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season-02

2012年スイス・のんびりハイキングの旅に寄せて

2012swiss-title.jpg今回は、グリンデルワルト(Grindelwald)とツェルマット(Zermatt)に、それぞれ一週間づつステイして、のんびりと撮影&ハイクを考えた。(2012/07/01)

いくつかのアクシデントも乗り越えて(^^;;;、ハイキングを楽しみました。(2012/07/17)

今回のスケジュール

日付 日程 ハイク 宿泊
2012.07.02 成田→チューリッヒ→グリンデルワルト スイス・パス(一日目) キャバナ
2012.07.03 グリンデルワルト フィルスト→バッハアルプゼー キャバナ
2012.07.04 グリンデルワルト メンリヒェン→クライネシャイデック キャバナ
2012.07.05 グリンデルワルト ミューレン→アルメントフーベル キャバナ
2012.07.06 グリンデルワルト シーニゲプラッツ キャバナ
2012.07.07 グリンデルワルト グロッセ・シャイデック キャバナ
2012.07.08 グリンデルワルト→ツェルマット スイス・パス(二日目) ゴルナグラート・ドルフ
2012.07.09 ツェルマット スネガ→ライゼー→フィンデルン村 ゴルナグラート・ドルフ
2012.07.10 ツェルマット スネガ→トゥフテルン村 ゴルナグラート・ドルフ
2012.07.11 リッフェルベルグ リッフェルゼー リッフェルベルグ
2012.07.12 リッフェルベルグ リッフェルゼー,ゴルナーグラード リッフェルベルグ
2012.07.13 リッフェルベルグ→ツェルマット アルターハウプト クリスチャニア
2012.07.14 ツェルマット シュワルツゼー クリスチャニア
2012.07.15 ツェルマット ブラウヘルド→グリンジゼー→リッフェルアルプ クリスチャニア
2012.07.16-17 ツェルマット→チューリッヒ→成田 スイス・パス(三日目) 機内泊

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/02

2012年7月2日(月)小雨

いよいよ今日からスイス。2年ぶり。今回はまったくの二人旅。どうなることやら、わくわく。
YCAT6時半発に乗りたいので、前日、自宅から駅までタクシーを頼んだら、6時半までは予約でやりくりがつきません、ですって。トランクは既に成田に行っているので、手荷物だけだし歩こう、と決めていたが、今朝はしとしと雨。ありゃあ、傘1本は既に成田に行っている。仕方なく、一番ぼろい傘をさし、私鉄駅のゴミ箱にいれさせていただきました。ごめんなさい。

YCATからのバスもチューリッヒまでの飛行機もスムーズ。しかし11時間のフライトは長い。日本時間まっ昼間なので、そんなに眠れないし、映画だってあきてきちゃうし。

20120702-0005.JPGチューリッヒ空港は曇り。16時着。入国審査もバッゲージクレームも問題なくサッサと終了。表に出て、空港内にあるスーパーの場所を職員さんに聞いてたら、前を歩いていたお兄さんが、スイスにようこそ、と親切にあっちだ、こっちだ、どこまで行くんだ、電車はそっちだ、と教えてくれた。ありがとう。

まず、お金をチェンジ。自宅の引き出しに眠っていたこれ、いくらの時に交換したんだろう、という古いUSドルを使用。次にスーパーミグロでお買いもの。空港内のスーパーなのでコンビニ程度と思っていたが、大手スーパーそのもの。買い物客もみんなカゴいっぱい買っていた。値段は。。。そう、スイスは日本人が見ても高い、と思う値付けです。ここまで来るのにお金をいっぱい払っているのだから、あんまり気にするの、やめよう。とにかく今夜必要なものだけ購入。

20120702-0008.JPG次にチューリッヒ空港駅で事前に購入したスイスパスのバリデーション。今日から使う、という手続き。これもスムーズに終わり、乗る予定の電車まで40分もある。着陸後1時間10分しかかからなかったんだ。
現在日本時間で真夜中の1時過ぎ。眠たい。駅のベンチで待つことに。携帯をセット。電源を入れると自動で現地時間になるが、サマータイム中にし、日本時間と両方を表示させる。この後乗る電車は2回乗り継ぐので、寝過ごさないようにアラームもセット。
電車は時間通りに到着。1等車は空いていた。前回来た時もそうだけど、予約してあるわけではないのに、座れない時ってなかったもの。乗り継ぎ時間は6分、8分ととてもショート。次の電車は何番線か確認する。
ベルンは時間通りでスムーズ。次はインターラーケンオスト。が、ベルンの発車時間が8分遅れ。放送では「ごめんね」だけ。20時5分のグリンデルワルト行きに間に合わないと、次は1時間後。ええっ、というわけで頭はどろんとしているが眠れない。(夫はときどき気を失っていた)途中駅もきっかり8分遅れ。特急なのにゆっくりしたスピード。早く走れ、と言いたい気分を我慢。20120702-0001.JPGそれでもインターラーケンオストには4分遅れで到着。4分しかない。広いホームを5番線から2番線までトランクをひっぱりながら走る。(今日だけは移動にトランクも一緒。この後はチッキで送る予定)
途中日本人の団体客がいっぱい居る中、私たちと数名が走る。セーフ。間に合った。ってこの電車は5分遅れで発車。あーん、先に言ってよ。

ここからはベルナーオーバーランドの山々を見ながらの普通電車。3千メートル、4千メートル級の山々のふもとをごとごと昇っていく。大きな滝が見えたり、雪解け水がごうごう流れる川が見えたり。山々の頂上は雲の中。明日は晴れの予報だけど。でも雲の動きが早いのか、ときどき一部顔を出す。雲の切れ間から陽がさすと、アイガーとシュレックホルンの岩肌が輝いて見え、とてもきれいだ。

20120702-0004.JPGグリンデルワルト駅まで30分。駅には電車と山々のツーショットをねらった日本人(だと思う)がたくさんいた。ホームの端に立っていた女性が私の顔を見て持っていた紙を広げる。うちの名前だ。ホテルのお嬢さんが迎えに来てくれていた。歩くと下りでは徒歩5分だが、小さいとはいえトランクはあるしで、助かります。(事前にお願いしていたのです)

ホテルはかわいい山小屋タイプ。私たちのお部屋は事前のリクエスト通りアイガーに面したキッチン、バス付き、2部屋あるシャレータイプ。バルコニーからはアイガーがドーン。わーい、素敵。あれ、トイレが2つもある。

夫は明るいうちはバルコニーでカメラをむける。お部屋で無線LANは使用できるし、最高です。1週間お世話になるので、荷物を棚に入れ、お風呂に入り、味噌煮込みうどんを食べて寝た。長い1日でした。

機内食1: 日本食(おそば、前菜、鶏肉の煮物、ご飯、味噌汁)、フルーツ、ケーキ
機内食2: サラダ、ごはん、鳥の煮物、ケーキ
車内で: マフィン、りんごジュース
夜 食: 味噌煮込みうどん(宮の乾メン)

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/03

2012年7月3日(火)くもり

20120703-0003.JPG昨夜は目が覚めるたびに外を見て、アイガーと星空をチェック。寝室のカーテンはあけたまま。結局、朝まで雲がいっぱいだった。とはいえ、寝ながらアイガーが見えるロケーションです。
朝食に降りて行くと、日本人のご夫婦発見。そばに座ってお話しを伺う。ここ2日ほどはお天気が悪かったが、それまでは良いお天気。お二人で1週間、ハイキングなどを楽しまれ、今日はバーデンに移動して温泉に入り、明日帰国だそうです。

部屋に戻って天気予報を確認。午前11時頃には晴れるとのこと。ゆっくり支度をして、9時過ぎに出発。まず駅でユングフラウ・フリーきっぷ手配。費用は事前に支払ってあり、引換券とチェンジ。そこから10分ほど登り坂をあがったところにフィルスト展望台行きのゴンドラ。アイガーの山頂は雲いっぱいだけど、片道1時間のバッハアルプゼーまで歩く予定。歩いているうちに晴れてくるのを期待。

ゴンドラで3駅目がフィルスト。途中、かなり雲が厚いところもあったが、山頂はまあまあ。人は。。。いっぱい。スペイン語圏の団体さん、韓国のヤング6人連れなどインターナショナルだ。もちろん日本人ともたくさんすれ違う。
20120703-0010.JPG今日は私たちのハイキング1日目。まだ身体も時差や移動疲れもあって本調子ではないし、足慣らしの楽なコース。のはずが、どうも不調。私の足が痛い。大分慣れた靴のはずなんだけど。来る前に駅まで歩いてみたりしたのに。やっぱり山道とは違ったのか。途中、靴ひもを調整したりして何とか我慢。

雲で見晴らしはイマイチだが、お花がきれい。黄色、青、紫、ピンクの花々がいっぱい。正にお花畑の中。
時々シュレックホルンの頂上や、アイガーの上氷河などが見える。私たちにも突然陽がさし、あわててサングラスを出したり、日焼け止めクリームを塗ったり。
20120703-0005.JPGたくさんの人たちと抜きつ抜かれつして、片道1時間のハイキングコースを写真撮影などで時間がかかり1時間15分でバッハアルプゼーに到着。ちょうどお昼時でどこの国の人たちも持参の食料を食べていた、私たちも今朝作ったおにぎりを食べる。

戻り道は雲海に囲まれ、もくもくと歩く。この時間にすれ違う人はアラブ系の人が多い。女性は頭に布を巻いている。途中で赤ちゃんにおっぱいをあげているお母さんまでいた。元気だ。

ゴンドラ・ステーションのレストランで祝杯とソーセージの昼食をとり、ひと休みしてグリンデルワルドに戻る。途中、雲が濃いときもあったが、更に下る途中でアイガー山頂の雲が切れてくっきり。振り返ってフィルストを見ると雲の中。今ここにいたから見えたんだ。それも更に下るうちに見えなくなった。

20120703-0008.JPG降りてみるとグリンデルワルドは晴れ。天気予報は当たっていたのね。ホテルに戻る途中のスーパーでお買いもの。食料品の調達。入り口にはエーデルワイスの苗が400円ほどで売っていた。自生のは日本人観光客が持ち帰り、この近くは絶滅したといわれているらしい。本当なら悲しい。

ホテルに戻り、買い物を整理し、顔を洗って私はお昼寝タイム。夫はワインを買いにもう一度お買いもの。ご苦労様。

1時間半の1クール寝た。だるい。けど、さっきまで痛かった足が随分楽になっている。しばらくぼぉっとしてから、お風呂に入り、夕食作り。今日は定番のカレーライスとサラダ。野菜不足を少しは補わなくては。

片づけ後、9時には寝てしまう。今日も疲れた。アイガーの山頂も今夜も雲の中だ。


朝食: パン、ハム、チーズ、ゆで卵、トマト、フルーツサラダ、牛乳、ヨーグルト、紅茶
昼食: おにぎり、ソーセージとポテト、オレンジジュース
夕食: 野菜サラダ、カレーライス、生ハム、ラズベリー

歩数: 20,413歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/04

7/4(水)晴れ のち くもり のち 雨 のち くもり

20120704-0001.JPG夜中に目が覚める。まだ時差ぼけ状態をひきずっている。目が覚めたら2時半。外を見ようと起き上がったら、となりの部屋で夫がPCを開いていた。昨日はアイガーの山頂はほとんど見えなかったのに、今はくっきり。夫はカメラをセットし、自動撮影していた。しばらく眺めて、横になったら、まんまるなお月さまがアイガーの左横から顔を出す。彼はますます真剣にカメラ撮影。パジャマの上にジャージを上下共着て、寒くなったと靴もはいていた。私はベットに横になったままアイガーと月を眺める。ぜいたくだ。と思っているうちに寝てしまった。

20120704-0002.JPG明け方、夫の声で目が覚める。「そろそろ朝日があたってきたよ」 わーい、山頂が朝日に輝いて黄金色だ。ねぼけまなこでしばしぼぉ。今日はお天気がよさそうだ。天気予報ではこの1週間は傘マークばかりで、ちょっとがっかりしていた。その分、夫は昨夜頑張ったのだと思うが、今日はすばらしい天気。スイスの天気予報を見るとグリンデルワルトは14時まではお日様だけのマーク。早めに行動しよう、と準備開始。7時半スタートの朝食を一番で食べ、8時過ぎには出発。

ホテルから坂を15分下ったとグルントからメインリッヒまでゴンドラ。たくさんの人がゴンドラステーションに向かっていた。20120704-0005.JPGこのお天気だもの、みんな、うきうきしている。ゴンドラの右手にアイガーがくっきり。そのうち、メンヒ、ユングフラウが見えてきた。が、途中で大きな雲がもくもく近づいてきた。あれぇ、せっかくここまで来ているのに。メインリッヒ展望台についたときにはユングフラウ3山は雲の中。ぐすん。でもこの雲のうしろに雲はないので、通り過ぎるまで待つしかない。雲がない反対側の山々はとてもきれい。うーん、気持ちが良い。

ここからクライネシャイデックまで1時間20分のハイキングコース。でも事前に旅行社から情報があり、途中でがけ崩れがあり、回り道は100メートル昇りで20分余分にかかります。かなり急な道なのでお勧めしません、と。どうする?と相談したが、ユングフラウ3山がきれいに見えるし、この後のお天気になるかどうか、わからないので、行けるところまで行こう、と出発。私たち以外にもたくさんの人が歩いていたし、JTBの団体さんまでいたので、大丈夫だよね、という気分。
このコースはパノラマコースというだけあって、景色はすばらしいし、お花もたくさん咲いていて、山に足元にと忙しい。さっきまでかかっていた雲もだんだん動いて、アイガー、メンヒ、ユングフラウが徐々に姿を現し、楽しませてくれる。お花は黄色、紫、白、ピンクの群れがそこかしこ。アルペンローゼの群生などとてもかわいい。

20120704-0003.jpg私の足はきのうよりかなり楽になって、特に下りではほとんど問題なし。ゆっくり写真を撮りながらなので、大丈夫。夫は三脚をかつぎ、ところどころで広げて撮影。レンズを広角、マクロと取り替えながらなので、ペースはものすごくゆっくり。後からくる人に次々先に行ってもらう。
問題のがけくずれは、クライネシャイデックのすぐ手前。すぐそこに一昨年泊ったホテルが見えているのに、大きく高巻きして行く。一番上で座って休憩。11時半を過ぎていた。持参のネクタリンとおにぎり、味噌汁を食べる。おいしい。

しばらく撮影をしてから、クライネシャイデックまで降り、次のグリンデルワルド行きは25分後。クライネシャイデック駅の水飲み場のお水が冷たくて、とてもおいしかった。グリンデルワルド駅のそばでランチを食べ、ホテルに戻る。14時半。疲れた。

荷物を片づけてお昼寝。16時過ぎに目が覚め、外を見たらアイガーは雲の中。突然シャワーのような強い雨が降り出し、一面真っ暗。1時間くらいで上がり、またアイガーが見えてきた。山であの雨にあった人たちは大変だったね、早く帰ってきて正解だったね、と話した。


朝食: ホテルのビュフェスタイル パン、ハム、チーズ、ヨーグルトなど
昼食: スープ、ソーセージフライ、スパゲティミートソース
夕食: サラダ、ソーセージとジャガイモときのこ、ご飯、いちごとアイスクリーム

きょうの歩数:15443歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/05

7/5(木)晴れ

20120705-00001.JPG昨夜も外を気にしてちょこちょこ寝。ふと目が覚めると、アイガーの真上に月が昇っている、うーん、いい。横からの月は昨日より雲が少なくてきれいだ、あ、空が白んできた。あわてて寝ようとしても寝付かれず、6時前に起き上がる。

ホテルがキッチン付きなので日本からお米を持ってきているが、これまで芯があるご飯しかたけない。今までどこのB&Bのどんなお鍋でも上手に炊けていたのに。これはここが高地だから?でも標高千メートル程度なら、長野の母の家と変わらないし。お水の量か、むらしが足りないのか。
昨日、ランチに食べたパスタがおいしくなかったのに高かったので、今日はお弁当を作ってみる。おいしく炊けますように。。。

20120705-0002.JPG7時半朝食、8時出発。空は青空。アイガーは頂上までくっきり見ることができている。今日の予定はミューレンからアルメントフーベル展望台へ行き、山とお花を見るコース。私の足が痛いのと、これから先、まだまだ長いので、今日はほとんど歩かないコースに決定。

ミューレンまでは電車やケーブルカーを乗り継ぎ乗り継ぎで行くし、アイガーはきれいだし、でアサイチ行動開始。乗り物はかなりスムーズで、3回乗り換えたにもかかわらず1時間後にはミューレン着。晴れ渡った空にユングフラウ三山がくっきり。三山ともまったく雲に邪魔されずに見えたのは、今回初めて。きれい。
アルメントフーベル行きのケーブルカーはユングフラウ・パスは使用できず。乗っている時間は4分。かなり急なこう配を登っていく。

20120705-0003.JPG降りたところは、本当に山がきれいに見える。今日の空は完璧だ。ここのハイキングコースはお花がきれいで有名。今日はあんまり歩かない予定だったが、いくつかあるハイキングコース、すべてここから下がっていく。ケーブルカーのチケットは往復買ったが、また上がってくる気になれず、下まで歩くことにする。ミューレンまで2時間、グレッチアルプまで2時間40分。だって、ものすごくきれいなんですもの。

観光客はそこそこいたが、広大な山の中に散らばるとちらほらになり、私たちの前後に人はほとんど見えない。おととし7月中旬にスイスに来た時に比べて、今年は格段にお花が多い。今年は雪が深く、春が遅かったせいなのか、7月はじめはいつもこうなのか、わからないけど、種類も量も比べ物にならない。毎晩、高山植物の本を広げて楽しんでいる。今日も、昨日おとといに見ていないお花をたくさん発見。

11時過ぎくらいから空に雲が広がりだした。予報では14時過ぎから雨。ちょっとあわてて、グレッチアルプ行きのマウンテンビューのハイキングコースから、winteregg行きに変更。その時の地点からたぶん一番近い、と思われたので。結果は正解で1時間程度でケーブルカーの駅に到着。次の電車は20分後。誰も人はいない。陽があたる駅のホームでお弁当を広げる。ちらほらハイキングの人たちが来て電車待ち。と思ったら、空の電車が来て目の前に止まった。10分も早い。臨時列車らしい。お弁当の続きは電車の中。でも一駅なのですぐに着いて、夫はグレッチアルプの駅のホームでもまだ食べていた。

20120705-0004.JPG13時にラウターブルンネン着。トリュンメルバッハに行くバスは?と探すと駅前に止まっていた。このバスもユングフラウパス対象外。5分後に出発。連絡がいい。
ユングフラウ3山から毎秒二万トンもの水が流れ込んでいるこの滝は、外からは見えず岩の間を轟音をたてて流てでいる。すごい音だ。水の流れも強く、怖いくらい。耳を押さえているおじさんもいた。
まずリフトで6層まで上がる。真っ暗い中を登っていくこのリフトも面白い。そこからともかく一番上の10層まで昇る。足が筋肉痛でぷるぷる。洞窟のようになっており、轟音が響いている。
夫は写真をとっていたが、レンズは水しぶきでくもっていた。

下まで降りて、バス停まであるく。ラウターブルンネンは滝が多く、私も雪解け水を飲んでみました。^^ って写真を撮っていたら、そばのインド系のおじさまもにっこり。

駅までバス、そこから電車でグリンデルワルドまで戻る。一度乗り換えるが、こちらも乗り継ぎがスムーズ。駅前のCOOPで買い物をしてホテルへ。今日も疲れた。このwebのタイトル、のんびりハイキングってあっているのかなぁ。


朝食: ホテルのビュフェ
昼食: お弁当(オムレツ(豚肉、ジャガイモ、玉ねぎ、パプリカ)、ミニトマト、ふりかけに梅干し、バナナ
夕食: グリーンサラダ、白身魚のヘイリバー調味料味のグリル、肉じゃが、ご飯、生ブルーベリーとアイスクリーム

歩数: 17,423歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/06

7/6(金)雨

20120706-0010.JPG今回の旅行のハイキング・プランは夫のお仕事。どこの展望台からどこまで歩いて、どこに出て、と彼が調べてプランをいくつかたて、毎日のお天気と体調で最終決定。グリンデルワルドで雨の場合のプランは2つあり、今日はそのうちのシーニゲプラッツの植物園に行くことにした。植物園と行っても標高2000メートル近くの天然の高山植物がたくさんあるところのそばに、600種類を保護のために育てているところ。お花を楽しみながらのハイキングコースもたくさんあり、お天気がよかったらユングフラウ三山がきれいに見え、ブリエンツ湖とトゥーン湖も見ることができる場所。

グリンデルワルト駅8:49の電車で出発。乗ったら、昨日、ミューレンまでご一緒したご夫婦と初めて見るおじさま。まずはごあいさつ。いろいろ話しかけてきた。彼らもシーニゲプラッツに行くとのこと。旅は道連れ、途中で乗り換え、約1時間半近くたのしくおしゃべり。でもお天気が悪く、景色は全く見えず、気分はちょっと盛り下がりそう。
20120706-0020.JPGでもそのおじさま、スイス6回目で、今回ははじめてのお兄様とご一緒。昨日はユングフラウヨッホに行き、今日はここ。ということはやっぱりとってもいいところなんですよね。

山頂駅は雲の中。でも歩きだせば、そこはまさにお花畑で、いろいろな種類の高山植物が咲き乱れていた。ここでしか見ていないものもたくさん。色も大きさ、形もさまざまで、雨の中、昇ったり下ったりしていてもあきることがない。
とはいえ、かなりアップダウンのきついところもあり、靴はだんだん重く、底は厚くなる。山頂のコースを約2時間、お花を見ながら、ひたすら歩く。それにしてもあんなにいた日本人のGPはどこに?声がまったくしないんだけど。同じ電車で2団体乗っていたはず。

20120706-0003.JPGだいぶひざもがくがくしてきたし、お昼もまわったし、と駅のそばのレストランに。今日は雨なので非常食としておにぎりはもってはいるが、暖かいものを食べる予定にしていた。レストラン手前のお部屋は日本人でいっぱい。
でも私たちと一緒に登山電車できたGPとは別のGP。GPは駅のそばの植物園だけを見て帰るもよう。だから声がしなかったのね。

駅のそばには保護のための植物園があり、ところ狭しと植えてある。お花の名前は日本語表記もある、と聞いていたが、ごく一部でほとんどはドイツ語。うーん、わからん。広いところにぎっしり植えてあってこれはこれですごいけど、やっぱり自然に咲いている方がいいな。夫はここでエーデルワイスに出会えてにこにこ。スーパーで売っていたのより小さく、こっちが自然種なのか。

13時41分の下り電車にのり、途中乗り換えてグリンデルワルドに戻る。山から降りるとなんとなく明るい。ふもとは晴れ、とはいかないが山の上は雲の中だったもの。
駅のそばで携行食の補充でチョコレート、今夜のおかずにお肉屋さんでお買いもの。
ホテルに戻り、明日は土曜日なのを思い出し、もう一度駅のそばまで行き、お金のチェンジ。大分使ったのでこちらも補充。せっかく駅のそばまで来たので、買う予定だったVictorinoxの果物ナイフを友人知人の分を買う。これ、使いいいのよね。

20120706-0004.JPGホテルに戻り、フロントにお願いして洗濯機を借りる。毎日お風呂で洗っていたけど、今日は大量に洗いたい。使い方を教えてもらい、お風呂に入っていざ洗濯。これとこれをやってこのボタン、と押すが動かない。何度やってもダメ。さっき教えてくれたお姉さんを探すが、フロントはおじさまだけ。訳を話して来てもらう。電源を切ったり入れたり、あちこち触ったら動いた。ほっ。でもなんで?彼に聞いてもわからない、という返事。動いたんだからま、いいか。おじさんがさわったときに洗濯モードが変わり、予定時間が過ぎてもなかなか終わらない。地下のフィットネスルームで、夫と卓球をしながら待つ。今日あんなに歩いたのに、卓球までおつきあいして、私って偉いよね。


朝食: ホテルのビュフェ
昼食: ジャガイモのリシュティと野菜とチーズ(夫はソーセージ)
夕食: ハムとピクルスのかんてん寄せと生野菜、ベーコンエッグと白菜炒め、味噌汁、ごはん(携行食のおにぎりをチンしたもの)、アイスクリーム

歩数: 16,904歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/07

7/7(土)晴れ

20120707-0001.JPG今日は朝から晴れの予報だったので、早朝から外をながめるが、雲おおめ。晴れ渡るのはもうちょっと後なのか。でも予定通り今日は早出発。7時半10分前に手荷物を持って朝食に降りて行き、食後そのまま出発。

今日はグロッセ・シャイデックに行く。駅からは郵便バス。晴天のせいもあり、満員。バスはラッパの大きな音をたてながら走る。ところどころで人が待っていて、荷物を受け取っていたので、バスの到着を知らせている模様。

約40分で到着。ホテルの窓から見るアイガーも格好良いが、この角度のアイガーも素敵。真っ青な空に白い雲がぽかりぽかり。山がくっきり映えている。
まずはトイレタイム。準備完了で出発、と思いきや、夫は既に三脚を構え、レンズを交換しながら撮影開始。もうみんな行っちゃたよ。

20120707-0002.JPG足が悪いので、この場所で1時間ほど撮影をし、次のバスで戻ると言っていたおじさまたち以外は全員出発。うちがいちばんビリ。
でも「写真をとったり、眺めていると1時間のコースが3時間くらいかかっちゃうんですよね」、というお兄さん。親子参加でこれが最後言っていたお母さんは、2年前にもこれが最後と来たそうです。どちらもアイガーはこの方向が一番、と思い入れがあるんですね。

確かにこの方向のアイガーも、シュレックホルンもゼッタホルンも格好良い。と歩き始めたらそこは一面のお花畑。おもわず「わぁ」と声が出る。黄色が多いけど、ピンクに青に白に。正にお花畑さながら。
道は広く、アップダウンは少なく、今回の中で最高のコース。途中、牛が歩道にでていてちょっと怖い時もあったけど、空気はいいし、最高のハイキングでした。
1時間10分のシュレックヘルド駅までのコースを、写真をとりながら2時間半。楽しかったぁ。

20120707-0003.JPGゴンドラでグリンデルトワルトに戻り、鉄道の駅まで徒歩10分。となりの駅グリントまで行き、メンリッヘン展望台まで昇る。水曜日に来たけれど、あんまりお天気がいいので、ユングフラウ三山がきれいに見えるかもしれない、と思って。アイガーの向こうにメンヒ、ユングフラウが見えてきたが、やはり午後には雲が出て、ひとつひとつは雲が切れて見える時もあるが、全部を見渡せることはできなかった。

頂上で持参のお弁当を食べ、食休みをしてから、メンリッヘン山へ昇る。眺望もいいし、お花もきれい。ただひたすら昇るのがちょっと辛いけど。途中でベビーカーをひいているカップルにシャッターを押すのを頼まれた。根性者だ。

20120707-0004.JPG頂上で、ちょうどくっきり姿を現したユングフラウをバックに太極拳の入門と初級。向かいの山の頂上には昨日行ったシーニゲプラッツの駅が見え、その向こうにはインターラーケンの町、さらに向こうにはトゥーン湖が見える。手前の谷底にはヴェンゲンの町。眺めがとてもすばらしい。

ゴンドラでクルントまで降り、バスでグリンデルワルドに戻る。昨日買ったチョコがおいしかったので少し買って、ホテルにバック。洗濯機をまわし、お風呂に入る。このお部屋も今夜が最後。とっても快適でした。
夫は入浴後、バルコニーでアイガーを見ながらビール。明日はツェルマットに移動です。


朝食: ホテルのビュフェ
昼食: お弁当 ベーコン、野菜の煮物、ネギ入り出し巻き卵、梅干し、インスタント味噌汁、バナナとぶどう
夕食: サラダ、ソーセージとチコリとカリフラワーの煮物、ご飯、味噌汁、白玉あんこ

歩数: 19,393歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/08

7/8(日)くもり のち 晴れ

20120708-0001.JPGここでは夜中や早朝に寝がえりをうつたびに外を見る。ここ数日の間に月の位置が随分変わった。天気予報ではこれから雨雲が広がるとのことだが、今のところ山の稜線はくっきり見えていた。今朝も早朝に目が覚め、朝日に映える山々をぼーっと眺める。いいなぁ、ここ。

今日はチェックアウトなので、昨夜荷物を少しは片づけておいたが、最終パック。食料が減った分、荷物が軽くなった。ツェルマットのホテルは2食付きなのでホテルもキッチンなしの普通タイプ。
今回、自炊してみて思ったのは、ハム、ソーセージの種類がものすごく豊富で、しかもおいしいということ。ほとんど毎日食べたけど、あきなかった。値段も他のものに比べて安いくらい。きっと働く主婦には強い味方なんだろうなぁ、と変なところで感心。
ご飯は最初はちょっと芯があったが、3回目くらいからはおいしく炊けるようになりほっ。おにぎりにお弁当にと活躍。明日からは炊けるかどうかわからないけど、できれば携行食にしたい。パンよりのどの滑りがいいんだもの。

20120708-0004.JPG9時にチェックアウトし、駅まで呼んでくれたタクシーで行く。最初は今日の移動日に寄り道するので、トランクを送るつもりだった。でもお天気がイマイチなので、休養がてらまっすぐツェルマットに行くことにし、トランクは自分で運ぶ。荷物を最小限で来ているので、小さいトランクだし。

グリンデルワルト駅に着いたころには小雨。でも山を下るにつれて、晴れ間も顔を出すようになった。インターラーケンオスト、シュピーツ、フィスプで乗り換え約3時間でツェルマット着。こちらは青空。マッターホルンがきれいだ。遠くにモンテローザもくっきり。

今日から3日お世話になるホテルは駅の前。チェックインには早いので、荷物を預かってもらって、まず昼食。それから町の中をふらふら。グリンデルワルトと比べるとここは軽井沢のようで、観光客がたくさん。グリンデルワルドも観光客がたくさんいたが、ここは更に多い。駅前にはブランド店が並び、リックをしょった人たちが高級時計や万年筆のお店を覗いている。

そのはるか上にマッターホルンがどーん。山頂に雲がかかっているものの、鋭角でするどい感じ。2年前に来た時より、白くてお化粧しているようだ。格好良い。
食後は散策。公園の椅子にすわって山を眺めたり、教会の墓地を見たりしてのんびり。夫はマッターホルンを見たら展望台に行きたがったが、ツェルマットでは8泊もするのだから、今日は予定通り、身体を休めましょう、と話す。ここは標高1620。グリンデルワルドより600メートル高くなり、身体も高地順応も必要ですものね。

20120708-0003.JPGチェックインタイムの2時にホテルに行くと、レセプションの人は私たちの顔を見たらすぐ名前の書かれた用紙にはさんだキーをくれた。さっき名前を言ってないんだけど、どうしてわかったんだろう。301号室。バルコニーからまわりの建物の屋根越しにマッターホルンが見える。グリンデルワルトの山小屋風のホテルから鉄筋のホテルになり、一戸建てからマンションに引っ越した気分。
夫は早速カメラをバルコニーにセット。また夜に昼に撮るんだろうなぁ。

すぐそばのCOOPで明日の携行食のパンと果物を少し、夫のお酒などを購入。それからネットワークの設定など。外はまだまだ明るい日差し。作業終了後は、駅前のインフォメーションセンターでワンダーカルテをゲットし、明日からのハイキングコースの相談。

今日から夕食はコースメニュー。前菜から始まってデザートまで。今日は1時間20分かかった。それでもまわりより早いペース。おいしかったけど、最後の方は眠くなってきた。たっぷり食事で太りそう。

朝食: ホテルのビュフェ
昼食: パンとソーセージ2種類
夕食: たっぷり野菜とパイ、かぼちゃのスープ、スペアリブとじゃがいもと芽キャベツ、いちごのアイスクリーム

歩数: 11,209歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/09

7/9(月)晴れ

朝、目が覚めて外を見るとマッターホルンは雲の中。天気予報通り、ツェルマットの朝は曇り。でも山の上は晴れのはず、とテレビをつける。グリンデルワルドもここもチャンネル1は地元の観光案内で、各展望台などのライブカメラを見ることができる。すごい時代だ。
で、予報通り、山の上は晴れ。黄金色に輝くマッターホルンが写っている。部屋の窓からも雲の切れ間からちょっぴり黄金色の部分が見えた。

お湯を沸かしたりでかける支度。夫は先に下に降りて、ホットスポットでネット接続。メールを読み込んだり、今日の天気予報を確認したり。
7時朝食におりていくと日本人の団体さんがいっぱい。昨夜、8時過ぎにホテルに到着し、それから夕食を外に食べに行き、今朝はもうトランクを出しているので、今夜は別なところに宿泊だ。ツアーは短期間に効率的に回ってくれるけど、忙しいよね、やっぱり。今日は日本の団体は2つで、片方は49名だそうだ。

20120709-0001.JPG今日はスネガからツェルマットに降りてくるマッターホルンたっぷり楽しむコース。8時の始発のケーブルカーに間にあう。駅を降りると目の前にマッターホルンがどーん。まずは撮影。下の方に雲多め、とはいえ、格好良い。男らしい。頂上が雲に隠れてきたので、荷物を持ってすぐ下の湖、ライゼーに行く。湖にうつる逆さマッターホルンを撮ろうと、岸辺にセット。雲が切れるのを待つ。ここは団体さんの定期ルートらしく、次々いろいろなツアーが通ってにぎやか。

しばらく撮影してから次の目的地、モスジーゼーという湖に向かう。途中、フィンデルン村が見え、そこからかなり降りて行く。細い歩道の左右にびっしり高山植物。お花がいっぱい。アイガーのまわりで1週間、お花を見てきたが、今までに見ていないのもいくつもあり、楽しませてくれる。
高山植物の本にアルペンアスターというお花のそばに自生のエーデルワイスがあることがある、と書いてあった。モスジーゼーまではアルペンアスターが群生。もしかして、と近くの岩場を探しながら行くが、残念ながら見つけることは出来なかった。でもマーモットは村の入り口で発見。

20120709-0002.JPGモスジーゼーで休憩。水分補給とバナナを食べる。遠くにモンテローザも見えるすばらしい景色。ライゼーからこっち、誰とも会わず、二人っきりの世界。贅沢だねぇ、と話す。

フィンデル村は日本でいう景観条例があるのか、古い建物、岩の屋根瓦の建物が多い。村のカフェでトイレ休憩。コーヒー代金はべらぼうに高いのか、とちょっぴり心配したが、二人で800円程度。むしろリーズナブルすぎてびっくり。トイレはメッチャきれいでした。
何よりここのバルコニーで山を見ながらのコーヒータイム。あー、生きていてよかった、来て良かった、との至福のひと時でした。

20120709-0003.JPG今日はマッターホルン満喫コース。歩く道すがら、前にはいつも見えている。何より今日はすばらしい晴天。今回スイスに来て、最高なのではないか、と思う。真っ青な空に雪をかぶった山々。あたりはお花がいっぱい。高度が比較的低いところなので、マッターホルンは山裾まで見え、ゴルナーグラードなど上から見るより、全体像が見えるのでそそり立った感じが強い。

途中のベンチで昼食。持参のおにぎりなどを食べる。前を通るハイカーたちとご挨拶。子連れ、犬連れも多い。楽なコースなのね、ここは。


20120709-0006.JPGゴルナーグラード鉄道の線路を超え、フェンデルン滝を過ぎたら、ツェルマットの町のはずれ。このあたりは長期滞在者用のアパートメントが多い。中心部までセッセと歩き、にぎやかな通りでソフトクリームを食べ、ホテル着14時。今日もよく歩いた。

明日までの3泊は駅前のホテル。目の前はバーンホフ通りといういわゆる銀座通り。人通りはすごく多く、また女声コーラスがあったり、朝夕ひつじの群れが山への行き帰りに通る。日本語もかなり飛び交っていてにぎやか。スーパーがすぐそばで、とても便利なところだ。


朝食: ホテルのビュフェ パン、ハムにチーズ、ヨーグルト、フルーツサラダなど
昼食: おにぎり、パン2種類をはんぶんこ、生のマンゴー、味噌汁
夕食: お皿いっぱいのシーザーサラダ、セモリナと野菜のスープ、チキンとワイルドライスとラタティユ、プラムのBigケーキ生クリーム添え、紅茶

歩数: 20,939歩


2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/10

7/10(火)晴れ のち くもり のち 晴れ

20120710-0001.JPG「エーデルワイスの丘散策」
今朝のマッターホルンは朝焼けがきれい。ホテルのバルコニーからパチリ。そのうちだんだん雲が出てきて、山頂のあたりにまとわりついていた。

7時朝食の少し前に下に降りて行き、ホットスポットでネットワーク接続。メールやwebなどを読み込んでから、天気予報のチェック。今日は14時以降に雨、ところにより雷。
私たちの予定はスネガから歩いて、自生のエーデルワイス探し。コースタイム2時間のところを4時間かけ、エーデルワイスを探し、写真撮りながら歩く予定。私の足に合わせて、急な昇りと下りが少ないコース選びだ。それに高地順応にもぴったりだし。

20120710-0002.JPG今朝も地下ケーブルカー8時始発に乗車。スネガで降り、トイレをすませ、ストレッチをしてから行動開始。最初はなだらかな道を40分ほど歩き、トゥフテルン村へ。ここも石のかわらの昔ながらの建物が立ち並んでいる。レストランが見え、今日はあそこでお昼を食べようね、といいながら、右の登り道。5分ほど急な道を登ると、マッターホルンとその下にツエルマットの町が見える。山頂の雲はあいかわらずへばりついているが、周りの景色が抜群で、雲もなくくっきりと青空。きれいなアルプスの風景だ。

今日もお花を見ながらのんびり歩く。ケーブルカーにはあんなに人がいたのに、ここには前後に誰もいず、私たちだけ。エーデルワイス探しはまずアルペンアスター探し。途中からアルペンアスターをたくさん見つけるが、エーデルワイスはない。
「ものすごくたくさん咲いているところがあるらしい」と夫の言葉に励まされ、見つけられないだけ、と探す。最も私たちは歩道のまわりしかみることができないので、あたり一面広がるお花畑の中には必ずあると思うけど。
「あれ、これそうじゃない?」と夫の声。見ると2株、つぼみのエーデルワイス。わーい、ついに自生のを見つけた。夫は早速カメラにマクロレンズをつけて接写。がぜん元気になり探したら。。。みぃっけ。これそうだよね。こっちの方が花弁が開いている。お花と山と記念撮影。

20120710-0004.JPGこの後も20程見つけた。わーい、とおにぎりと味噌汁のおやつ。おいしい。
高度が大分上がり、植生が変わったな、と思った頃、上から日本人のご夫婦が降りてきた。エーデルワイスがありましたか、聞くとしばらくはガレ場で、1時間近く登ったところに少しある、とのお返事。時計を見ると11時10分前。予定は11時半には降り初め、トゥフテルン村でランチだけど、どうする、と相談し、もう少し上に行き、11時を過ぎたところで降りはじめることにした。いつのまにか空には白い雲がいっぱい広がっている。午後から雨の予報が早まっているのか。
エーデルワイスを確認しながら降りる。計27個見つけた。ほとんどがつぼみだったので、もう少し後に来たら、もっとたくさん見つけることができると思う。よかった、見つけられて。よかった、たくさん見られて。

20120710-0003.JPG13時スネガ駅のレストラン着。ここは人でごったがえしていた。雨がぽつり。ここで雨に降られても大丈夫。雨具も傘もあるけれど、山道で雷にはあいたくないから。
夫はソーセージとビール、私はパスタでランチ。うー、おいしかった。

雨はたいしたことにならず、じきに止む。ケーブルカーで下に降り、ホテルに戻る。14時15分。疲れた。山好きや健脚の人から見たら、半日しか歩いていない、と思うだろうが、日頃山歩きや身体を鍛えているわけではないので、これでも私にはかなりハードな日々。帰ったら痩せているかなぁ、安心してたくさん食べているから、逆に太っているかなぁ。


朝食: ホテルのビュフェ
昼食: トマトのスパゲッティとソーセージとフライドポテト
夕食: マスの燻製とグリーンサラダ、マッシュルームスープ、牛肉のベーコンと干し肉巻グリルにマッシュルームとブロッコリ添え、シャーベット2種類

歩数:17.900歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/11

7/11(水)晴れ のち くもり

「逆さマッターホルンに出会う」

20120711-0001.JPG今朝のマッターホルンは雲の中。でも朝日がさす頃には雲の切れ間から見ることができ、お部屋からパチリ。朝食前に荷物をかたずける。3日間、お世話になりました。朝食後、チェックアウト。すぐそばのゴルナーグラード鉄道の駅に行き、途中下車OKか確認してローテンボーデン駅までの切符を買う。駅は日本のツアー客でごった返していた。4つくらいのGPが居て、定時の他に臨時電車も出るそうです。

8時24分発。空はきれいに晴れあがり、マッターホルンがくっきり。みんな歓声をあげてカメラをむける。今日もきれいだ。
標高2,582mのリフェルベルグ駅で降り、すぐ下のホテルにチェックインまでトランクを預ける。私は今日はデジタル一眼は重たいので持たず、コンデジのみで、と思ったが、あんまりきれいなのでやっぱり、とトランクから取り出す。

20120711-0002.JPG駅に戻り、次のローテンボーデン駅まで電車で行く。標高2,815m。2年前、ここに来た時は頭が痛くて、歩くのはそろりそろりだったが、今回は高地順応がうまくいっているのか、どきどきしないし、頭も痛くない。
今日は風が強く、まず防寒対策をし、湖まで降りる。2年前は2つだったが、今回は3つあり。それぞれで写真撮影。風が強いので湖面が波立ち、きれいな逆さマッターホルンは撮れないが、それでも時々写った姿が何とか山のかたちに見えるときがある。前は湖のまわりに白いお花がたくさん咲いていたが、今年はまだこれから。ほとんど咲いていない。

20120711-0003.JPGこの後、びっくりするくらいたくさんの日本のGPが降りてきた。ほぼ5分おき。ガイドさんが説明しているときに、既に次のGPが丘の上で待っている。ここはマッターホルン観光の銀座通り。GPは4つと思っていたが、後からの電車できたGPもいるらしくもっともっとたくさん。すごい。日本の団体客がスイスの観光業をささえているのでは、と思うくらいだ。

ということに関係なく、私たちは3つの湖を超え、リフェルベルグに降りて行った。ほとんどのGPの目的地がここらしく、人でごったがえしていた。まずはトイレタイム。すいている下のホテル内のレストランに行ったらランチはやっていないとのこと。お茶を頼み、倉敷から来たご夫婦としばし会話。その後、駅前の混雑しているレストランに行きランチ。マッターホルンを眺めながら、夫は「うまい」とビールとソーセージ。

20120711-0004.JPG昼食後は駅の線路の向こうに行き、マッターホルンと電車のツーショットを撮る。このあたりも一面お花。標高が高くて寒いのか、今まで見たところより咲くのが遅いし、丈が短く、花が小さいようだ。でも色は鮮やかなような気がする。

14時頃に雨がポツリポツリ。今朝トランクを預けた時に、チェックインは15時から、と言われたがホテルに行き、ロビーで待つ。14時半過ぎにスタッフがきてチェックイン。お部屋は階段をふたつ登った3階。一番つきあたりのマッタホルンビュー。わーい、リクエストは出しておいたが、チェックインまでわかりません、と手配してもらった旅行社の人に言われていたんだ。ホテルを外から見て、マッターホルンビューは6部屋しかないので、半分あきらめてた。ラッキー。お風呂もバスタブが大きく深い。シャワーだけじゃない。こんな山の上で、ありがとう。

お風呂に入り、ひと休み。無線LANもOKで快適。夕食はホテルのコース料理。こんな山の上なのに本格的なフルコース。おいしかったです。
となりのテーブルは派手なディスプレイ、と思っていたら若いカップル。新婚旅行だそうです。ハートの形の石にキンキラのかわいいハートをちりばめてあり、ランチョンマットもハート柄。カップルもとっても感じが良い二人でした。
どうぞ、末永くお幸せに。

朝食: ホテルのビュフェ
昼食: ルシュティとソーセージ、チキンナゲットとポテトフライ、おにぎり、味噌汁、ネクタリン
夕食: サラダ(ビュフェスタイル)、にんじんのスープ、スタッフドチキンにパスタと蕪添えトマトソース、ベリーのゼリーにバニラソース

歩数: 10,618歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/12

7/12(木)晴れ

「朝焼けのマッターホルンをパチリ」
20120713-0001.JPG昨夜、空には雲が広がっていたが、夜中に目が覚めた時に、夫が外をみたら星。早速彼は星景写真にチャレンジ。デジタルだとノイズがひどい、とこぼしているが、こういうのを2年前に撮ってほしかったのよねぇ。

彼はゆっくり寝る間もなく、4時には起きて着替え、暗い中、リッフェルゼーに向かう。朝焼けの逆さマッターホルンの撮影のためだ。彼が出て行ったあと、私はひと休み。5時に起きると外は明るくなり、朝焼け前のほんのりピンクのたたずまい。起き上がって着替え、お茶をわかして飲んでから、ホテルの外に出る。既にたくさんのお客さんが写真を撮っていた。


20120713-0002.JPG私はホテルの前で写真を撮る予定だったが、ガスがどんどんたちこめてきた。ホテルのすぐそばの小高い所に教会まで登る。うーん、もう少し。とその上の丘まで。とちょこちょこ登る。えーい、これなら夫がいるリッフェルゼーまで行っちゃおう、と歩きだす。

途中で朝焼けがスタート。マッターホルンの山頂が赤く輝きはじめた。待って、もうじき湖につくから、と写真を撮り撮り歩く。昨日歩いているので、道はわかるし、明るいので歩きやすい。小さい湖に着いたら湖面は昨日の昼間と違い鏡状態。よし、と数カットシャッターを押してから、その上の一番大きい湖まで登る。途中で上から降りてきた人が声をかけた。わーい、夫だ。

彼は大きい湖で写真を撮り、次に小さい方に行こう、と歩きだしたら、元気に歩く私を見かけたそうです。でもこの頃にはガスがここまでたち昇り、山を覆い、ホテルまでの帰り路は霧の中。行きよりはるかに遠く感じました。

20120713-0006.JPG朝食後も霧は晴れず視界もほとんどなし。1メートルくらいか。朝早くに山道を登り降りしたので、お部屋でひと休み。天気予報を見たら、ゴルナーグラードは晴れ。他はどこもさえない。それなら、と今日の予定変更。電車で上まで行く。ローテンボーデンを過ぎ、少ししたらそこは青空。雲の上の世界は快晴。電車の中に歓声があがった。おとなりに座ったイギリス人のお母さんと息子さんと喜びあう。

ゴルナーグラードはまさにパノラマビュー。360度快晴。そうか、さっきまで私たちは雲の中にいたんだ。と、あたりをしばらく眺めてからカフェでひと休み。風は強く冷たい。
レストランで昼食。うーん、一昨年、ここに来た時は3100メートルの高さが辛かったが、今年は大丈夫、と思っていたが、時間がたつに従って、ちょっと息苦しくなってきた。

20120713-0005.JPGローテンボーデンまで歩いて下る。急な山道を約1時間。この時間には霧も晴れ、山の下まで視界は広がっている。多くのハイカーとすれ違う。

ローテンボーデンからリッフェルベルグまでは昨日も今朝も歩いているので1駅だけど電車に乗り、ホテルに戻る。15時少し前。ここも今も快晴で、お部屋の窓からは頭から雲をはいているマッターホルンが目の前。多くのハイカーがホテルのお部屋の下で休憩し、山を眺めている。
それから今日は羊がたくさん。暑いのか、建物の陰に寄り添っている。部屋にも鳴き声が響く。夫は入浴後、オペラグラスを片手にマーモット探し。ハイカーが少なくなると顔を出す。のどかだ。


朝食: ホテルのビュフェ
昼食: サラダバー、スープにパン、夫はソーセージとビール おやつにおしるこ白玉入り
夕食: サラダバー、コンソメスープ、スタッフドポークとポテトフライ、パンナコッタ・マンゴーソース

歩数: 16,568歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/13

7/13(金)くもり ときどき 晴れ

「山は雨でもハイキング」
20120713-0011.JPG今朝は天気予報通り空には分厚い雲。マッターホルンの山頂は雲の中。一晩中、風の音がひゅうひゅういっていた。夫は4時半に起き、着替えてカメラをかかえて外に出て行った。今日は朝焼けは期待できないので、このあたりで写真を撮っている、とのこと。寒そう。

彼が出て行った後、横になるが、ホテル宿泊者が外に出て朝焼けを待ちながらのおしゃべりがうるさくて眠れなかった。で、マッターホルンの朝焼けはありませんでした。

朝食後、荷物をかたずけチェックアウト。駅まで徒歩5分だが登り坂なのでスーツケースの運搬をお願いする。レセプションに私一人なので誰か頼めるか調べるね、と言ってくれ、少ししたら電話でOK。ありがとうございます。

20120713-0012.JPG早やめに駅に行き、ツェルマット行きを待つ。今日の予定はまずツェルマットのホテルに荷物を預け、アルターハウプトまでハイキング。エーデルワイスがあるらしい。今日の天気予報ではゴルナーグラードもクラインマッターホルンも厚い雲。ツェルマットだけが昼間晴れ間が見える。下の町は晴れているということらしい。それならツェルマットから歩いて2時間半のコース。雲の下の晴れところを歩く予定。
ホテルでは荷物をお部屋に入れておくので、15時以降にチェックインしてね、とのこと。はーい。

10時過ぎに歩きはじめる。標高で350メートルを登る。登りが急なコースとゆるやかだけど遠回りコースがあり、ゆるやかな方を選んだ。はずだけど、きつい。心臓はどきどき、お尻は重たい。ツェルマットの町中から急坂をぐんぐん登り、そこからハイキングコースになっている。ちょうど町の裏山を登っている感じで、町を見降ろしながらぐんぐん登っていく。今日も他の人がほとんど通らないコースで、二人でえっちらおっちら。

20120713-0013.JPG今日予想外によかったこと。それはお花がものすごくきれいだったこと。ユングフラウ地方ではたくさんのお花を見たが、マッターホルンエリアではぐっと少なくなっていた。でも今日は途中からは正にお花畑。誰かが植えたのだとしたら、どれだけ種をまいたの、というくらいたくさん。種類も多いし、色もきれいだ。

3時間歩いてレストランエーデルワイスに着く。遠かった。。。途中からかなり陽がさし、二人とも鼻の頭がまっか。お店お勧めのランチを食べる。夫のはキュートでしょ。とってもおいしかったです。帰りのコースは登りなら急なほう。さっきまで苦しかったけど、こっちだったら、もっと苦しかったね、と話しながら降りる。

20120713-0015.JPG町までトータル4時間。今日はすべて私の足で頑張りました。今日のエーデルワイスを見つけた数は「1」。地図にはエーデルワイスってたくさん書いてあるので、期待したのに。

銀行で両替をし、スーパーでジュースとあんずを買ってホテルへ。わーい、今日もマッターホルンビュー。ホテルはだんだん良くなることにしていたが、うん、確かに広いしきれいだし、山の見え方が駅前よりもずっといい。あれ、あそこの岩の上に見えるのは今日のランチのレストラン。あんな崖っぷちにたっていたんだ。

ホテルのスパでジャグジーに入り、ひと休み。完熟あんずはとってもおいしい。今日も疲れた。
夕食はホテルのレストランでコースメニュー。静かだし、お料理はどれも味もいいし、見た目もきれい。ハッピィだけど、筋肉痛だ、とほほ。

朝食:ホテルのビュフェ
昼食:スパゲティミートソース、夫はしっとりパンを融けたチーズでくるんだものとビール
夕食:サーモンの前菜、コンソメスープ、ミックスサラダ、パイク(白身魚)のフライとじゃがいもとサフラン、パンナコッタとワイルドベリー

歩数:16,171歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/14

7/14(土)雨 のち 晴れ

「山の天気は変わりやすい」
20120714-0001.jpg昨夜からお腹の調子が悪く、夜中に何度も目が覚める。おとといくらいから何となく調子が悪かったが、持ちこたえてたんだけれど。ホカロンをお腹に貼ってやっと眠れた。
今朝は雨。雲が低くたちこめ、町の上に広がっている。ホテルの窓から外を見ると昨日行ったエーデルワイス・レストランも雲の中だ。

ライブカメラや天気予報でもどこもみんな雨。今日の午前中は寝ちゃうことに決定。朝食を軽くとり、お腹の薬を飲んで横になる。そんなに眠れるものではないが、身体は休まると思う。
夫は駅前までお買い物。スイスは水道水OKということ飲んでいたが、お腹の調子が悪いのでペットボトルをお願いした。ついでに彼はあれこれ見てきたらしい。

20120714-0002.jpgお昼頃、雨がやみ、人がどっと出て行くのが窓から見えた。私も大分復活してきたので、外でランチをし、雲がもうすこし上がったらシュワルツゼー(湖)までゴンドラで往復しよう、ということにする。
友人に教えてもらったレストランまで歩く。が、ランチはやっていないらしく閉まっていた。それなら、と2年前に行ったアンタレスに行く。お天気のせいか、客は私たちだけ。ゆっくり昼食。私はまだ軽くしておいた。食べ終わる頃、どっと客が増えた。ここはゴンドラ駅から近く、前回も混んでいた。

ゴンドラ駅に行くと、クラインマッターホルン行きのロープウェイは休止中。風が強いらしい。往復切符を買う。マッターホルンの山頂には雲があるも、まわりはさっきまでの雨雲がうそのようにすっかり晴れ、青空が見えてきた。元気だったら、途中駅のフーリィまで、もっと元気だったら下まで歩く予定だったが、天候と私の体調で変更。
それにしても夫は元気だ。2歳年上なのに、体力がある。男女差なのか、週に10時間卓球をやっているせいなのか。私はこの2週間、夕食後即寝てしまっていたが、夫はすぐ寝ると胃の調子が悪い、とパソコンにデータをいれたりなんたりで、寝るのも遅いのに。

20120714-0003.jpgシュワルツゼー駅は風が強く、湖は波が風紋を作っていた。それはそれできれいだが、まわりの山々が写るのを撮るのはむずかしいのでは、と思うが、夫は一生懸命。ときどき静かになる瞬間を撮るんだそうです。マッターホルンの真下なので、逆さマッターホルンは撮れないけど、他の雪をかぶった山々がとてもきれいだ。
私は岩に腰掛けてぼぉと見ていたら、マッターホルンの頂上の雲がだんだん上がっていく。これはもしかして、と風に負けずに見ていたら、帰る頃には頂上が現れ、まわりから拍手が起きた。

ゴンドラでツェルマットに降り、スーパーでお買い物をしてホテルに戻る頃には、あれだけあった雲がすっかり晴れわたり、マッターホルンは青空にくっきり。午後特有の雲もなく、すっきりとした姿を見せている。すごい存在感だなぁ。

私はシャワーをあびてひと休み。おやすみなさい。

20120714-0004.jpg夕食は今日もホテルのレストランでコースメニュー。いわゆる1泊2食付きで予約。毎日シェフのおすすめフルコースみたいなもの。夕食時に「おかみ」があいさつにくる。へえ、外国でもこういうことやっているのね。
今日のコースもきれいで量もたっぷり。おいしかった。今日は朝から腹痛メニューだったが、栄養をつけて、明日の最後のハイキングにチャレンジしなくっちゃ。

食後、お部屋に戻ると、ルームサービスがベットメイキングをしてくれ、隅においておいたパジャマもかわいくディスプレイ。洗面所のタオル類も使用したのはすべて交換してある。毎回替えなくてもいいのに、と思いつつも、気持ちよく使わせていただいています。

今日はマッタホルンの夕焼けをパチリ。時間は夜9時過ぎ。このあと暗くなったら星と一緒に撮影するんだ、と夫の夜は長そうだ。


朝食: シリアルとミルク、紅茶
昼食: オニオンスープとパン(夫はサラダ、豚肉のシュニツェル野菜いっぱい、コーヒー)
夕食: ほたての前菜、トマトスープ、さくらんぼのシャーベットほおずき添え、サラダ(ビュフェ)、ビーフステーキに温野菜添え、ホワイトチョコレートムース

歩数: 10,066歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/15

7/15(日)くもり のち 晴れ

「最後のハイキングはらーく楽」
20120715-0001.JPG昨夜はしっかり眠ることができ、朝食もしっかりいただく。FINE!でもお外は曇り。ちょっぴりポツポツ雨模様。天気予報ではお昼前には晴れる予定。なのでしっかり準備して部屋を出る。ハイキングも今日で最後。しっかり歩くぞ。

ホテルのすぐ下がケーブルカーの駅。スネガは雲の中。ゴンドラに乗ってその上のブラウヘルトへ。ここも雲の中。
今日の目的地は湖3つ。ステリーゼー、グリンジゼー、グリュンゼーとまわり、リフェルアルプ駅に出て、電車でツェルマットに戻るコース。ほとんど下りで楽だと思うよ、と夫の言葉。

最初の湖に着くまでに雲が切れるといいね、と歩きはじめる。マッターホルンはすっぽり雲の中だけど、ところどころ青空が見える。道の両側にはお花がいっぱい。あれ、アルペンアスターがある。ということはエーデルワイスがあるかも、と急に歩く速度が落ち、チェックチェック。この道沿いにあるのかなぁ、聞いてないよね、でもいかにもありそうな雰囲気だよね、と話す。向こうからきたお姉さん(スイス人かなぁ?不明)二人もお花を見ながらなので、エーデルワイスがあったか、と聞くと「昨日見たわ」ですって。

あきらめずに探す。アルペンアスターが群生しているところで、反対側を見ていた夫に「こっちを一緒に見て」と言った瞬間発見。2つ、いえ3つも。そのすぐ下に1つ、更に先に2つ。わーい、6つも発見。気分はるんるんでステリーゼーに足取りも軽く到着。

20120715-0002.JPG湖面は波が立っているし、マッターホルンにはガスがかかっているし、だけどしばらく撮影。日本人GPが2つ通過。そうか、ここもメインルートなのね。
次にグリンジゼーをめざす。広い路を下っていく。マウンテンバイクが時々通るものの人影はまばら。さっきの人たちはこっちにきたんじゃあ、ないんだ。

グリンジゼーに着いたころにマッターホルンが姿を現し始めた。ハローと声をかけたおじさま、日本の方で3人でしばらく湖のそばで撮影したりおしゃべりしたり。雲が完全に晴れるのを待つ。完全、とはいかなかったけど、まあまあ晴れて、湖と緑の木々と、いい感じでパチリ。


20120715-0003.JPG次は最後のグリュンゼー。水が緑色の湖。天気はどんどん良くなり日差しがあたると暑い。でも日本の夏の暑さを思えば快適そのものです、はい。

アルペンアスターを見ることができなくなったので、歩く速度が早くなる。何より今日はこの旅行中で足と靴の調子が一番良い。はじめに靴づれができ、それをかばってつま先、とくに親指が腫れ、右足の爪は真っ黒。毎晩湿布。腫れが引いてきた頃にはまた靴づれ。つま先をかばって、の繰り返し。持参のカットバンがなくなったので、ツェルマット駅前の薬屋さんで買った靴づれのテープが優れ物で痛みを感じなくなった。おかげで今日になって、今回で一番足が楽。とほほ。。。

20120715-0004.JPG
グリュンゼーでランチ。携行食を食べる。あちこちで休憩している人がたくさん。このあたりには随分人が多い。マッターホルンの真下なので逆さマッターホルンは撮れないが、水辺と山っていいよね。他の山々、バレーアルプスも青空に映えてきれいだ。

ここからリフェルアルプ駅までは45分。ハイキング標識は黄色の初心者コース。すれ違う何人かから道を聞かれた。天気も良くみんな、元気。私もほぼコースタイム通りで歩けました。

駅からホテルに戻ったのが14時半。シャワーをあび、夫は窓から青空にくっきり浮かぶマッターホルンを最後の撮影。彼はシャワー後、残ったワインとピクルスも片づける。
ひと休み後、お土産の買い出し。ここ数日、お土産屋さんやスーパーで悩んだが、やっぱりスイスはチョコレート。でも日本は30度を超えていると思うと。。。結局買ったのはチョコです、はい。

ホテルに戻り、スーツケースに荷物を積める。今晩使う薄手のパジャマと手荷物を残しパッキング。駅まで二人でごろごろ引いて行き、窓口で宅配手続き。次にスーツケースと出会うのは成田空港。ここで明日の飛行機のチェックインをしたことになり、搭乗券ももらった。便利なシステムだ。さすが観光立国だね。

ホテルでは明日のチェックアウトが早朝なので、朝食をお弁当にしてもらうようお願い。支払いは今夜10時前に済ませてね、と言われる。はーい。

最後の晩餐を食べ、ホテルの清算を済ませる。後は帰るだけだ。うちに帰るまでが旅行。明日は6時13分の電車に乗り、2回乗り継ぎチューリッヒへ行き、13時のフライト。電車の乗り継ぎ時間は10分程度。スムーズに行きますように。

朝食: ホテルのビュフェ(今朝はちょっと軽め程度)
昼食: パン、味噌汁、生のあんず
夕食: 牛肉のタルタルステーキ(前菜)、人参とオレンジのスープ、サラダビュフェ、ローストサーモンとほうれん草とライス(夫は仔牛のマスタードソースと人参とタリアッテレ)、デザート・アイスクリームほか

歩数: 18,933歩

2012年スイス・のんびりハイキングの旅 07/16

7/16-17(月‐火)晴れ

「終章」
20120716-0001.JPG今日は帰国日。朝、寝過ごすわけにはいかないので、携帯のアラームの他にモーニングコールもお願いしておく。でもどちらも鳴る前に目が覚め、外を見る。あ、山がくっきり。ツェルマットのホテルでの朝で、初めてのクリアな空。「雲がまったくないよ」と夫に声をかけると、彼も飛び起き外を見る。

三脚は昨夕、スーツケースに入れ、既にチューリッヒに向かっているので、バルコニーのてすりにカメラを乗せてパチリ。支度はすぐに終了。日の出は6時少し前なので、マッターホルンの山頂が輝くのはその頃。うーん、6時13分の電車に乗るのだから、どんなに頑張ってもホテルを5時50分には出たい。あきらめて出発。

20120716-0003.jpgフロントでチェックアウトの後、ずっしり重たいお弁当を受け取り駅まで歩く。朝焼けを見よう、と人があちこちに出て、カメラを構えている。特に眺望が良い橋のまわりはいっぱい。
途中のスポーツグランドで撮影。山頂が赤く輝いた。ありがとう、最後のプレゼント。

電車は時間通りに出発。細い谷合を走るので、山はほとんどみえないが、時々白い山頂が青空をバックにちらり。あれは何ホルン?と話しながら見入る。いただいた朝食分のお弁当はこれ。すごい量。。。
フィスプは乗り換え時間5分。ホームは寒い。気温6度。真夏の日本に帰ることを想定しての服装なので、上着を着ているとはいえ寒い。

20120716-0002.jpg途中トゥーン湖の向こうにユングフラウ三山が見えた。グリンデルワルドにいたのは随分昔のよう。これこそ最後の最後のプレゼントだね、と話す。ありがとう。

ベルンで乗り換えチューリッヒ空港駅に時間通り到着。友人に教えてもらったパン屋さんでお土産のパンを購入し、手荷物検査場へ。既にチェックインとスーツケースを預ける作業が終了しているので、とても楽。

今回のスイスは初めての二人旅。どうなることやら、と思ったが、天候もそこそこ恵まれ、楽しい2週間でした。普段運動といえば太極拳程度の私が毎日4時間から5時間も歩き、時にはこれはハイキングではなくて山登りでは、という時もあったけど、大きなけがもなく、楽しむことができました。お食事もとってもおいしかったです。
特に2年前に比べてお花がとてもきれいで、山々の素晴らしさと共に堪能することができました。自生のエーデルワイスにたくさん出会うことができ、とってもハッピィ。ぜったいまた行きたい、いくぞ!今回行かなかったベルニナ・アルプスも残っているし。^^

最後にダイアリーを読み、応援をしてくださったみなさん、ありがとうございました。メール、とってもうれしかったです。


朝食:サンドイッチ、トマト、卵、りんご
昼食: 空港でパスタ
機内食1:日本食 おそば、枝豆、おいなりさん、とびこ、白身魚のあんかけ、味噌汁、ご飯、桜餅、フルーツ、ババロア
機内食2:パン、ヨーグルト、フルーツ、おかゆ