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Wild Life 4

2003年8月 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2)に寄せて

*** ゆうこの夏休み ***
日程 都市 時間 FL イベント 結果 宿泊
8月3日 東京(成田)
シアトル
シアトル
15:20
8:10
13:30
NW008 往復で宮部みゆき10冊読破予定!

シアトルマリナーズ観戦。イチロー応援

イチローのタイムリーヒットで逆転勝利! シアトル
8月4日 シアトル
ピーターズバーグ
7:40
10:58
午後
AS65 (ケチカン、ランゲル経由)

ル・コンテ氷河ボートツアー(4H)

晴れ。グレーシャー・ブルーがきれいだ。 ピーターズバーグ
8月5日
ピーターズバーグ
ランゲル

17:59
18:20

AS064
ホエール・ウォッチング・ツアー(6H) 鯨さんたちとイルカさんたちに遊んでもらいました。 ランゲル
8月6日
ランゲル
ケチカン

18:51
19:21

AS064
trail ランゲル散策&Mt Deweyトレイル ケチカン
8月7日
ケチカン
シアトル

20:01
22:48

AS64
トーテムポール公園など散策。写真撮影 トーテム公園×3、ミスティフィヨルド国定公園のフライトシーイング。楽しかった。けど疲れた。ちょっとよくばりすぎたかも。 シアトル
8月8日 シアトル 14:10 NW007 帰国へ 4時間前に空港着。じっくりゆっくりのチェックにも耐えられました。
8月9日 東京(成田) 16:45 NW007 東京到着

2003年 8/3 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2):成田 → シアトル

2003080301.jpg13:10発のノースウエストでシアトルへ。ノースウエストは久しぶり。AAが同時多発テロ後、路線を廃止してしまったために、ユナイテッドとノースウエストの2路線だけになった。満席。
定刻にシアトル着。曇り、気温摂氏13度。
ホテルにトランクを預けてから早速セーフコフィールドへ。13:00開始だがセンター入り口のみ3時間前にOPENするので、練習を見られる!と思って、眠れなかった重いからだをひきずっていく。インターネットで予約したチケットを受け取る窓口will callが11:00OPENなので、仕方なくマリナーズショップをのぞいたりぶらぶら。


ここの球場は2年ぶりだが、イチローファンの多さにおどろく。2年前はマルチネスやブーンのTシャツをけっこう見たが、今はイチロー一色という感じ。特に女性と子供はほとんどだ。すごいなぁ。
チケットを受け取ったらすぐに球場へ。バックネット裏に行き、様子を見る。選手の子供たちのゲームに選手がピッチャーで参加しているらしいのをやっていた。長谷川がなげていた。
眠くて座ると睡魔が襲ってくる。8時間のフライト、ほとんどねむれなかったんだもの。始まるまではあちこちうろうろして寝ないようにする。
試合はイチローのタイムリーで逆転。その後追加点があり、マリナーズの勝ち。やっぱり現場は違う。声援、歓声、ウェーブなどなどまわりの人たちと一緒に盛り上がりました。楽しいゲームだった。
試合後、ダウンタウンまで歩き、マーケットなどをみてから夕食。タクシーでホテルへ戻り、明日の準備をして休む。
長い1日でした。

機内食:1.鶏のテリヤキ、2.やきそば
昼食:球場で寿司「イチロール」(ごはんに芯がありまずかった)、サーモンサンドなど
夜食:ダウンタウンのレストラン「KELLS」であさり、えび、かになど。Very Good

2003年 8/4 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2):シアトル → ピーターズバーグ

2003080401.jpg昨夜は爆睡。入浴後ベットの上に横になった瞬間寝ていた。夜11:30頃目が醒める。あんまりにもぐっすり寝たので1日以上寝てしまったのでは?とテレビをつけたりして日付を確認してしまった。
7:40のフライトだがセキュリティに時間がかかる、と聞いていたので6:00に空港へ。航空会社のカウンターも夏休みのせいか混んでいたが、それよりもなによりも手荷物検査ではびっくり。いけどもいけども列の最後がわからない。100メートルくらいはあっただろうか。列の流れは速い(通過まで30分くらい)がそれにしてもすごい人だ。
飛行機は予定通り11時前にピーターズバーグ着。ホテルに電話をして迎えにきてもらう。


2003080402.jpgここは漁業を中心とした小さな町。人がたくさんいたお店で昼食を買ってクルーズ会社へ。予約は1時。今日はル・コンテ氷河のクルーズだ。
船長はロン。客は私たちとスーとロイの夫婦。6人乗りのジェットボートで行く。
私は酔い止めバンドをして着くまでは寝てしまう。夫の「お?!」という声に目覚めて見ると、氷河の大きな塊が流れており、グレイシャーブルーがきれいだ。氷河から崩れ落ちた塊がだんだん増えていく中、ジェットボートはゴンゴンぶつかりながら、とてもゆっくりと進む。途中、まわりは氷河だらけになったが、砕氷船のようにぐいぐい進む。


南東アラスカは雨が多く「1年に400日雨が降る」といわれているところだが、途中からお日様が顔を出し、氷河に反射してきれいだ。
ロンがいろいろ説明してくれるが、エンジンの音と私たちの聞き取り能力の問題で、よくわからない。氷河に到着し、入れてくれたホットココアとブルーベリーマフィンがおいしかった。
桟橋に戻り、ホテルに荷物を降ろし、町の散策&夕食に出かける。すぐ町外れに。レストランがみあたらない。。。ホテルに戻って聞く。どうやら1軒しかない模様だったが、"Northen Lights"という名前が、うれしい...。

朝食:機内食 ホットサンドイッチ
昼食:おひょうのホットサンドイッチ、シュリンプバスケット
夜食:レストラン「Northen Lights」でクアムチャウダー、おひょうのフライ、スパゲッティ

2003年 8/5 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2):ピーターズバーグ → ランゲル

2003080501.jpg昨夜、お腹が痛くなり、お風呂で温まってからホカロンをお腹に貼って寝た。朝になったらなおっていてホッ。昨夜のオニオンリングの油にあたったのかなぁ。それにしても最近お腹がヤワだ。ビールには殺菌効果もあるとか。飲める人がうらやましい。
ホテルの簡単な朝食後、ホエールウォッチングへ。9時に港を出発後、もう一人いるから、と港に戻り、結局10時出発。今日の客は3名。もうひとりの彼女はマンチェスターから3ヶ月、アメリカ観光にきているそうだ。いいなぁ。


2003080502.jpgポイントにつくまでうつらうつらしていると夫が「あ、パフィンだ、パフィン!」の声。目をあけたときには既に通り過ぎていました。10羽ほどじたばたと飛んでいたそうです。さらにいるかをみたりしているうちに、小島の先にくじらが潮を吹いているのをまたまた夫が発見。ここで1時間くらいウォッチ。ボートはエンジンをきってじっとみているのですが、いつのまにかどんどんながされるとまた近くによせてくれます。2頭以上いたと思うのですが、確かな数は不明。シューシューと高くふきあげていました。


次のポイントへ移動。時計をみると1時半。サンドイッチにかぶりつきながら、目は水面に。とつぜんイルカが数頭、ボートのすぐ横を泳いでいきました。でっかい!今日の目的地についてしばらくじっとしていても鯨の影は無く、移動。少しいったところの島に鯨が居る、とロンがいうが私たち3人にはまったくわからず???状態。え?、どこ?と言っていたら突然「しゅー」という潮を吹き上げる音。直後にでっかいくじらが姿を現しました。ここでしばらく見てから、私たちの飛行機の時間もあるからと帰りだしたら、また別の鯨。こちらは2頭で会話しているように交互に潮を吹き上げ姿を見せるのでカメラマンは大変。どっちを見たらいいのか。。。

2003080503.jpg「よかったねぇ?」とかえりだし、ロンはすごいスピードでとばしていたら、今度はイルカ。10頭以上が船の周りをぐるぐるとびはねている。2?3頭づつがつぎつぎにぴょんぴょんと周りをはねるんで、これもカメラマンはきょろきょろ。飛び出してからシャッターを切るのでは遅いのだ。私たちに興味があったのか、しばらくぴょんぴょんしてから、離れていった。かわいい?!!!キャプテンのロンは、カメラを持った夫とマンチェスターの彼女に、「きっと飛沫だけが写ってるぜ」といって笑っていた。
この後、飛行機30分でランゲル着。ホテルとなりのビジターセンターで明日のアクティビティを調べてもらうが事前に旅行社を通して聞いた通り、いっぱいとのこと。まあ、大分疲れたので明日はのんびりすることとする。夕焼けがきれい。こりゃ、明日も晴れだ

朝食:マフィン、ジュース、コーヒー
昼食:私=ベーぐルサンド(ターキー)夫=ローストビーフホットサンドイッチ
夜食:私=サラダ、オニオングラタン、夫=NYステーキのレギュラーサイズ(我が家で作る2人分よりでかい)

2003年 8/6 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2):ランゲル→ケチカン

2003080601.jpg昨夜遅くに、やっとネットワーク接続に成功。接続には毎回苦労しているようだ。
旅行中は夫は相変わらず早起き。朝の散歩から帰った音で私は目が覚めた。普段はなかなか起きないのに。。。
今日は1日フリー。ビジターセンターにあるアクテビティの空き状況をみても午後出発の7時間コースくらい。今夜ケチカンへ移動する我々が参加できるものは無い。
朝食後、徒歩15分のビーチへ。ペトログリフという絵文字が海岸にあるというので見に行く。途中からどこかのでかい犬がついてきた。というより我々をガイドしてくれているかのように先にたって歩く。(ちなみに私は犬がきらい=怖いのです)で、おかげ(?)で迷うことなく到着。
絵文字はナスカの地上絵のように厳しい線の幾何学模様中心。保存状態がよいものを観光用に飾ってあるが、海岸に無造作におきっぱなしになっているものもあり、ちょっとしたお宝さがしのようで楽しい。こんな堅い石にどうやって書いたのだろうか。

2003080602.jpgホテルに戻りチェックアウトしてからチーフシェイクス島へ行く。トライバルハウスというクリンギット族の住居後を復元した建物を見る。
昼食後はトレイル。Mt.DEWEYという「裏山」に登ったり、ボランティア・トレイルを少し歩いたりする。空は快晴。木々を吹き抜ける風が気持ちよい。遠くの雪を頂いた山々が青空に映えてきれいだ。日差しも強く、ここがアラスカとは思えないような天気。会う人毎に「よい天気ね」「あなたがたはハッピィよ」とのあいさつ。黙って通り過ぎる人はまずいないフレンドリーな町だ。
強い日差しに二人とも顔も腕も真っ赤にして空港へ。疲れた。今度はもっとゆっくりしたい町だ。

朝食:マフィンにソーセージorベーコンとエッグサンド
昼食:トマトとサラミのピザ、トマトスープ
夕食:あさりの酒蒸し、タラバ、牡蠣

2003年 8/7 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2):ケチカン → シアトル

2003080701.jpg昨夜ホテルについたのが20時過ぎ。チェックイン後、電話をして明日のトーテムバイトツアーの予約がとれたのが21時近く。お腹がすいた?。
で、明日朝8時にダウンタウンのクルーショップへこい、とのことなので、7:45にタクシーを呼んでもらっており、あわただしく出発。行ってみてわかったのですがクルーショップではなく大型豪華客船のとまっているドックにこい、とのことでした。巨大な船の前に観光バスがずらり。業者もいっぱい。私が頼んだのはどれ???と聞いてみるが「そのバスは7:30に出た」とか「そんな会社はない」との返事。ええ???、早起きしてきたのに。ビジターセンターで9:00に別のバスがあるといわれしかたなくそれを予約し、よくよくみると別の公園行き。さらに変更してもらったら10:00出発とのこと。ちょっと凹む。。。でも皆さん、とっても親切でした。

2003080702.jpg時間まで近くの川(ケチカンクリーク)を見る。遡上する鮭が群れをなしている。結構な急流なのにのぼっていく鮭におもわず「頑張れ!」と応援。
10時にやっと出発。現地まで約30分。空は澄み、公園の緑、海の青、ちょっぴりある真っ白な雲。それからトーテムポール。ひっそりとした、佇まいでいい感じのところでした。クランハウスもなかなかです。
ダウンタウンに戻り、午後からフライトシーイングを頼む。13:30からとのこと。私は小型飛行機に弱いので昼食はフライト後にすることにして再度川へ。なんとあんなにいた鮭の数が激減。鮭が移動する時間って決まっているんですね。

ミスティ・フィヨルド国定公園へフライトシーイング。予想よりず???っと楽しかったです。切り立ったがけや氷河をみたり、途中の高地の池に降りて写真撮影。大迫力でした。あきらめないでいけるかどうか聞いてみてよかった?。私は両手に酔い止めバンド。途中、ツボを押しながら下を見ている。ちょっとあぶないか、という時のフォトストップ。途中マウンテンゴートが見えたり、イーグルが見えました。(一部私はみていません、ぐすん) 2003080703.jpg

この後、シティパークまで送ってもらい、トーテム遺産センターを見る。ここにはかつて人々の生活の中にあったトーテムポールを保存。その風化した色と表情に、今まで見てきたカラフルなものと、その持っている重さの違いの大きさに、胸にずしんと感じました。やはりレプリカと本物は違います。
忙しかったケチカン観光も終了。あせったけれど、充実した1日でした。今度はもっとゆっくりしたい。
空港へはフェリーシャトルで渡り、いつもの長い綿密なチェック。ピーターズバーグ、ランゲルと見てきた私にはケチカンはとっても大きな空港にでした。

朝食:ホテルのサービスのジュースとペストリー
昼食:(というかこの後食べたのが)Subwayのハム、たまごサンドイッチ
夕食:(というか遅い昼食と早い夕食を兼ねて)レストランアナベルで;カキフライ、あさりの酒蒸し、スモークサーモンのスープ


2003年 8/8-9 Wild-Life:アラスカ・南東海岸への旅(Part2):シアトル → 成田

8/8

ゆっくり起床。昨夜は空港着23時頃。24時前にはホテルの部屋に入ることができた。空港近くのホテルにしてよかった!
私は疲れているのと明日は帰らなくちゃいけないというつまらなさから何となくいらいら。さっさと寝てしまう。夫はネットワーク接続にひとりであれこれやっていた。
すっきり起床。きのうまで私よりかなり早く起き、散歩まで行っていた夫はぴくりともしない。天気予報を見ると台風が高知に接近しているもよう。飛行機、大丈夫かな。8/10は東京湾花火でうちのマンションは屋上で住民みんなで納涼会なんだけど。
朝食後かなり早いが空港へ。外はさわやか。シアトルも週末は雨だそうだ。ノースウエストのカウンターは大行列。混雑状況を取材しているらしいテレビカメラまできていた。ペーパーチケットに比べ、Eチケットの列は短く「日本からもEチケットが買えるといいね」と話しながら待つ。40分以上待ってやっと私たちの番になったら係員から「これはEチケットだ」といわれがっくり。さんざん並んだのに。思い込みはいけませんね。ところで飛行機はオーバーブッキングで席がないのでボランティアで明日帰らないか、と言われる。「え??!!」という私たちに係りお姉さんはにっこりして「Everyday」。プラス500ドルのお小遣い。絶対帰る、と頑張る。週末便のために5千円プラスで払っているのだし、延泊するならアラスカでなくっちゃ。それに今日のマリナーズの試合はアウェイなのでシアトルに泊まる意味はなにもないもの。で、くれた席が62Bと62J。もうちょっと遅く空港に着たらどうなっていたんだろ。。。
でお決まりの綿密な手荷物検査。夫の大量なフィルムをひとつひとつハンドチェック。搭乗口までの地下鉄4本分待ちました。長い。

朝食:卵、ベーコンとフルーツ
機内食1:ビーフ照り焼き風味、スモークサーモン
機内食2:チャーハンor卵とソーセージ

8/9

飛行機は満席。まわりに日本人はほとんどいない。空港にはけっこういたように思ったのですが。。。
うしろの座席ではbabyがずっと泣き叫んでいました。私たちは持参のノイズキャンセラー付きヘッドフォンを着用しひたすら読書。外はずっと雲ばかりで、アラスカの大地はまったく望めませんでした。
東京が近づくと雨雲になり、着陸前の約30分間、飛行機はけっこうゆれましたが、ランディングはなめらかでとっても上手な機長さんだったようです。入国審査後の税関で「申告するものはありませんか」ときかれたついでに「台風は?」と聞くと「今頃は新潟辺りですよ」の返事。ほっ。
今回は急に思い立っての旅行。事前準備の不足もありましたが、アラスカの懐の大きさと、人々のやさしさのおかげで楽しい旅行をすることができました。あちこちでもらってきたパンフレットやシティガイドブックをみながら、次回はあれをしよう、これもしようと楽しく話しながら帰ってきました。


さて、明日はウチの近くの温泉に行こうっと。