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Croatia

2011年 7/26 アドリア海の旅:ブレッド湖 → ドブロヴニク

201107260004.jpg昨夜は時差ボケもあり、ほとんど1時間おきに目が覚めた。横になっているだけでも、とごろごろしているも、外があかるくなってきたので、一眼レフのカメラをセットし、ライトアップされたブレッド城と湖を何カットか撮る。
5時半には我慢の限界。起き上がって準備完了。お散歩に出発。けっこう涼しい。お散歩の人、ジョギングする人、釣り人と大勢とすれ違い、ごあいさつ。
朝食は同じGPのIさんとFさんとご一緒。今回は添乗員を含めて10名。




201107260002.jpgホテルの近くのほとりから、ハプスブルグ家から造船を許可されたおうちの末裔のお兄様の手漕ぎボートで聖マリア教会まで行き、上陸。スロベニアの若いカップルたちの夢は、ここの教会で結婚式をあげること。99段の急な階段を新郎が新婦を抱き上げて上るそうだ。新郎は大変。
私たちは自分の体だけでもゼイゼイ。幸せになるというこの教会の鐘を順番にならした。



201107260003.jpgその後、断崖絶壁に建つブレッド城へ。ここからの景色もすばらしい。
スロベニア(Slovenia)は国名にloveが含まれるので「愛が国の中にある」で売り出しているそうだ。ハートの形のおみやげ物がたくさんあった。

次にクロアチアに向かう。クロアチアのEU加盟は数年後、ということで国境で両国の印を押してもらう。お金もユーロではなくクーナなので両替をする。
首都ザグレブ着。市内観光に行く。街の中はちょっと汚いところもあるけど、15年前まで長い紛争からの復興途中。市場は果物や野菜、工芸品を売るお店でにぎわっていた。



201107260001.jpg
ネクタイはクロアチアが発祥の国だそうで、老舗のネクタイ屋さんへ。夫はもうあんまり使わないので、自分のスカーフを購入。
観光後、市内のレストランでイタリアンの夕食。ここは何でもビックサイズ。おいしいけどでっか?い。みんな半分も食べ切れなかった。残してごめんなさい。

食後、空港に行き、満席の飛行機でドブロブニクへ。いよいよ「アドリア海の真珠」の街に到着。
ホテル着23時。めちゃめちゃ眠い。ここは2連泊。ちょっとほっ。デラックスホテルだ。

朝食:サラダ、ハム、チーズなどのビュフェスタイル
昼食:ドライブインでサラダ、パスタなど
夕食:トマトスープ、ラザニアと焼き野菜、デザート

2011年 7/27 アドリア海の旅:ドブロヴニク → コトル → ドブロヴニク

201107270003.jpg朝、部屋から外を見る。アドリア海に面したすてきなお部屋。オレンジの瓦に白い壁の家並みが見え、とってもきれい。こんなところでのんびりしたいな。
リッチな朝食後、アドリア海の真珠といわれるドブロブニクの旧市街の観光へ出発。この旅行の目玉のひとつ。はじめにバスで旧市街全体を見渡せるところでフォトストップ、次にスルジ山のロープウェイに登り、この街全体を見る。
次は歩いて観光。自由時間に城壁に上り、海を臨む街をぐるっと一周。きれいだ。この世界遺産の中に暮らしている人々がいて、洗濯物がはためいている。^^



201107270002.jpg自由時間の後はクルーズで、今度は海からこの街を眺める。どの角度からもきれい。真っ青な空、白い雲と赤い屋根白い壁のコントラストが鮮やかで、思わず「来てよかったぁー」とみんなと声をかけあった。

シーフードのランチの後は、隣国のモンテネグロのコトルという小さい街へ。フィヨルドに面した小さい街。13世紀のままの街並みは道は狭く、ハリーポッターに出てくるダイアゴン横丁のよう。この街の最大の見ものは山の上まで続く万里の長城のような城壁。常にあちこちから攻め込まれていたこの街の歴史がしのばれる。
クロアチアもスロベニアもモンテネグロも、明日通過するボスニアヘルツェゴビナもみんな旧ユーゴスロビア。紛争のなごりが建物のあちこちに残っている。添乗員さんの話では、彼女がはじめて来た9年前に比べれば、これでもずいぶんきれいになったそうだ。


201107270001.jpg元々西欧諸国の保養地だったアドリア海の街々。ここ数年、やっと観光客が戻ってきはじめ、それに伴い海外に脱出した若者たちが国に戻ってきているそうだ。
ドブロブニクのホテルに戻るため国境に。私たち日本人はリストと添乗員さんのパスポートだけで通過できたが、おとなりのバスのモンテネグロ人は全員降りて入国管理局でチェック。荷物検査までしていた。この地域の微妙な政治情勢を目の当たりにする。

夕食は大皿いっぱいのムール貝。ホテル着21時。今日はこれでもきのうより2時間早い。ゆっくり眠れそうだ。

朝食:サラダ、チーズ、ハムなどのビュフェスタイル
昼食:タコサラダ、魚のグリル、クレープ
夕食:魚のスープ、大皿いっぱいのムール貝、プリン

2011年 7/28 アドリア海の旅:ドブロヴニク → スピリット

201107280003.jpgまだ時差ボケ。夜中の1時半まではぐっすり寝たが、その後はほとんど寝られず。とにかく横になって体を休める。
今日の午前中は移動のみ。バスの中で眠ることができる。途中、ボスニアヘルツェゴビナ領を通過。ここのスーパーでトイレ休憩。お店でアドリア海のお塩やクロアチアの魔法の調味料、ヴェゲタなどお土産を買う。
クロアチアへの再入国に少し手間取ったが、何とか通過。この後のトロギールまでの道路が大渋滞。ランチが遅れるからと、添乗員さんからクロアチアのチョコレートの差し入れてくれた。
で、1時間遅れでやっと到着。まずランチを食べてから、街の観光開始。
トロギールもスピリットも旧市街が世界遺産。ドブロブニクより更に古い街。城壁、塔、教会などをガイド付きで見学した後、自由時間に街の中をうろうろ。
トロギールで塔に登ったが、結構急で、階段は年代物、ちょっとこわかった。


201107280002.jpg街はドブロブニク、コトル、トロギール、スピリットと4つの世界遺産を見学した。それぞれ特徴はあるものの、オレンジの瓦屋根、白い壁、石畳、狭い路、とヨーロッパ独特の雰囲気。
タップリ楽しみました。

今夜のホテルはスピリット。シャワーをあびてから夕食。今日も目いっぱいで疲れたぁ。

朝食:ハム、チーズ、フルーツ、ヨーグルトなどのビュフェスタイル
昼食:野菜スープ、シーフードリゾット、サラダ、アイスクリーム
夕食:コンソメスープ、チキングリル、ケーキ


2011年 7/29 アドリア海の旅: スピリット → プリトヴィッツェ

201107290004.jpg朝、窓の外を見ると雨。それも路面にハネ上がるほど強い。遠くでカミナリも聞こえる。この旅行初の雨だ。
もっとも今日の午前中は4時間かけて移動。プリトビッツェ湖群国立公園は4時間先のところなので、大丈夫でしょう。添乗員さん曰く「なでしこジャパンはあきらめない」。
その言葉通り、プリトビッツェ湖群国立公園に近づくにつれ雨はやみ、マスのおいしいランチ後、ハイキングに出発する頃には雨はすっかり上がっていた。


201107290002.jpg今日のプリトビッツェ湖群国立公園はたいへんな混雑。(帰りに添乗員さんが聞いたら9千人だったそうです)ここは人気のエリアだし、夏休みだし、で狭い歩道、木道は行列。写真を撮るのに立ち止まると、大勢の人が追い抜いていき、GPとはぐれてしまいそう。
でも景色はすばらしく、最初はくもっていたが、水の色はエメラルド・グリーンに輝いている。水の中をのぞくと魚が群れている。マス、鯉だそうだ。九寨溝と同じように倒木がそのままの姿で沈んでいるが、ここには普通の魚が住むことができている。


201107290001.jpgここ1週間ほどの間に雨が降ったそうで、水量も多く、たくさんの湖もなかなかの迫力だ。
ハイキング後半には青空が現れ、陽がさしてきて、広い公園、湖と滝、木々の緑がとてもきれいでさわやか。
今はテレビやビデオで何でも見ることができるけれど、やはりこの空気感、水音、滝の水しぶきは来なければ。。。と同行の人たちと話す。
約4時間、たっぷり楽しみました。

ここからバスで1時間ちょっと走って、今夜のホテルへ。ドライブインの小さなホテル。夕食後、早々に休む。

朝食:ハム、チーズ、ヨーグルトなどのビュフェスタイル
昼食:マッシュルームのスープ、マスのグリル、りんごパイ
夕食:ブロッコリーのスープ、仔牛のソテー、サラダ、デザート

2011年 7/30 アドリア海の旅: プリトヴィッツェ → リュブリアーナ

201107300003.jpgいよいよ観光最後の日。8日間、といっても行きと帰りに3日かかるので、観光は実質5日。
今日の午前も移動。プリトビッツェ湖群国立公園の郊外のホテルを7時半前に出発。陸路クロアチアの国境を越えスロベニアに戻り、ポストイナの鍾乳洞に着いたのは11時半。
とってもかわいいレストランでサーモンのランチ。
ポストイナ鍾乳洞はクロアチアで一番大きな鍾乳洞。入口から2キロ、トロッコで行く。これがかなりなスピードでディズニーランドのようだ。頭の上は何千年の歴史をきざむ鍾乳洞。天井が低いところがところどころあり、スリル満点。


201107300002.jpg降りてから約1時間の観光。スロベニア語、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語の札のところで待っていると、それぞれガイドが来て、説明してくれる。鍾乳石1センチ伸びるのに100年。とてつもなく長い時間をかけて作られた世界だ。
プロメテウスという目が退化した手足がある魚が住んでおり、ここのキャラクターになっている。コンサートホールと名付けられた広場で観光終了。コンサート会場ならば、と私たちは本日誕生日のSさんにハッピィバースデイを歌った。
外に出たら雨。ギフトショップを見ているうちにあがった。


201107300001.jpgスロベニアの首都、リュブリアーナに到着。ケーブルカーで展望台へ。ここは人気の結婚式場で、土曜日の今日は30分に1組の結婚式があるそうです。ここにいる間に3組のカップルをみました。
この後、旧市街の建物などを観光。ここはオーストリア統治時代の影響でザルツブルグに似ているとか。マリアテレジア好みのクリーム色の壁の建物がオーストリアチックなんだそうです。
バルカン半島の国々はオスマントルコ、ヴェネチア、オーストリアなどなど大国に囲まれ、侵略され続けた歴史で、スロベニア、クロアチア共に自民族の国家は今初めてとのことです。それぞれの国々のためにも、旅行者のためにも平和が続いてほしいものです。

夕食はサヨナラパーティ。9人という小さいGPでしたが、明るい方々ばかり。添乗員さんは経験豊かで、旅はもちろんスムーズでしたが、お話もとても楽しく、素敵な旅ができました。みなさん、ありがとうございました。

朝食:ハム、チーズ、ヨーグルトなどのビュフェスタイル
昼食:魚のパテ、サーモングリル、フルーツ
夕食:ビュフェスタイル サラダ、クリームスープパスタ、温野菜、ケーキ