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1999年 Morocco 世界遺産めぐり 3000kmの旅:

ラマダンの夜

真夜中にトイレ休憩でついた町では、夜中 というのにお店の中は男性でいっぱい。食事をしたりトランプをしたりおしゃべりをしていた。それも全部男性。お店には飲み物やケーキなどがたくさんならんでいるが売り子も男性。昼間に比べてずっと活気があるからおもしろい。ラマダン中の夜中のカフェなんてめったに見られない、と思うとおもしろいことばかりだった。モロッコ人もトイレに長蛇の列の日本人をおもしろそうに見ていた。
ラマダンは今年は12/20-1/18とちょうどお正月にかかっている。日の出から日没までは食べ物、飲み物はいっさい口にしない、というラマダン(断食月)、イスラム暦は西暦に比べると多少短いので年によってずれていくが、冬のラマダンは夏に比べる日照時間が短いので楽なんだそうである。また、日没後に飲む一杯の水が本当においしいという。 1999-nightbus240180.jpg
ちなみに今回の旅行中、このラマダン、陰に陽に影響を受けた。17:00すぎ頃にはホテルには職員はほとんどいない。お金を換えることもできないし、売店で買い物もできない。みんな食事をしているのである。道路もお店もがらがらになる。この夜、バスの中で同行の公認ガイド、アブドラ氏がものを食べているのが何かものめずらしかった。おかしな事だが12/27に彼に会ってから6日もたつのに、彼がものを食べているのを見たのはこの夜が初めてだったのだ。

19時間後にホテル着


1999-jnum240180.jpgバスの中でうつらうつらしながら私は風邪でせき込む仲間の苦しそうな咳とドライバーの「ツーリスト」という太くてがっしりした声を何度も聞いた。あちこちで検問がある。その度にドライバーがおまわりさんに答えているらしい。

ふと目をあけてみるとさっきまでの細くて暗い道と違い、広い道路をゆうゆうと走っている。街灯がきれいだ。けっこう大きな町を走っているらしい。フェズだ。 着いた。ホテルに着いた。明け方2時半。 バスからおりてドライバーと握手する。「シュックラン」(ありがとう)というと微笑んでくれた。朝から19時間近く、たった一人で運転してくれたのだ。