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season-04

2014年スイス・さわやかハイキングの旅

いつのまにか4度目となるスイス旅行。
最初の宿泊の地は、サンモリッツを避けて、お隣のポントレジーナへ。


今回のスケジュール

日付 日程 観光/見学 宿泊
2014.07.15 成田 → チューリッヒ → ポントレジーナ 移動 ホテル・ロザッチ
2014.07.16-21 ポントレジーナ ハイキング ムオタス湖ほか ポホテル・ロザッチ
2014.07.21 ポントレジーナ → サースフェー 移動 ホテル・アルプフーベル
2014.07.22-25 サースフェー ハイキング ハンニックほか ホテル・アルプフーベル
2014.07.25 サースフェー → グリンデルワルト 移動 ホテル・カバナ
2014.07.26-29 グリンデルワルト ハイキング フィルストほか ホテル・カバナ
2014.07.29 グリンデルワルト → チューリッヒ 移動 機中泊
2014.07.29-30 チューリッヒ → 成田 移動 自宅

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/15

7月15日(火)晴れ
「今年もスイスに到着」

今日から今年のスイス旅行です。昨年、ちょっと長いなぁ、と感じたので今年は2週間ほど。4都市→3都市に。その後TVでツェルマットを見ると失敗したかな、とも。でもツェルマットを入れると山岳ホテルにも行くので10日の追加になってしまうんですもの。

Wカップのおかげで最近早起きだったので、タクシー6時お迎えにゆとりで準備完了。いつも10分ほど早めに来るからとお庭を見ていたら到着。電車もバスもスムーズで8時には成田到着。webチェックインをしておいたが、成田はいつも必要だったのか、と思いつつ出国手続き。待ち時間に夫は卓球クラブの会場予約。NETが遅いとぼやきながらも終了。

飛行機もスムーズ。10分ほど早めに離陸。食べて、映画を見て、寝て、また食べて到着。30分早い。入国審査後、スイスパスを購入しても、予定していたのより1時間早いのに乗ることができた。
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ラッキー。空港駅から約4時間。まだ陽が高く景色が美しい。昨年は列車遅れでサンモリッツ22時到着だったが、今年は20時ポントレジーナ着。クール乗り換え時に電話をしておいたので、駅にホテルのお迎え。

今年はサンモリッツのそばのポントレジーナに宿。ベルニナ線はこっちの方が便利だし、ホテルも安い。キチネット付きのジュニアスイートで昨年よりお安く予約できました。部屋に入るとキチネットに鍵。フロントに言って使えるようにしてもらう。さっきのドライバーさんが鍋やお皿を抱えて持ってきてくれた。
夫は近くのスーパーまでビールを買いに行ったが、閉まっていたとのこと。トランクを開け、お風呂に入ることに。あれ、お湯が熱くならない。右に回しても左に回しても変わらない。
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フロントに電話をしたら左にターンして。さっきからやっているんですけど。さっきのドライバーが別の客を迎えに行って戻ってからまたきてくれた。左にターンって蛇口そのものを左に倒すことだった。へえぇ。ヨーロッパの古いホテルにはこのタイプが多いんですって。スイス4回目、ほかの国も含めてかなりあちこち泊まり、古いホテルもあったけど、はじめて。

で、軽い夜食を食べ22時半にダウン。日本時間朝の5時半だもの。明日からがんばって歩くんだ。

朝食: 持参のおにぎりと茹でたまご
昼食: ゼリーよせなどの前菜、鯛のグリル、チーズにフルーツ
軽食: ローストビーフとサラダ、ケーキ
夜食: パンとスープカレー(仙台のレトルト)

今日の移動コース:
NRT --> ZRH --> Zurich Flughafen --> Pontresina

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/16

7月16日(水)晴れ
「シルヴァプラナからシルスマリアへ」

時差ボケのせいで早くに目が覚めるも6時近くまでは横になっている。部屋の窓から遠くの山に朝日があたり輝いている。今日からハイキング初日。高低差のないハイキングというよりウォーキングの予定。ここポントレジーナは標高1775m。このあたりをうろうろするだけでも身体ならしです。

朝食はホテルのビュッフェスタイル。種類も多くついつい食べすぎる。おいしかったぁ。ホテル内は暖かいも外は寒そうなので、オーバーズボン。今日は1日晴れの予報だし、高いところには行かないので、上着は薄手のだけ。
駅まで下りで10分ほど。歩き出したら目の前をポントレジーナ駅行きのバスが通過。あれに乗ってもいいのね。ここポントレジーナはサンモリッツ同様2泊以上するとホテルで電車、バス、ケーブルカーなど乗り物フリーのカードをくれる。とっても便利です。

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今日のコースはサンモリッツまで電車で行き、バスでシルヴァプラナへ。そこから湖沿いの道のウォーキング。駅で見ると夫が言っていた時間の電車がない。次のでもいいけど、時間があるのでバスの時刻表を見よう、とバス停に行って見ると目の前をサンモリッツ行きのバスが通って行った。バスだったのね。時刻表を見るとポントレジーナから目的地までのバスがあり。電車より楽なのでそのまま待つ。日本人のご夫婦とごあいさつ。スイスに来て2週間。ずっと雨で「昨日からですよ、晴れたの。これからはいいんじゃないですか」。夏冬合わせると何度来たかもうわからないというベテランさんでした。

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バスで目的地まで座ったまま到着。楽だ。降りてから帰りのために時刻表をもらって歩き始める。良い天気。人も多い。サイクリング、ジョギング、犬の散歩。写真を撮りながらなのでコースタイムより時間がかかるも、1時間40分でケーブルカーの駅へ。上まで登り丘の上からシルスマリアの町や湖、遠くの山々を臨む。青空に映えてきれい。お散歩中もここもお花がきれいでした。

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レストランで昼食。夫は早速白ビールとソーセージ。今年も来たよ、と乾杯。さっきもらったバスの時刻表を見るとケーブルカーを降りてから2回乗り換えるとポントレジーナまで帰ることができる。ただし乗り換え時間が1分。だめなら次のでいいよね、と行くが接続していてゆとりでOK。ポントレジーナ駅の1つ手前で降り、COOPで買い物してホテルへ。眠い?。

シャワーを浴び、1時間ほど昼寝。いやぁ、疲れた。でも楽しかった。景色、すばらしかった。初日から素敵な景色満喫です。

朝食:ホテルのビュッフェ(パン、ハム、チーズ、サラダ、ヨーグルトなど)
昼食: 夫はビールにソーセージとリゾット、私はえびのグリルとスープとパン
夕食: セロリの炒め、サラダとソーセージ、生ハム、味噌汁、ご飯

歩数:17,176歩


本日のハイキングコース:
Pontresina(1774m) --> Silvaplana(1877m) --> Sila Maria(1815m) --> Furtschellas(2312m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/17

7月17日(火)晴れ
「ディアボレッツァ展望台とビアンコ湖ハイキング」

今朝も4時ごろに目が覚め、なかなか眠れないが5時半過ぎまでは横になっている。外を見ると朝焼けが山に映えてきれい。今日も晴天。

朝食では紅茶は20種類くらいの中から選ぶ。お姉さんのオススメのmaybe baby。きれいなピンク色。味は。。。よくわからん。

早めにホテルを出てすぐそばのスポーツショップへ。夫がハイキング用のスティックを買いたいという。昨年買った私のスティックは持ってくるの忘れちゃったし。2軒覗いてディスカウントになっていたのを買う。1万3千円ほど。たかっ。スイスは物価が高いと割り切っているつもりでも、何でも高いと思う。

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電車は満杯。何とか席を探して座れた。ベルニナディアボレッツァ駅で降り、ケーブルカーで山頂へ。すばらしい晴天で雲ひとつない。こんなにすばらしい晴天、きっと少ないと思う。写真でもTVでも、曇りや雲がいっぱいあるのばかり。貼ってある写真でも所々に雲がぽかりぽかり。今日は正に雲ひとつない青空。最高峰ピッツベルニナがまぶしい。氷河と雪を頂いた山々のコントラストがくっきり。山頂レストランの窓ガラスに写る景色もすてき。

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しばし楽しんでから下におりる。この後のハイキングは、モルテラッチかアルプグリュムへの道か迷ったが、こんなに天気が良いので、アルプグリュムの方に決定。ここから先はパスの対象外。駅の自販機でチケット購入。二人で何とか買えた。ほっ。列車は1等か2等か、費用は半額対象者か、シェンゲン協定対象かなどなど質問が多くって。

2つ先のオスピツオベルニナで降りハイキング開始。子連れ、年配の人、マウンテンバイクも多い。2年目なので全行程の様子もわかっているので、気楽です。青い空、たくさんの花々、時々通る電車に手を振ったりとのんびり。夫は両手にスティック、ここが2回目ということもあり昨年よりフォトストップが少なく、1時間短い1時間半で到着。これでもコースタイムより20分遅いのですが。

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アルプグリュム駅のレストランで乾杯。氷河側の席は取れなかったけど、ゆっくり昼食です。相変わらずドイツ語のメニューしかないので、お兄さんに口頭で頼んだ夫のソーセージは固いサラミタイプの太いのが1本ドーン。去年は普通のソーセージだったのにね。ドイツ語でソーセージを覚えなきゃ。(後で確認したらカタカナでボォァスト)

昨年同様14時15分の電車でバック。とろとろしているうち到着。駅前からバスに1区間乗り、コープでアイスクリームを買ってホテルへ。疲れたぁ。入浴後、ちょっと横になる、つもりが気がつけば18時半。夕食の準備をしなくっちゃ。真っ赤な夕焼けは21時半。今日もすばらしいお天気でした。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: 野菜と麦のスープ、パン
夕食: サラダ、骨つき肉のBBQソース焼き、おじや、生あんず、チョコ

歩数: 17,429歩

今日のハイキングコース:
Pontresina(1774m) --> Bernina Diavolezza(2082m) --> Diavolezza(2984m) - CableCar -> Bernina Diavolezza(2082m)  --> Ospixio Bernina(2253m) --> Alp Grum(2091m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/18

7月18日(金)晴れ
「モルテラッチ氷河散策」

今朝も早起き。夫は6時半に起こすまで熟睡。時差ボケ解消の模様。私はまだ少し楽しんでいます。窓から見える山々の山頂が朝日に赤く燃える時間が3日で10分ほど遅くなりました。

朝食後、フロントでエンガディン地域の時刻表をもらう。電車、路線バスにポストバス、馬車まで入ったもの。

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今日もすばらしい晴天なので、昨日のディアボレッツァのそばのモルテラッチ氷河のハイキングコースに出発。2つ先の駅からコースタイム往復1時間半。それにしてもすばらしい景色。青空って本当に青く、氷河の山々の雪がまぶしい。木々と氷河から流れ出る水のコントラストがくっきり。時々思わず立ち止まってフォトタイム。

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起伏の少ないコースのせいかベビーカーのヤング夫婦、高齢者、GPなども多い。電車でお隣に座ったお姉様方はアメリカからの団体さん。日本のGPも往復で相当数お会いしました。みんな、晴れてよかったねぇ。

今年はスイスも春が遅かったとのことと、先週まで2週間雨続きだったこともあり、お花が一斉に咲いているようです。種類も数もいっぱい。歩く人々を楽しませてくれています。

道沿いに時々看板。ここまで氷河があった表示。1900年はへぇ、という感じだったけど、私が生まれた頃、会社に入った頃、結婚した頃とどんどん氷河は後退し、現在はコースタイムの表示の更に奥まで。大きな穴から溶け出した水がごうごうと音を立てて流れていました。昨日のアルプグリュムも氷河が大きく後退したのがはっきりわかる場所です。

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電車でサンモリッツに行き、ケーブルカーの駅まで15分ほど歩く。駐車場を通り抜け、エスカレーターとエレベーターを乗り継ぐ。この街にもずいぶん慣れました。昨年2回目で5泊したし。ポントレジーナに比べると高級ブランドショップが並ぶセレブな感じのところです。

ケーブルカー2本、ロープウェイ1本乗り継ぎ、ピッツネイル山頂へ。そろそろ13時というのにまだ雲ひとつない青空。ここピッツネイル山頂は4回目だけど、もちろんこんなすばらしい晴れは初めて。レストラン外の席で昼食。夫は今日もヴァイスビールにソーセージ。ドイツ語を調べてきたかいがあり、今日はふつうのソーセージにジャガイモ料理のリシュティ付き。私はパスタ。でも何よりのごちそうは景色です。

食後、あたりを少しうろうろし、また40分かけてサンモリッツまで降りる。夫御用達のチョコを買って、ポントレジーナ行きのバスに乗る。乗っている人の鼻の頭がみんな日焼け。夫も赤い。途中から乗ってきた日本人ご夫婦とおしゃべり。シャモニーからこちらにきたけど、雨の日は何もせずに寝ていたとのこと。ホテルでのんびりするのもいいですよね。

部屋に戻って入浴と買ってきたアイスクリームを食べ、今夜のカレーの準備。今日は夕寝をしなくても大丈夫そう。外を見るとまだ空は真っ青。部屋の中にいるのもったいないね、と話す。とはいえ18時過ぎに出かける気にもなれず、ただただ空を見上げてきれいだねぇ、とつぶやいています。

朝食: ホテルのビュッフェ 紅茶はビジネストリップ
昼食: パスタ、パン
夕食: サラダと小さいソーセージ、カレーライス、生あんず

歩数:19,956歩

今日のハイキングコース:
Pontresina(1774m) --> Morteratsch(1896m)  --> St.Moritz(1775m) --> Piz Nair(3030m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/19

7月19日(土)晴れ
「ムオタスムライユから5時間のハイキング」

今日も4時半起き。昨夜は9時前にダウン。時間的にはたっぷり寝ています。今朝も山々の朝焼け。天気予報では今日から下り坂だったけど、後ろにずれているようです。

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ホテルの朝食時のスタッフが今日は別の人。そうか、土曜日なので週末スタッフなのね。テーブルのそばにランの花。ガラスの容器に入っていますがお水なし。これで咲くんですねぇ。

近くのバス停8時18分発に乗りプントムライユへ。ケーブルカーでムオタスムライユまで。降りてからストレッチをし、出発。ムライユ湖を目指す。夫がマーモット見っけ。赤ちゃんと大きいの。昨日ピッツネイルまでのケーブルカーで見たのが第一号。トータル4匹。湖までは登りだよ、と言われていた通りで、お尻が重たい。昨日まではウォーキングだったけど、今日からハイキング開始です。

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1時間半でほとりに到着。最後の急な登りはきつかったけど、湖が見えて来た時は思わず歓声。昨日ほどではないとはいえ、今日も青空。雪を頂いた山々の間に青い水をたたえている。釣りをしている人がいて、夫が聞いたらマスがいるとか。雪解けの冷たい水にもいるんですね、魚って。

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休憩後、パノラマの道の方に降りて行く。せっかく登った道をひたすら降りる。花が種類も量もどんどん増えていく。セガンティーニ小屋方面とケーブルカーの駅との分かれ道まで1時間。このあたりには人がいっぱい。どこの国も夏休みの時期。週末が重なったせいか、家族連れが多い。

パノラマの道は昨年に続き2回目。最後の登り以外は標高差がなく、景色がよく、と人気です。カーブを曲がる度に景色が変わり、楽しいです。お花も「去年こんなに咲いていたっけ」と思わず確認したくなるほど、たくさん咲いていました。

途中で持参の昼食を食べ、アルプランガードのリフト乗り場にたどり着いたのは14時15分。ここまで休憩を含めて5時間。「おーい、夫。話が違うぞ。3時間って言ったじゃない」と文句を言う元気もなく、レストランで夫はビール、私はスープ。つかれたぁ。

二人乗りのリフトで10分ほどでポントレジーナ着。ホテルの1ブロックとなりのすぐ上が乗り場。そのままホテルに戻りまずは休憩。5時間のハイキングってけっこうきつい。長かったけど、お天気も持ってくれて、気持ちが良い1日でした。

夜の7時過ぎ、空に雲がいっぱい。ホテルの窓から見える雪を頂いた山々の頂上にも雲。予報では明日は雨から曇になっていたけれど。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: おにぎり、ゆでたまご、味噌汁、豆のスープ
夕食; サラダ、白身魚とサーモンのバター焼き、カレースープ、ご飯、生あんず

歩数: 25120歩

今日のハイキングコース:
Pontresina(1774m) --> Punt Muragl(1728m)  --> Muottas Muragl(2454m) --> Lej Muragl(2715m) --> Alp Languard(2326m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/20

7月20日(日)くもり ときどき 雨
「雨のマローヤからハイジのロケ地ハイキング」

ポントレジーナ最後の1日となりました。お天気は下り坂。今日は曇りでも楽しめるというハイキングコースだそうです。

とはいえ朝食後、部屋に戻って外を見ると雨。あちゃあ、どうする?今日はホテルで休養日にする?などと話していたらあがった。とにかく予定通り行き、雨だったら戻ってこよう、と出発。近くのバス停、昨日と同じ8時18分のバスに乗る。がらがら。昨日はあんなにいっぱいだったのに。今日は日曜日だし、さぞかし混むと思っていたのですが。。。

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マローヤ到着9時10分。トイレを済ませハイキング開始9時20分。どんよりお空だけど、山々も見えるし、暑くなくていいかも、と歩き出す。最初に登り30分だからね、と言われていたとおり急な登り。静かでなかなか良い雰囲気。音を立てて流れる川の水はきれい。雨のせいか、花々も生き生き。

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二人だけだったが、フランス人のGP20人ほどに追い抜かれた。その後はぽつりぽつりと追い抜かれたり行き違ったり。昨日もそうだけど日本人には会わない。登り切ると後は多少の上下だけで楽な道。右手にシルス湖、その後ろにエンガディンの山々。途中、ものすごくお花がいっぱいのところに出て、思わず「このひろーい野原いっぱい...♪」と歌。あ、雨。雨具を着て歩く先に牛さんたち。私の雨具、赤色なんだよね、と心配しながらしずしず。無視してくれた。ほっ。

夫のピンクのリックはホテルの借り物。持参した簡易な物より体に密着して使い良いのだそうです。でもそのピンク、目立つよ。

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さっきよりもっとお花がいっぱいの道に出た。ハイジの撮影に使った場所らしい。上の方に木造の小屋。その後ろにそそり立つ岩山。中国の黄山にある蓮花峰みたいだ、と夫。確かに。

雨は降ったりやんだり。その度に雨具を着、晴れると蒸れるので脱いで、を3,4回繰り返し、ハイキング終了地点のプラウンダレイのバス停に着く頃には本降り。予定通り約3時間のハイキングでした。10分ほど待ってバスに乗り、途中乗り継いでホテルの前13時4分到着。スムーズ。

持って行ったおにぎりに熱い味噌汁などで昼食。ひと休みしてからホテルの温水プール内のジャグジーで暖まり、部屋に戻って普通に入浴。

ポントレジーナ6泊。十分たのしみました。ホテルからこの後も連泊するなら15%割り引くよ、と言われたけど、次の予約があるのでまた来年。来られるといいなぁ。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: おにぎり、味噌汁、ゆで卵、いんげんのおかか、磯辺巻きのお餅
夕食; いんげんのおかか、玉ねぎの卵とじ、トマトときゅうり、エビやサーモンのグリル、野菜のスープ、ご飯、生あんず

歩数: 14,819歩

今日のハイキングコース:
Pontresina(1774m) --> Maloja(1817m) --> Plan di Zoch(1945m) --> Blaunca(2037m) --> Grevasalvas(1941m) --> Plaun da Lej(1799m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/21

7月21日(月)小雨
「サースフェーへ移動」

今朝も早起き。ネットでシアトルとロンドンの女子サッカー日本人選手の結果を見る。勝ちと引き分け。よしよし。

じきに夫も起きて来て、荷物のパッキング。トランクは駅で宅配に出す。サースフェーは山の中の町。明日の朝到着なので1泊分リックに入れておく。今日は雨の中の移動なので、トランクなしの方が楽だもんね。

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このホテルでの最後の朝食。お世話になりました。パンがどれもおいしく、食べ過ぎちゃうのが困りもの、と贅沢な悩み。ティーセットも素敵。ドイツ製でDIBBERNというブランド。日本では買えない模様。

チェックアウトしたらピンクの岩塩をプレゼント。お料理に使ってね、って。ありがとうございます。来年の予約は10%オフするから。はーい。駅まで送ってもらう。お世話になりました。

トランクの宅配のファストバッゲージを窓口で依頼。クレジットカードを指定の場所に入れたけど反応なし。私が悪かったの?お姉さん二人が出て来てカードマシンをはさんであれこれ。どうなっちゃうのかな、と思ったらピンセットでカードを抜いた。このマシンが調子が悪いらしく、となりの窓口のマシンで無事支払い終了。ほっ。お兄さんがタッグをつけて持って行った。

思ったより手続きが早く終わり、ガランとした待合室で待つ。ついでに長野の母に電話。そろそろ梅雨が明けそうとのこと。

tmp_4609-_MG_3617_resize_20140721_205258-206090350.jpg今日の移動は時刻表通りで6時間半。地図で見るとぐるっと大廻り。昨年、大廻りはばからしい、と追加料金を払って氷河特急で行ったら、もともとの予定時間が大廻りより1時間余分にかかる上、途中電車は遅れるしでさすが世界で一番遅い特急でした。なので今年はスイス交通の時刻表検索結果通り、チューリッヒHB駅、ベルン経由の乗り換え5回、電車とバスに6回乗ります。

お天気は悪いけど山々に雲がかかり車窓の景色を楽しむ。途中、クール駅に着くのが遅れ、5分後の次の電車に乗り継げるか心配したが、反対側ホームでほっ。2分で移動。トランクがないので楽です。チューリッヒHB駅乗換時間7分。10番線から16番線に移る途中、パン屋さんで昼食をゲット。

tmp_4609-_MG_3631_resize_20140721_2053011169549454.jpgフィスプからはポストバス。山路を大型バスがぐんぐん登って行く。そうそうここだったね、と景色を満喫。バス停からホテルまでは慣れた道。チュックイン時に「バッゲージは?」と聞かれ、明日届くと言ったら、受け取って部屋に入れておくので控えをお預かりします、とのこと。ありがとうございます。

ひと休みしてからサースフェーの町をお散歩。1年前のことをあれこれ思い出しなつかしい。COOPでお買い物をして戻る。

今日からは2食付き。今夜はシュノワーゼ。夫の大好物。思わずスタッフにわーい、と言ったら「良い日に来ましたね」。はいっ!
たっぷりお野菜のサラダバーと洋風しゃぶしゃぶ。最後のスープが大好き。スタッフのエンターテインメントを見ながら、今年もアルプフーベルに来られたなぁ、としみじみ。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: ハムサンド、フレッシュオレンジジュース
夕食 : サラダバー、シュノワーゼ、フルーツ、アイスクリーム

歩数: 8142歩

今日の移動コース:
Pontresina(1774m) --> Chur --> Zurich HB --> Saas Fee(1798m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/22

7月22日(火)雨 ときどき くもり
「ハンニックの雲の中ハイキング」

DSC03118_resize_20140722_211719.jpg昨夜、夕食後ホテルスタッフに朝食の時間を聞いたらセブン。早朝に目が覚めたが窓の外は雲の中。どうする、とぐだぐだし、7時半に朝食へ。あ、一番のり。ビュフェスタイルのパン、チーズに目玉焼きやハムなどやヨーグルトを食べ、部屋に戻る時にエレベーターの中を見たら朝食は7時半から10時までと表示。一番な訳だ。

雨が上がったら出かけよう、とごろごろ。ベットでwebを見たりぼぉっとしていたら、ちょっととろん。ドアをゴンゴン。ホテルスタッフがトランクを2つ、持って来てくれた。ありがとうございます。まだ9時ちょっと過ぎ。9時15分にPOSTオフィスに着く、と言われていたのに早っ。

早速荷物を棚やクローゼットにセット。これでよし。コンセントの変換器も届いたので携帯やiPadの充電もできる。荷物のタグはこんな感じ。類推するに私たちとほぼ同じルート(5回乗換6回乗車)で届いたようです。

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小雨があがるまで、と夫が地下のスポーツルームへ。石の卓球台があるのです。しばらくして私も行ってみると、ほかのひとと対戦中。途中から私も少しおつきあい。後で聞けばバリジェンヌがお相手だったそうです。ごく若いかわいいレディとそのママ&おばあちゃんとダブルスとシングルスをやったとのこと。

11時過ぎにハイキングに出発。すぐ裏からハンニックに行くゴンドラがあり、昨年、これだけ乗っていない。前においしそうなパン屋さんがあり、イートインできるので、降りて来たらここで食べよう、と話す。

_MG_2285_resize_20140722_172727.jpg山々は雲の切れ間から顔を出したり隠れたりで、水墨画の世界。なかなか幻想的で素敵。山頂から町まで2時間のくだり。思ったより景色も楽しめる。下りだしてしばらくしてから上を見上げたら氷河。すごいなぁ。あれが崩れて来たらここも危ないよね、などと言いながらひたすら下り。

谷を超えていく。途中から川を2本渡った。大きい方がTRIFT川。氷河が溶けて流れているきれいな水です。下の方でカウベルの音。こんな天気の時に牛と会いたくないなぁ、と思ったらヤギでした。ハイジの世界ですね、ここは。

途中から完全に雲に覆われて歩く。視界は悪く山や谷はほとんど見えず。川の音だけがごうごう。橋がかかっているものの、内1本の橋は途中まで。後は石伝いに渡りました。アルペンアスターの花がたくさん咲いており、自生のエーデルワイスがあるかも、と夫の歩みが遅くなる。こんな視界が悪い中を歩いているのだから早く行こう、とせかす。
やっとふもとが見えてきて、ハイキングコースも終了、という直前にマーモット。それもたくさん。親子のようでちいさいのがかわいい。10匹以上が顔を出したり追いかけっこをしたりでした。

PSX_20140722_172339_resize_20140722_172814.jpg町の教会の裏におりてきたのが13時半。2時間のハイキングでした。雨のわりには楽しかったです。パン屋さんに行くと昼休み中。ありゃあ。14時30分まであかない。仕方なくCOOPで買い、ホテルに戻り、シャワーを浴びてから昼食。ついでにお湯を沸かしてインスタントの味噌汁。ホッ。夫は生ハムでワイン。

ひと休みしたら夫はまた卓球の練習。私も少々おつきあい。むずかしい。。。
入浴後食事へ。今日はイタリアンメニュー。メインのスパゲッティは自分でお皿にとり、ソースは4種類から好きなのを選ぶというもの。みんなパスタ好きで、子供でもたっぷりとっていた。

食後は今日ももう眠くって。。。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: サンドイッチ、きゅうりとトマト、ジュース、味噌汁
夕食: チーズの前菜2種類、スープ、スパゲッティ、ティラミス

歩数: 15,509歩

今日のハイキングコース:
Saas Fee(1798m) --> Hannig(2340m) --> Spissen(2300m) --> Trift(2210m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/23

7月23日(水)晴れ 夕方から雷、雨、ひょう
「快晴の氷河ウォッチング」

_MG_2295_resize_20140723_213729.jpgのサムネイル画像
5時半過ぎに目が覚め、お天気はとカーテンを明け思わず歓声。夫を揺り起こす。「晴れてるよ、氷河に朝日があたって光ってる」。昨日まで曇っていたけど、この景色が部屋から見えるのでまたここにしたのです。高台なので町の建物も気にならないし。

今回のサースフェー滞在はお天気に苦労しそうだけど、今日は唯一晴れるので、朝からお出かけ予定です。今日も朝食は一番乗り。さっさと食べて出発。パン屋さん経由でゴンドラ2つで3千メートルまで上がり、そこから地下鉄で3500メートルのミッテルアラリン到着。

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外に出ると広大な景色。去年来た時は曇りだったんだ。今日はすごいすごい。真っ青な空、氷河の山々。目の前のアラリン山には登っている人が豆粒のように見える。スイス最高峰のドーム山、その後ろにユングフラウの山々。うひゃあ、きれい。しばしフォトタイム。夏スキーやスノボーの選手らしい子供たち、ガイド付きで山に登る人たちがたくさんいました。

来た時の逆の方法で降りる。高地のせいか頭がなんとなくジーン。サースフェーは標高1800メートル。だいぶん高地順応が出来ていると思っていたけど、さすが3500はこたえます。

サースフェーの町に降り、10分ほど歩いて次のゴンドラ乗り場へ。シュピルボーデン経由レングフルーまで上がる。昨年はレングフルー行きはまだ動いていなくて、シュピルボーデンの辺りをうろうろし、下まで延々歩いておりました。_MG_2388_resize_20140723_213731.jpg今年は来たのが少し遅いのでレングフルーまでケーブルカーで上がることが出来た。

着いたところは氷河の真横。壮大な眺めと、ときどきドーンという音とともに氷河の崩落。ところどころにクレバスがぱっくり口を開けている。すごい。ど迫力。

ここからシュピルボーデンまで降りる。かなり急な下りで、初めは雪渓、次は石や岩がごろごろ。降りる人は少ないが、下から上がってくる人は多かった。中には軽装の人も。これで白赤白のハイキングコースか、という感じだったが、途中休憩しながら何とかシュピルボーデンに到着。最後はマーモットがちょろちょろしていた。去年もここでマーモットの写真撮ったよねぇ。

レストランで休憩。夫はビール、私はトマトのスープ。お天気も良く暑いくらいでした。昼食後、シュピルボーデン駅の下のマーモット生息地でしばし遊んでから帰る。ホテル着16時過ぎ。あー楽しかった、あー疲れた。

ところでホテルでもらったサースフェーのパス、昨年はどこでも使えたのに、今年は地下鉄など一部有料だった。「スイスパスは?」と聞かれたが、必要と思わなかったのでホテルのセーフティボックスの中なので割引なし。戻って調べてみるとホテル予約時に「サースフェーパス付きで」と依頼すれば1日5CHFだった。_MG_2478_resize_20140723_213734.jpg去年は旅行社経由だったのでちゃんと担当者が頼んでいてくれたことを知りました。次回、気をつけなくっちゃね、って次回があるのかな。

ホテルに戻り入浴、ひと休みしていたら、突然雷鳴。ありゃあ、と外を見ていたらイナズマ、大粒の強い雨、さらには雹。音を立ててバルコニーで雹がはねる。すごいなぁ、としばし見とれた。

今日の夕食のメインはスイス名物ラクレット。熱で溶かしたチーズをジャガイモに絡めて食べるもの。ハーブをふりかけたり、ピクルスを一緒に食べるものらしい。私たちもおかわりしていただいた。ホテルスタッフによるアルプホルンの演奏など楽しい演出でした。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: パン屋さんのパンとレストランのトマトスープ
夕食: 前菜のビュッフェ(サラダ、生ハムなど)、ラクレット、フルーツサラダ

歩数:16,516歩

今日のハイキングコース:
Saas Fee(1798m) --> Felskinn(2997m) --> Mittelallalin(3462m)  --> Saaf Fee(1798m) --> Spielboden(2461m) --> Langfluh(2878m) --> Spielboden(2461m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/24

7月24日(木)くもり ときどき 小雨
「クロイツボーデンでエーデルワイスウォッチング」

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目が覚めて外を見ると窓の外は雲。今日の天気予報はイマイチだもんなぁ。ゆっくり朝食を食べ、卓球でもしてから、お昼をどこか町のレストランで食べようか、と話していたが、雲はときどき切れて青空も少しみえてきた。ホテル真っ正面のフェー氷河も雲間から大きく顔を出したり、ちょっと隠れたり。これならでかけよう、と急に元気。

パン屋さん経由でバスターミナルへ。9:52のバスでサースグルントへ。この時間のバスは4台も。サースグルント、ケーブルカー駅、湖行き、VISP行き。スイスではおなじみの黄色いポストバスで、どれも賑わっていました。乗り心地はすごく良いです。

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私たちはケーブルカー駅行きに乗車。そこからゴンドラ2つ乗り継いでホーサースへ。昨年来ているので様子が分かっていて楽です。景色は思ったより良く、山々と氷河の景色を楽しむ。15分ほどがれ場を登る。ちょっと汗をかきました。山頂でハローとあいさつした一人が日本人の男性。久しぶりに夫以外と日本語で会話。今回、ホテルでも今のところ日本人は私たちだけ。彼はモンブラン、ユングフラウ三山と登り、この後ツェルマットへ行き、マッターホルンの雪が少なくなっていれば登るんだそうです。すごいね。

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ゴンドラで1つ下のクロイツボーデンまで降り、まずは池の周りをぐるりと歩く。さっきの彼が「ここでエーデルワイスを見たという話を聞いた人が言っていた」と伝言ゲームのような話。ありそうもないけど、見てみたがありませんでした。パンを食べてひと休み。

この下のフラワートレイルに行こうとしたら雨。ケーブルカー駅の休憩所でしばし待つ。雨が上がり明るくなって来たので出発。去年はここから下まで降りたけどエーデルワイスはなかった。今年はどうかなぁ、と二人できょろきょろ。1時間半かけてケーブルカーの途中駅トリフトまで歩く。マーモットは見つけたけど、エーデルワイスはありませんでした。途中、雨に降られた。ここは登り専門の駅なのでゴンドラに乗ったまま一度クロイツボーデンまで登り、そのままサースグルントまで降り、バスでサースフェーまで戻る。

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今日の午後はヴィレッジマーケットの日。ぶらぶらと見る。パンやお菓子、チーズや干し肉のお店や、ビールやソーセージの飲食のお店。アルプホルンやアコーディオンの演奏もあり、賑やかです。

明日はグリンデルワルドヘ移動。ホテルに戻って入浴、休憩後荷物をまとめる。4泊は短いよね、などと話しながら。
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夕食後、ビレッジコンサートに行く。教会前とのことだったが、小雨のため学校の講堂。アルプホルン、マーチやマドンナの曲まで。無料だけどなかなか上手で楽しかった。21時15分に途中だったけど引き上げる。小雨なのにまだ明るさが残っている。今日も楽しかったぁ。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: パン屋さんのパン2種類
夕食: サラダ、ニンジンのスープ、ビーフシチュー、いちごのデザート

歩数: 17,226歩

今日のハイキングコース:
Saas Fee(1798m) --> Saas Grund(1562m) --> Kreuzboden(2405m) --> Hohsaas(3105m) --> Kreuzboden(2405m) -->Triftalp(2098m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/25

7月25日(金)晴れ
「ロートホルン鉄道のリベンジならず」

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今日はグリンデルワルドヘの移動日。朝からすばらしい青空。サースフェーの最後の朝の景色を楽しむ。

朝食前にお支払い。あ、ケーブルカー有料分をおまけしてくれている。こっちの調べ不足なのにありがとうございました。ここは高台でお部屋からの眺めがすばらしいこと、スイスらしいお食事にエンターテインメントがとても楽しいところです。キッズプログラムが充実しているので、子連れのファミリー客が多い。子供達はしつけがゆきとどいているせいか、うるさいということがなく、むしろかわいい。夫の卓球の相手もしてくれたし。ホテルを出るとき、朝食を食べている最中の人々が手を振ってくれた。またねぇ。

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バスターミナルの奥でトランクをファストバッゲージで送り、8:52のバスでフィスプヘ。時間通りに到着。今日はブリエンツに寄り道し、ロートホルン鉄道に乗り、山の上からユングフラウ三山をランチしながら眺める、という予定。初めてスイスに来た2010年にロートホルン鉄道に乗り、途中で故障してストップ。代わりの電車を散々待ってやっと山頂に着いたら、すぐ降りないと今夜のホテルに着かなくなってしまうのでそのままバック。なので今日はリベンジです。

ブリエンツまでバスと電車4つ乗り継いで到着。ロートホルン鉄道はスイスパス適用外なので窓口で切符を買おうとすると、お姉さん「途中駅までです」「上まで行きたいんですけど」「昨日の雨で途中までしか行けません」「ええっ」。上まで行かないと意味ないしなぁ。ということで10分後の電車でインターラーケンオストに戻り、ラウターブルンネン経由でヴェンゲンへ。

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ロープウェイでメンリッヘンまで上がり昼食。今日はすばらしいお天気でアイガー、メンヒ、ユングフラウがきれい。明日から雨なので時間もあるし歩きたいけど、今日は移動でもしトランクが遅れても大丈夫なように1日分を手荷物。夫もカメラにレンズにとそれなりに重い。これでハイキングというわけにもいかず、ゴンドラの駅のあたりをしばしうろうろしてからグルントまでゴンドラで降りる。

グルントからグリンデルワルドまでバスか電車。バスは30分ほど待つ。電車も少々待ちそうなので、ホテルまで歩くことに。慣れたところで近道も知っているし。ただしずぅっと登りなのが難点、15分ほどでホテル着。CABANAホテルは今年で3回目。夕食なしのガルニホテルです。17号室にチェックイン。キッチン付きのジュニアスイート。過去1週間づつ滞在しているので慣れたものです。

入浴してひと休みしてから、駅の先のCOOPまでお買い物。夕方ということでものすごく混んでいた。日本人も多い。それだけ観光客にとって快適な街、というところでしょう。駅に行って今朝出したトランクを受け取り、ホテルの女将を待つ。彼女に迎えに来てもらい部屋に入る。早速夕食作り。久しぶりのご飯。ここのところパンばっかりだったのでおいしかった。

窓の外にはアイガー。夕方から頭に雲の帽子。どっしりしていて格好良い。明日は予報通り雨なのでしょうか。気温18度C。サースフェーより5度ほど高く、私たちは暑いくらい。日本は真夏日で各地で35度を超えているとか。大変だぁ。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食:スパゲッティミートソース(夫はビールにソーセージとリシュティ)
夕食: サラダ、グルグルソーセージと玉ねぎ炒め、きゅうりの塩麹漬け

歩数: 9,685歩

今日の移動コース:
Saas Fee --> Visp --> Brienz(566m) --> Wengen(1275m) Mannlichen(2239m) --> Grund(944m) --> Grindelwald(1067m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/26

7月26日(土)雨
「雨のグレッチャーシュレフト」

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今日は今回初の1日中雨。そういうこともあるさ、と今日はのんびりしよう、と昨夜話してから休みました。私はいつも通り6時前に目が覚めたけど、夫は8時まで熟睡。本人曰く、3時頃にアイガーの写真を撮っていたから。はいはい。

朝食にレストランにおりて行く。ここではいつも日本人と会います。中国人や他の国々の人とも。ビュッフェスタイルですが頼むとオムレツを作ってくれます。温かいものがほしいのでお願いしました。

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部屋に戻り、相談の結果、グレッチャーシュルフトに行くことに決定。1日中ここにいるのじゃあ飽きちゃうし、夫と卓球三昧という気にもなれないし。グレッチャーシュルフトはアイガーとシュレックホルンの間の峡谷でグリンデルワルドから徒歩で40分。現地では遊歩道を片道20分ほどのところを往復する。

小雨なので雨具を着て歩く。途中、愛想が良い日本人3人組。午前の自由時間が2時間なので散策しているとのこと。雨とはいえこんなすてきな景色を散歩するのなら楽しいですよね。

「スイスフラン管理係」の夫が「サイフ忘れた」。「え、入場料がいるんだよ」。仕方なく途中の銀行でカードで少しおろす。ったく。大人7スイスフランのところホテルでもらったゲストカードを見せて6スイスフランに割引き。

渓谷沿いに岩を削って作った路を歩く。すぐ下は氷河がとけた水がごうごうと音を立てて流れていてちょっとこわい。奥まったところに滝。岩と岩の間のものすごく高いところから落ちてきていて迫力。雨の日の退屈しのぎ、と思って行ったが、想像以上に楽しかった。晴れの日に来たら滝にかかる虹がきれいだと思う。

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帰りは駅前までバス。ゲストカードで無料。私たちはグリンデルワルド3回目。過去二回は1週間滞在したこともありユングフラウパスを購入し、電車、バス、ケーブルカーフリーだったが、今回は4泊と日程が短く、行きたいところを計算して見たら、スイスパスで半額になることもあり、ユングフラウパス一人180スイスフランの半分も使わない。ゲストカードも初利用です。

駅前で私が買い物をしている間に夫はスポーツセンターを見に行く。卓球台は隅っこの方で特に使われている様子はなかったようです。ホテルの1階にある卓球台の方が慣れているんですって。

ホテルに戻り昼食。午後は夫は卓球。一人でサーブ練習をしに行った。私は休憩後、早めに夕食の支度。鳥肉と野菜をトマト缶をあけてじっくり煮込みます。夕方、私も卓球のおつきあい。シングルス同様4ゲーム先勝であっさり負けました。当然か。

夕食はちょっと遅めの19時半。雨はまだしとしとと降り続いている。窓の外のアイガーは雲のスカーフをしっかりまとっているみたい。家々と木々。ときどき電車が走るジオラマのようで、見ているだけで楽しい景色です。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: おにぎり、野菜スープ、ソーセージのベーコン巻き、3種のベリーとアイスクリーム
夕食: 野菜サラダ、鳥肉と野菜のトマト煮込み、きゅうりの漬物、味噌汁、ご飯

歩数: 15,109歩

今日のハイキングコース:
Grindelwald(1067m) --> Glatscherschlucht(1099m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/27

7月27日(日)くもり
「フィルストまで五里霧中」

目が覚めて外を見ると今日も雲。グリンデルワルト到着日以降お天気は苦戦です。天気予報では夕方から晴れ。早まるかもしれない、と期待を込めて駅前9:04発のポストバスでグロッセシャイデックへ向かう。途中、雲が切れてフィングシュテックが見える。上氷河が見えてきて「やったぁ」。と思ったのもつかの間、バスが高度をあげるに従い雲の中へ。グロッセシャイデックに着いた頃にはまわりは真っ白。

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ほとんどの人がここで降りた。私たちはまずはトイレを借り、ストレッチをやって準備完了。シュワルツワルドアルプへ向かい、途中の湖に映るアイガーを撮るつもりだったが、これじゃあ。。。町から見上げた時に、山の上の方に雲があった。その上に出られると思ったが雲の真っ只中。あじゃあ。で、土地勘があるフィルストに向かうことに決定。

雲が薄くなってベッターホルンが姿を現す。でも、すぐにまた真っ白。何にも見えなくなった。景色が見えないので足元に集中。道端のお花がかわいい。今年は寒いのか昨年、一昨年より遅い気がします。去年はここにこんな花が咲いていたよね、というところにほとんどなかったり、アルペンローゼが昨年は枯れていたのに、今年はちょうど咲いていたり、まだだったり。
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お花は露をまとってきれいです。

時々牛さんたちに路を塞がれていて、私はおおまわり。他の人たちは平気で通りますが、あのサイズと角を見ると怖くって。。。

2時間かけてフィルスト到着。昨年もそうですが、最後のダラダラ登りがキツかった。今日はあわよくばバッハアルプゼーにも行くつもりだったので、このコースだったけど、逆の方が楽です。フィルストのレストランで温かいスープ。こんなお天気なので満席。身体もほっこりしたところで、ゴンドラでグリンデルワルトへ戻る。バッハアルプゼーはまた今度。

帰り道のミグロでお買い物。スイスはどこもCOOPとミグロが2大スーパーですが、ここグリンデルワルトは地の利か、駅に近いCOOPはいつも混雑、ちょっと離れたミグロはすきすき。

ホテルに戻ってシャワー。結構汗をかきました。夫は最後のお洗濯をしてくれました。はい、おつまみ。窓からの景色をみながら白ビールをプハァ。相変わらず雲がアイガーの山頂を隠している。雲間からお日様がバルコニーを照らすことがある程度。明日は最後のハイキングデー。晴れますように。。。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: スープ2種類、おにぎり
夕食: 豚肉の塩麹漬けとレタスとトマト、カリフラワーのニンニクとマスタード味、ベリーとアイスクリーム

歩数: 17,082歩

今日のハイキングコース:
Grindelwald(1067m) --> Grosse scheidegg(1961m) --> First(2171m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/28

7月28日(月)晴れ
「クライネシャイデックのリベンジ」

昨夜、夫が赤い顔。おでこをさわったら熱い。この人は風邪を引くと汗をびっしょりかいて、夜中に何度もパジャマを着替えます。ここではそんなにパジャマがあるはずもなく、下着上下も取り替え取り替え。もう洗濯しなくて良いと思ったのに。帰りの飛行機に乗せてもらえないと大変。持参の風邪薬を飲み、ホカロンを背中に貼り熱を下げます。ホカロン、足りないなぁ。

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朝には大分楽になった、と久しぶりに雲がかかっていないアイガーの写真を撮っている。新月なのでダイヤモンドアイガーは撮れませんでした。

天気予報では午前中は晴れ、夕方からカミナリと雨。明日は大雨。今日の午前中が最後の狙い目。夫に「どうする?ホテルでお留守番?」と聞くと「行くよ」。食事の様子も普通だし、ゴンドラかバスで展望がいいところに行き、そのまま帰ることにする。ここから見るとメンリッヘンは雲の中。初日にメンリッヘンには行っているし、昨日のリベンジでグロッセシャイデックまで行くことに決定。

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今日のバスは昨日より何となくうきうきした雰囲気。山々の頂までくっきり見えているもんね。グロッセシャイデックのバス停で降りる。昨日雲の中だったアイガーもベッターホルンもくっきり。フィングシュテックの先の氷河も朝日に輝いている。これをみたかったのよね、この角度から見るのが好きなのよねぇ。

しばしフォトタイム。フィルスト方面は雲の中。グロッセシャイデックにしてよかったぁ。あ、牛さんいっぱい。めげずに写真。マウンテンバイクのお姉さんに二人の写真を撮ってもらいました。すぐ下の池まで夫がおりたいというので行ってみる。途中で牛さんたちが大挙して走ってきた。きゃあ、こわいぃ。水を飲みたかっただけのようです。ほっ。

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グリンデルワルドに戻るバスは1時間に1本。40分後。それじゃあさびしいので1時間40分後のにしよう、とひとつ下のバス停まで歩く。ほとんどバス道路を歩くので楽。景色もよく、途中池もあり楽しめました。もちろん牛さんたちもいっぱい。

昨日と打って変わって晴れて暖かい。夫も元気にシャッターを切っていました。

バスで駅まで戻り、薬局でホカロンを買う。貼るタイプ3枚で約千円。注意書きがびっちり書かれた袋を破ると日本語。日本から持ってきたんじゃ高くても仕方がないか。次にお肉屋さんへ行きハムをください、と言ったら骨つきのを見せられた。わぁ、おいしそう。スライスしてもらい、スイス最後の晩餐にいただきます。

ホテルに戻りちょっと遅い昼食。ひと休みしてから飛行機に預ける荷物のパッキング。今日の19時までにグリンデルワルド駅に持って行くと、成田で受け取れます。明日、空港への移動に荷物不要。搭乗券も出してくれ、とっても便利です。

今夜は最後の夜。夫の熱が上がりません様に。
この部屋はお風呂とトイレとは別に独立したトイレがあり、両方にタオルがあるので、助かりました。 夕方、5時半頃から強い雨。アイガーはまったく見えなくなった。この後数日は雨の模様。明日は心置き無く帰ります。朝早いので今日中に支払いを済ませ、タクシーをお願い。明日の朝食前に出て行くと言ったら、おまけしてくれた。 今夜のTV、ユーロスポーツは女子サッカー。スペインとオランダ。オランダってなでしことの対戦はあまり記憶にないけど、なかなかうまかった。

朝食: ホテルのビュッフェ
昼食: おにぎり、ソーセージと野菜のスープ、漬物、生あんず
夕食: ソーセージ、ハムの盛り合わせ、ベーコンと人参おねぎのしょうゆ炒め、スープ、アイスクリーム

 歩数: 17,242歩

今日のハイキングコース:
Grindelwald(1067m) --> Grosse scheidegg(1961m) --> Blaserie(1813m)

2014年スイス・さわやかハイキングの旅 7/29-30

7月29-30日(火-水)雨 晴れ
「帰国」

20140730-0001.JPG昨年のスイス旅行は23日という長丁場。ちょっと長すぎたかなぁ、と今年は17日間に。やっぱ短い。でもこの後数日も雨模様。ここで伸ばしても意味ないし。。。とぼやきながら昨日、パッキング。今朝は雨とわかっていたので、昨日、おかみに6時半タクシーを呼んでください、と頼んでおいた。時間前に下に降りて行ったら既に待っていた。駅まで登りで徒歩10分。トランクがないとはいえ、助かりました。今年はスイス中、雨が多い、と運ちゃん。やっぱり。お支払い、と言ったらホテルが払う、とのこと。ありがとうございました。

チューリッヒ空港まで3回乗り換え4本の電車。スイス鉄道は乗り換えが多く、乗り継ぎ時間が3分、5分が当たり前。トランクがないのはとても楽です。今回はファスト・バッゲージにもお世話になりました。お勧め。

昨夜作っておいたおにぎりを、今朝出がけにチンしたのを電車の中で食べる。おかかに梅干し。空港駅に時間通り到着。トレッキングポールが入ったリックを預け、出発まで2時間ちょっとの時間をのんびり。食事をしたりwebを見たり。iPad内の2012年スイスの写真を見る。うーん、これに比べると今の私たち、感激がちょっと薄くなっているかも。20140730-0003.JPG何度も来ると事情がわかって便利、楽の反面、どうしても初めてほどの感動はない。もっと感性をみがかなくっちゃ。毎回、はじめて行く場所もかならずいれようね、アローザもいいよね、って鬼が笑いそうな会話でした。

成田行きフライトは小一時間遅れで離陸したものの、成田には30分遅れで到着。30日の朝8時20分。今回も食っちゃ寝。ビデオを見て、また食っちゃ寝で11時間半。人間の細胞は28日周期で生まれ変わっているそうなので、私たち今、スイスとのハーフです。成田はさぞ暑い、と思っていたが、それほどでもなく、ほっ。気温20度以下で生活していた身にはあったかぁい。やっぱ、暑い。

怪我なく、事故なく無事帰国。梅雨明けの一番暑い時期をさけることもできました。今年のスイスの夏は雨が多く、雪も多く、花も遅いようです。でもスイスはやっぱりスイス。透明感のある空気。山々。氷河。私でも行けるハイキングクースの数々。来年もいくぞ!

朝食: おにぎり → パンとスープ
機内食1: おさかなの前菜、サーモンといかすみのパスタ、フルーツとゼリー
機内食2: ハムとチーズ、ヨーグルトとフルーツとパン(食事が終わった頃にオムレツを持ってきたのでお断りした)

歩数: 29日 6,183歩