプレートあり。ドイツ語。あ、マーモット2匹発見。昨日買ったマーモットの餌の残りをやろうとしたが、さっさと隠れてしまった。途中の岩の陰でキィキィ威嚇までされた。トリフト到着直前のトレイルの両側に真っ黒で角が立派な雄牛の群れ。こわぁ。目を合わさないように、どきどきしながら通った。ほっ。

20130716-0003.JPGトリフトから下まで標識によると初心者コースで50分とのこと。12時5分前。じゃあ、歩いて降りて下で昼食にしようと決定。フラワートレイルで、きれいだし、お天気はいいし、山は素敵だし、とルンルン。そんなに遅いはずはないのに、1時間半かかった。50分って。。。看板に偽りあり。。。もっとも昨夜夫が悩んだのは、このコースに並行している路ははガイドブックでは中級で4時間半かかる、とあり、それじゃあ無理か、とあきらめ。でもしっかり踏破。今日も良い汗かきました。

バス停のそばのレストランでランチ。夫はお気に入りのドイツの白ビール、シュナーダーバイスで乾杯。ランチ後、バス停に行ったら、20分ほど待つので、集落を散策しながら、一つ先のバス停まで歩く。古い石ぶき屋根や木造の家が多い。私たちが泊っているホテルの周辺も、でっかいねずみ返しがある建物がたくさんあった。

バスは定刻にきた。サースフェー・バスターミナルまで10分程。ホテルに帰る道すがら、山を見上げると頂上に雲。明日は予報通り雨かなぁ。

夕食のテーブルは千葉からいらしているMTさんご夫婦に同席していただきました。6月末から3週間の旅だそうで、私たちとかなり重なっていたようです。日本語での楽しい会話。ありがとうございました。
お部屋に戻って窓の外を見ると空一面に雲。テレビでは女子サッカー、スウェーデンとイタリア戦。スウェーデンの監督は元アメリカ監督でドイツWカップ、ロンドンオリンピックと日本と戦ったスンゲーダさん。今度は母国の監督です。

朝食:ホテルのビュフェ、ハム、パン、ベーコンエッグ、紅茶、果物など
昼食:スープ(トマト味、お肉と野菜たっぷり)、パン、リベラ(清涼飲料水)
夕食;ビーツと羊のチーズ、野菜のポタージュ、サラダバー、豚肉とパスタとトマト、イチゴのデザート

歩数:18,207歩

本日のハイキング:
Saas Fee ->  Saas Grund -> Hohsaas -> Kreuzboden -> Trift -> Saas Grund -> Saas Fee

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/17

7月17日(水)曇り ときどき 小雨 のち 薄日さす
「標高3千メートルの地下鉄とシュタインボック」

今日は雨。朝、外を見ると目の前の山と氷河が雲の中にすっぽり。「何にも見えないよ」と夫に言うと少し遅れて起きた彼、「うっすら見えているよ」。え?!あっという間に雲が薄くなっている。少ししたらまた何にも見えなくなった。天気予報当たり。雨です。

20130717-0000.JPG標高3500メートルのミッテル・アラリンまで行けば、雲の上は晴れているかも、と雨具の上下をしっかり着て出発。出かけるときには雨は上がっていた。バスターミナルからシャトルバスでロープウェイの駅へ。ここサースフェーの町中は電気自動車のみ。ガソリン車は入り口の大駐車場に止めて、町中には入れない。
まず標高3千メートルまでロープウェイであがり、次に地下鉄(!)に乗り、展望台まであがる。スイスに来て2週間。高地順応がだいぶんできているのか、そんなに息苦しくありません。それでももちろん走ったりは禁物。

さすがに寒くてフリースを着る。マムートがスイスのブランドと知らずに買ったもの。スイスではマムートのものを着ている人をよく見かけます。
雲を抜けて上がってきたけど、そこは青空、というわけにはいかず、山々には厚い雲。それでもところどころ雲の切れ間に青空がのぞき、氷河を照らしています。
20130717-0001.JPG
切り立った氷河が大音響とともに崩落するのも見える。すごいねぇ、待てば雲が上がるかね、と見ていたら、日本人のおじさんが話しかけてきた。奥様と二人で旅行しているとのこと。楽しそうにいろいろお話し。明日、ツェルマットに行くそうですので、またお会いするかもしれません。

1時間ほど楽しんでから、地下鉄、ロープウェイを乗り継ぎ、下まで降りる。下から見れば山は雲の中でした。
近くの別のロープウェイ乗り場からプラッティエンまで昇る。ここは12時15分から13時半までランチタイムでロープウェイが休止。乗ったのが12時10分だったので、途中で止まったらどうしよう、と思ったが、大丈夫でした。乗り場のおじさんも大丈夫と言っていたし。

ここから青い看板の上級者コースを歩くとエーデルワイスの群生が見られるかもしれないそうですが、私たちはロープウェイ駅のそばをうろうろ。あ、アルペンアスターみっけ。エーデルワイスはこの花のそばにあるので、もしかしたら、と二人で小雨の中探す。そばのヤングカップルが私たちを手招き。指の先見るとシュタインボックだ!3頭。大きいのと小さいのと、角が立派なのと。ものすごい崖っぷちで草を食べていました。

20130717-0002.JPG
しばし楽しんでからロープウェイ脇のレストランへ。食事をしていたらスタッフが窓のすぐ下にアイベックスがいる、と教えてくれる。あ、シュタインベック。さっきみたやつかなぁ。こんなに近くにまで来るんだ。

ロープウェイで下まで降り、ホテルまで徒歩30分近く。エーデルワイスには会えなかったけど小雨の中、上まで上がってよかったね、などと話しながら戻る。雨だったけど、それなりに楽しめました。今日は山歩きをしなかったので、体力回復にもなったかな。

夕食は今夜も千葉のMTさんご夫婦と同席。ご主人の趣味が釣りとわかり、大いに盛り上がりました。明日帰国便に乗り、日本着あさって。お気をつけて。
このホテルの夕食も今夜が最後。最初の二晩はおじいちゃんのエンターティンメントにちょっとびっくりしたが、ここ2晩は静かなディナータイムでした。

朝食:ホテルのビュフェ、ハム、パン、ベーコンエッグ、紅茶、果物など
昼食:スープ(ビーフコンソメ、野菜と肉団子入り)、パン
夕食:きのことたまごのサラダ、カレースープ、サラダバー、チキンのレモンソースと野菜ライス、アイスクリームのラズベリーソース

歩数:8,707歩

本日のハイキング:
Saas Fee -> Mittelallalin -> Saas Fee -> Plattejen -> Saas Fee

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/18

7月18日(木)雨 のち くもり 
「雨のツェルマットに到着」

今日はツェルマットへの移動日。晴れならプランAでエッギスホルン経由、曇りならプランBでサースフェーのゴンドラで行けるところで、まだのところに昇る。のはずが本格的な雨。
これじゃあどこに行っても雲を見に行くようなもの。まっすぐツェルマットへ行くことに決定。
4日間、お世話になりました。楽しかったです。いつも笑顔かわしていたドイツ系のご夫婦ともお別れごあいさつ。チェックアウトの手続き終了後、ホテルから記念にとワインを1本くれた。ぐっ。これ、かかえていかなきゃ。私たちは重いだけだけど、今日帰国するMTさんは困っていた。預けるトランクは既に昨日出しちゃったし、手荷物では液体は機内に持ち込めないし。どうしたんだろ。

20130718-0001.JPGバスターミナルまでホテルの電気自動車で送ってもらう。大勢が雨具に身を包み、ハイキングにでかける模様。みなさん、気をつけて。バスを待つ間も雨が天井をたたく音がすごい。今回スイスにきて一番強い雨です。

シュタルデン駅までバスで行き、そこから列車でツェルマット駅へ。1時間50分。意外と近いです。駅でホテルに電話をし、お迎えをお願い。雨なので助かりました。
12時前にホテル着。
1時間後にチェックインできるとのこと。はぁい、お買いものしてきます。
天気予報では明日以降は晴れ。今日のうちに予定のお土産をゲット。アーミーナイフにチョコに。トランクが小さいので最低限しか買えませんが、それでも買い物も旅の楽しみのひとつです。
昼食はイタリアン・レストランへ。昼食時間と雨が重なったせいかものすごく混んでいた。日本の発明(?)と言われるスパゲッティ・ナポリタンがメニューに。頼んでみた。おいしかった。高地だとゆですぎたのが多いけど、アルデンテでした。

20130718-0002.JPGホテルに戻りチェックイン。受付で日本の添乗員さんがあれこれ確認していた。部屋に案内してくれた受付嬢によると今日は3GPきているんですって。すごっ。20130718-0003.JPG
このホテル、去年もきているが、今回のお部屋は去年より広くてきれい。ここはお食事も楽しみ。見た目もきれいでおいしかったんだ。

夫は娯楽室でビリヤードをやったり、部屋で卓球の素振りをしたり、元気があまっているようです。私は昨夜は運動不足(?)のせいか寝つきが悪るく、何となくぽやん。
温水プールとジャグジーもあるけど、今後のために体力温存です。

朝食:ホテルのビュフェ、ハム、パン、ベーコンエッグ、紅茶、果物など
昼食:スパゲティ・ナポリタン、ベジタブル・スープ、パン
夕食:スモークサーモンの前菜、野菜とツナのサラダ、子牛肉のカツレツハムとチーズ入り、ストロベリームース

歩数:7,220歩

本日の移動:
Saas Fee -> Stalden-Saas,Bahnhof -> Zermatt

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/19

7月19日(金)晴れ 
「1年ぶりの再会」

20130719-0001.JPG朝、目が覚めて外を見るとマッターホルンの山頂が茜色。夫を起こすと彼は即バルコニーに飛び出した。私は寝たまま朝焼けのマッターホルンを見物。わーい、1年ぶり。今日は雲ひとつない快晴。しばらくして、バルコニーから見える川沿いの道を、朝焼けを見に行った人たちがにこやかに歩いているのが見える。少し先の橋のところがビューポイントです。

GPが3つ、と聞いていたので少しゆっくりめに朝食を食べ、出発。まずは近くのパン屋さんで昼食用を購入してからケーブルカーの駅へ。今年はピークパスを購入。スイスパスありで5日間1万9千円也。元をとるよう頑張ります。
まずはロートホルンパラダイスまで昇り、青空とマッターホルンをパチリ。9時半。もう下から雲がわいてきた。

ブラウヘルドまでロープウェイで降り、トイレ休憩後ハイキング開始。エーデルワイス探し競争。先に見つけた人は帰国後、何か素敵なプレゼントをもらえることに決める。マムートのシャツがほしいなぁ。

フラワートレイルとして整備。昨年は気が付かなかった。新しいのかも。下りなので足元ばかり見ているが、ときどき後ろを見るとすばらしい景色。でもシャイなマッターホルンは頭を雲にどんどん隠している。というより雲をまとっているような感じ。

20130719-0003.JPGで、エーデルワイスは。。。なかなかありません。1時間降りてトゥフテルン村の近くまできたがひとつもなし。それならまだ時間は早いし、去年あったところに行こう、と昇りコース。三角形の二辺をまわる感じです。急な登りをふうふう言いながら頑張る。こちらのコースはアルペンアスターが多く、エーデルワイスがどこにあってもおかしくないのに、見つけられない。去年、絶対ここに咲いていた、という場所にもなし。えーん。今年は雪解けが遅かったのでまだ出ていないのかなぁ。いや、この花びらがないのがエーデルワイスじゃないの。え、それは絶対に違うよ、などと言いながら30分ほど登る。ない。ここからブラウヘルドまでは更に1時間登り、30分下ることになる。ちょっと体力が。。。協議の結果、スネガまで降りることに決定。

私が先に降り出してすぐ、後ろで夫が呼ぶ声。「I'm a champion!」とガッツポーズ。え、なかったよ。トレイルからちょっと離れたところにひとかたまり。わーい、今年も出会えたぁ。それもこんなにいっぱい。しばしフォトタイム。よかった、よかった、くそっ。私が見つけたかった。

20130719-0002.JPG登りより更に目を凝らして探すもなし。急な下りが終わり、ゆるやかな路のベンチでランチ。生ハムのパンもソーセージのもおいしかった。食べた物をかたずけていたら、路の下を見ていた夫が「みっけ」。20130719-0004.JPG急な崖をそろそろ降りて撮影。上からは1輪に見えたが2輪あった、とにこにこ。ううう、完敗だぁ。

スネガまでそこから30分ほど。昨日、一昨日の悪天候でハイキングは3日ぶり。おかげで体力回復したこと、今朝久しぶりに母の元気な声(声だけですが)を聞いたこと、で楽しいハイキングになりました。

午後には晴れているけど、雲がいっぱい。ホテルに戻り、荷物を下ろしてから、駅前スーパーに夫のビールを買いに行き、その後入浴とお洗濯。陽が長いのでバルコニーに西日があたり、早く乾きそうです。

夕食時には昨年同様、おかみが各テーブルをまわりコミュニケーション。昨日はお会いできなかったので、1年ぶりの再会のごあいさつ。「今日、エーデルワイスを見た」と言ったら急に目がマジになって「Where?」。場所を言ったらなるほど、のお返事。今年は雪解けが遅かったから花も遅い、とのことでした。やっぱり。


朝食:ホテルのビュフェ、ハムやチーズ、パン、ベーコン、スクランブルエッグ、ヨーグルト、紅茶、果物など
昼食:生ハムサンドパン、ソーセージパン、あんず、味噌汁
夕食:ホワイト・トマト・スープ、サラダバー(えび、生ハムとメロン、春雨、お野菜たくさん)、サーモンのサフランソース、きゅうり、ポテトのコロッケ、アイスクリーム(夫はパンナコッタ)

歩数:21,002歩

本日のハイキング:
Zermatt -> Sunnegga -> Blauherd -> Rothorn -> Blauherd -> tufteren -> Sunnegga -> Zermatt

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/20

7月20日(土)晴れ 
「もうひとつの顔のマッターホルン」

今日も晴天。朝焼けのマッターホルンも撮影できたし、とルンルンで朝食、出発。クライン・マッターホルンまでのロープウェイはツェルマットの町はずれ。ホテルからは徒歩20分程かかる。途中のパン屋さんで昼食分を買い、てくてく。「町の中心を通らず、裏の道から行こう」と夫。はいはい。でもちょっと違うような。。。こっちでいい、と言い張る彼。途中にタクシーの運転手さんがいたので聞く。だいぶん大まわりみたい。結局30分以上かかって着いた。もう。。。

途中駅のフーリーでゴンドラから降ろされる。え、もっと上まで行きたいんだけど。この先はクローズですって。20130720-0000.JPGどうなるの?早朝だけ動いているとなりのロープウェイを動かしてくれるが満員電車なみの混雑。ぎゅうぎゅ詰め。スキーやスノボーを持っている人が多く、みなさん、荷物が多いし。ロープウェイを乗り継ぎ、やっとクラインマッターホルン到着。ここは3年ぶり。展望台には確かこっちから行ったはず、とレストランを抜けて行くと大雪で通行止め。3年前と比較にならないほどの雪。写真を撮ってから正面の出口へ。スキーヤーが次々降りて行く。この時期にこれだけ雪があるんだもの、アルペン種目が強いよね、スイスは。


駅の方に戻って、途中でリフトと書いてあるところにに行ってみる。あ、エレベーター。これ、3年前に故障中だった。展望台に到着。標高3,883メートル。2010年はここを階段で登って大変だったのに、こんなに楽だったんだぁ。

20130720-0002.JPG空は快晴。マッターホルンには雲ひとつない。まわりの山々はほとんど眼下。それにしてもここから見るマッターホルンって別な顔。人間も前から見るのと後ろから見るのじゃあ、印象違うもんね。見慣れた形ではないけれど、高さと周りを威圧する雰囲気はさすがです。

反対側にブライトホルン。山登りの人が次々歩いているのが見える。グリンデルワルドのホテル同宿の女性二人組が、ガイド付きで登ったけど、きつかったぁ、と言っていた。すごいなぁ。展望台もすごい人。次々人がやってきてフォトタイム。晴れてよかったぁ。

ロープウェイを乗り継いで2つ下のシュテリーゼーまで降りる。さっきクローズだったのも動いていた。よかった。今日のハイキングはここからフーリーまで2時間半の予定。はーい、頑張ります。
エーデルワイスが今日もあるかも。下から見上げるマッターホルンはスフィンクスのような形。いつのまにか雲が湧き上がり、今日も身体にまとっている。後ろ側には大きな氷河が見える。
20130720-0003.JPG
ハイキングコースはそんなにきつくないし、お天気は良いし、エーデルワイスは見つからないし、でほぼコースタイム通り。途中の小川のところでランチをしていたら、通る人毎に手を挙げて挨拶してくれた。

フーリーからゴンドラに乗り、ツェルマットまで降りてからまたてくてく歩きホテル着14時半。なんか疲れたぁ。高地順応できているつもりでも、やっぱ3,883メートルは身体にはこたえているようです。入浴後、念入りに足モミ。



朝食:ホテルのビュフェ、ハムやチーズ、パン、ベーコン、スクランブルエッグ、ヨーグルト、紅茶、果物など
昼食:ハムサンドパン、サラダパン、ネクタリンとあんず、味噌汁
夕食:えびの前菜、サラダバー(チーズとトマト、生ハム、お野菜いっぱい)、シャーベット、豚のヒレ肉マスタードソース、人参とマッシュポテト、ムースとベリーいろいろ

歩数:21,574歩

本日のハイキング:
Zermatt -> Klein Matterhorn -> Schwarzsee -> Stafel -> Furi -> Zermatt

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/21

7月21日(日)晴れのち夕方雨
「エーデルワイス、見っけ」

20130721-0000.JPG今朝は雲が多く、マッターホルンの上と周りの雲が茜色に染まっただけでしたが、それはそれできれいでした。今日は山岳ホテルのリッフェルブルグに移動。荷物を持っていくものと、置いていくものに分ける。

朝食の前にフロントにトランクをお昼まで預かってね、と言いにいく。お部屋に置いておけばOK、駅で連絡すれば届けてくれるとのこと。でもスネガから降りてくるのでよりますね。ホテルはケーブルカーの駅の上の近くなんです。

今日はエーデルワイス探しその2。ロートホルンからシュテリーゼーコース。台湾からのGPとご一緒ににぎやかにロートホルン着。マッターホルンはくっきりだけど、雲多し。
20130721-0002.JPG雄大な景色の中を歩く。途中、雪渓をこえていく。つるつる。日本人4人のパーティと会う。あ、この前、サースフェーでお会いしたお父さん。「エーデルワイス、みましたか」「はい、この先にもあるかもしれませんし」などとおしゃべり。

あ、マーモットが二匹!ワイワイしてから「お先に」と別れる。正面にマッターホルンを見ながら下るコースで気持ち良い。あ、エーデルワイス!路のはじで見っけ。今日は私の方が夫より早かった。すぐそばにいくつも。わーい、と後ろを歩くさっきのお父さんに合図するも、逆光のせいか気がつかない。
20130721-0001.JPG夫があれこれ写真を撮っているうちに、追いついてきた。「ここに咲いていますよぉ 」。やっと気づいてくれ、にこにこ。よかった。

ブラウヘルドの駅でトイレ休憩をしてからシュテリーゼーに降りる。風が出てきて湖面は波。逆さマッターホルンは撮れない。魚釣りをしている人を見て、夫はよっていく。フィシング・ガイド付き。ベンチで休憩中に魚が掛かったのを見て夫は走って見にいった。35センチもあるトラウトだそうです。
20130721-0003.JPG
ブラウヘルド駅に戻るのに、さっきの1本上の路を行く。あ、エーデルワイス。ここにも、あっちにも。誰か種を蒔いた?と思うくらいたくさん。だからこの路、人が多いいんだぁ。たくさんありました。

スネガまでゴンドラで降り、レストランで昼食後、ホテルに。預けたトランクを受け取り、車で駅まで送ってもらう。お世話になりました。
山岳ホテルに持っていかないトランクを、2日後に泊まる駅前のホテルに預け、ゴルナーグラート鉄道でリッフェルベルグへ。ホテルにチェックイン。わーい、マッターホルン・ビューの部屋だ。部屋から見えるのは6部屋しかないんだ、よかった。

荷物の中身を出し、空っぽの冷蔵庫にビールを入れる。ネットワークは。。。ipadは自動で接続。去年、ここで使ったパスワードを記憶していました。

まだ時間が早いのでゴルナーグラートへ行ってみる。今年も来ることが出来ました。しはし撮影タイム。雲が多いので40分ほどでホテルに戻り入浴。今日は参議院選挙結果とユーロ女子サッカーの準々決勝、と見るものが多い。


朝食:パン、ベーコンエッグ、きゅうりとトマト、ヨーグルト、フルーツ、紅茶
昼食:野菜のポタージュスープ、パン、あんず
夕食:カルパッチョ、トマトのスープ、トラウトとほうれん草とポテト、パンナコッタ

歩数:20,439歩

ハイキングコース:
Zermatt -> Sunnegga -> Blauherd -> Rothorn ->Stellisee -> Blauherd ->Sunnegga -> Zermatt -> Riffelsee

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/22

7月22日(月)晴れ
「朝焼け撮影でくたくた」

朝4時半に目覚まし。朝焼けの逆さマッターホルン撮影に行く。半分ねぼけたまま着替えて、5時前にはホテル発。外は真っ暗。ヘッドライトで足元を照らしながら歩く。空には雲があるのがわかるも、マッターホルンにはかかっていない。

朝焼けの逆さマッターホルン撮影は夫は3回目。初めてスイスに来た2010年はゴルナーグラートからリッフェルゼーへ降り、きれいな写真が撮れた。昨年はリフェルベルグに2泊し、1泊目は悪天候だったが、2泊目に撮影。2泊目はホテル周辺は雲海で、私も明るくなりだした頃にリフェルゼーまで歩き、夫と合流して降りてきた。
なので一緒に行くのは初めて。夫は私を気遣ってか、少し時間がかかってもなだらかな路を選択。のはずがなぜか途中で路が。。。暗いのと、昨夕雨が降ったので、見にくくなっていた。こっちかな、あっちかな。向こうにトレイルが見えるけど、どうやっていくんだ、とちょっとうろうろ。大した時間ではなかったけれど、疲れたぁ。

20130722-0002.JPG日の出前に何とかリフェルゼー到着。ふぅぅぅ。。。足元はべちゃべちゃ。石のところに立って撮影。雲いっぱいだけど、赤く焼けるかな。東の空があかるくなりマッターホルンの東面がほんのり。ほんのりが下に広がるも、じきにお日様は雲に隠れてしまった。あちゃあ、苦労してきたのに。でも向こうのダン・ブランシュの山頂に陽があたりきれい。

夫は少し上の高台に登ったり、あちこちうろうろ。私は一人で岩に腰掛けて空を見ている。こうやっていると地球の鼓動が聞こえるような気がする。ここでは毎日毎日同じことを繰り返していて、たまたま今日は私たち二人がいるけど、ほとんどの日々は人は誰もいない中、朝焼け夕焼けを繰り返しているんだなぁ。
人間の一生なんて短いよなぁ、と思えば涙がでそうになった。ふと向かいの丘を見ると、山頂に黒い影がぽつぽつ。足がある。羊さんの群れだ。なんかおかしくなって一人で笑った。

20130722-0003.JPGホテルまでの帰り路は、明るくなったこともあり快調。7時少し過ぎに着いたので、まずは朝食。お腹すいた。ん、夫の食事がやけに遅い。もともと早い人ではないけれど。聞くと昨夜は星景写真を撮っていて遅くまで起きていたので眠いとのこと。お部屋に戻りパジャマに着替えて2時間後に時計をセット。おやすみ。とすぐ寝たのは私らしく、9時頃夫が「天気はいいし、出かけたい」。んんん。。。さっき寝たいって言ったじゃない。

外を見るとマッターホルンくっきり。朝の雲はどこに行ったの。天気予報ではお昼ごろから雷。それなら急いで、と着替えて出発。あー、忙しい。
ひとつ下のリッフェルアルプ駅から湖を3つめぐり、スネガからケーブルカーでツェルマットに降りる予定。昨年、逆コースを歩いているので、気分はなんとなくゆとりです。
20130722-0004.JPG
お天気は良いものの、マッターホルン山頂には既に雲。えーん、さっきはなかったじゃない。グリュンゼー、グリュンジゼー、ライゼーとまわる。途中、工事現場みたいなところがあるが、お花が多いところではエーデルワイス探し。アルペンアスターは群生しているんだけどなぁ。

高低差が少ないコースだったので、きつくはなかったけど、早朝のが響いてか疲れた。駅前のCOOPに寄ったら、日本人のGPが大量にお買い物。みなさん、お土産のようでした。

ホテル着14時半。入浴後、横になってちょっとひと休み。激しく雷鳴。早めに戻ってきてほっ。夫は窓の外をチェック。マーモットが時々走っているのだそうです。


朝食:パン、ベーコンエッグ、ハムにチーズ、ヨーグルト、フルーツ、紅茶
昼食:ソーセージとリシュティ(じゃがいも)、あんず
夕食:生ハムとドライフルーツ、スープ、子牛肉のクリーム煮、インゲンとパスタ、オレンジムース

歩数:21,806歩

ハイキングコース
Riffelberg -> Riffelsee -> Rifferberg -> Riffelalp -> Grunsee -> Grindjisee -> Leisee -> Sunnegga -> Zermatt -> Riffelberg

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/23

7月23日(火)晴れ 
「ラスト・ハイキングは銀座通りで」

朝4時半に目覚ましが鳴る。外にはお月さまが煌々。夫は着替え始めたが、私はうーん。昨日、すごくへばったので、今朝はパス。明日、帰国で長時間フライトも体力いるから。夫は足取りも軽く出発。気をつけてねぇ。

日の出時間の少し前に目覚ましをセットしなおして横になる。お月さま、まんまる。
次に目が覚めると外はすっかり明るくなっていた。マッターホルンのとなりにまんまるお月さま。急いで着替えて外に出る。私一人。風が強く冷たい。山頂から鮮やかな朝焼け。だんだん下に広がっていく。しばし撮影。残月もいえない月と朝焼け。他の山々もきれい。

20130723-0001.JPG夫は7時すぎに「きれいだったぁ」と戻ってきた。朝食後、彼は「ちょっと。。。」と横になる。私はチェックアウトの準備。9時過ぎに夫が目が覚ませたので、最終確認をしてチェックアウト。

お世話になりました。しばし、ホテルの前でマーモットの撮影、と思ったけどいないなぁ。朝食の時は4匹見たのに。
今日のハイキングに不要な荷物をホテルに預け、電車でゴルナーグラードまであがる。すごい人。観光地だから当然だけど、いろんな国のGPや個人客でごったがえしていた。

20130723-0004.JPG展望台でしばし景色を楽しんでから、電車で1つ下のローテンボーデンまで降りる。ここからリッフェルベルグまでの約1時間のハイキングコースはいわゆる「銀座通り」。とっても人が多いが、リッフェルゼーなど池が3つあり、逆さマッターホルンも楽しめるし、高低差が少ないコースで景色もすばらしく、どこのツアー会社もコースにいれるだけのことはあります。夫は今朝、ここで朝焼けの逆さマッターホルンを楽しみました。お世話様でした。

今朝は出発時間がのんびりだったこともあり、昨年のようにGPが順番待ちするほどの混雑にはあわず、きれいな景色を満喫。リフェルゼーのほとりで昨日買っておいたネクタリンを食べる。おいしい。ここからリフェルベルグまでは昨日の朝は二人で、今朝は夫一人で往復した慣れた路。

20130723-0003.JPG今回のハイキングはこれで終了。長かったけど、怪我もなく、毎日十分楽しめました。リッフェルベルグ駅そばのレストランで昼食後、電車の写真をとったりのんびりしてから、ホテルに戻り荷物を受け取る。

ツェルマット駅前の最後のホテルにチェックイン。まずは入浴してから、最後のお買いもの。小銭も数えて使いきる。1スイスフランがキャッシュで110円、クレジットカードで107円以上と、今年は高かった。
ホテルに預かってもらっていた荷物と、持って帰ってきた荷物を広げ、帰国準備。明日着るものと手荷物以外をトランクに詰め込む。うん、何とか全部詰め込んだ。二人で駅までゴロゴロ引っ張って行き、明日の搭乗手続きとトランク預け。次にトランクと会うのは成田空港。スイスはこれが便利だよねぇ。最寄りの鉄道の駅で手続き出来ちゃうんだから。搭乗券はもらったし、明日は手荷物だけ。

ホテルに戻ってネットワークの接続確認。山岳ホテルはメールが読み込めるが、うまく送信できなかった。セキュリティがかかっていた模様。ここは1Fのロビー付近でしかネットワークが使えない。いろいろ制限があるなぁ。

最後のお食事はホテルのレストラン。3週間、無事終わることができました。「うちに帰るまでが遠足」。あと一息、気を抜かないで行こう、と乾杯。
明日は早朝出発なので、フロントで朝ご飯の分のお弁当(BOX)をもらって、準備万端終了。


朝食:ホテルのビュフェ、ハムやチーズ、パン、ベーコン、スクランブルエッグ、ヨーグルト、紅茶、果物など
昼食:野菜カレー、スープ、パン、ネクタリン
夕食:夕食:サーモンの前菜、かぼちゃのスープ、ビーフシチュー温野菜添え、パンナコッタ

歩数:12,447歩

本日のハイキング:
Riffelberg -> Riffelsee -> Riffelberg -> Gornergrat -> Rotenboden -> Riffelsee -> Riffelberg -> Zermatt

2013年スイス・ゆったりハイキングの旅 7/24-25

7月24日(水)-25日(木)
「おうちに帰るまでが旅」です

五時半起床。マッターホルンビューのお部屋なので、まず外を見る。あ、雲の中。昨夜、食事中にカミナリと雨。道路際のオープン席だったので寒くなったほどだった。朝まで雲が晴れなかったんだ。朝焼けを楽しみにしている人がたくさんいるのにぃ。でも、ちょうど朝焼け時間帯に列車に乗る私たちは心おきなく出発できます。

20130724-0001.JPG6時13分の列車に乗る。駅前なのですぐ。トランクに入れられるものは全部突っ込んでフライバゲージで送り済なので、手荷物は軽々。何か忘れ物があるような気分になるほど軽い。
フィスプで乗り換えベルンまでの列車の中で朝食。これで一人分。すごい量。食べきれずパンのミミなど半分は「ごめんなさい」。
人間の脳細胞は早いもので1カ月で40%も入れ替わるとか。ということは私たちは二人とも「ハーフ」だねと話し、笑った。

チューリッヒ空港まで2回乗り換えで3時間40分。今日は電車遅延もなく、時間通り到着。空港駅のパン屋さんでお土産のパンを購入。種類がたくさんあり、どれがいいのかよくわからないけど、これかなぁ、というの「10個」と言ったらお店のおばさん、「えっ」と驚いていた。だってお土産なんだもん。

20130724-0002.JPG成田着は30分遅れたけれど、順調でした。

今年のスイスは天候に恵まれ、毎日、白銀のアルプスの山々、氷河、たくさんの花々と出会えました。マーモットやシュタインポックにも。のんびりゆったりハイキングの私たち。毎日1コースづつ、じっくり楽しみ、夕方にはホテルにもどり、体力回復を図ったためもあり、健康にも問題なく、二人とも元気だったのも楽しかった大きな要因だと思っています。

最後にこのDiaryを毎日読んで下さった方々、メールを下さった方々にお礼を申し上げます。


朝食:オレンジ、りんご、サンドイッチ(ハム、チーズ)、ゆでたまご、水
空港で:パスタ、スープ
機内食1:えびとインゲンのムースの前菜、タリアッテレ(夫はビーフ)、果物、飲み物
機内食2:パンとフルーツ、焼きビーフン